MONG@の四国お遍路

2000.9.28
   
 
第42番・一果山 仏木寺(毘廬舎那院)
 
仏木寺は第41番龍光寺から北西に歩いて1時間、宇和町に抜ける歯長峠の麓に近い。
県道わきに二層の立派な山門が建っているので見逃すことはない。
弘法大師はこの地で、牛を引いた老人に会う。
牛の背に乗るように勧められる。
疲れていたので乗ると、牛は大きなクスノキの前まで来て動かなくなった。
よく見ると、自分が唐に留学中に空に投げたのとそっくりの宝珠が、クスの梢にぶら下がっていた。
霊感を得た大師は、このクスの大木で大日如来を刻み、ここに寺を建てる。
近辺の農家では今も、家畜の病封じに御利益があるとお参りする。
愛媛県北宇和郡三間町字則273(JR土讃線宇和島駅下車、バスで40分)
開基=弘法大師
本尊=大日如来
県道沿いに建つ立派な仁王門は、元禄年間(1688〜1703)に再建された。
正面の本堂は淺野内匠頭と江戸城内で饗応役を務めた吉田藩三代目伊達若狭守が享保13年(1728)に建てた。
本尊の大日如来雑煮は「建治元年7月25日大仏師東大寺流の僧」の銘があり、鎌倉時代の寄木造り。
左に大師堂があるが、ここの大師像には「正和4年10月5日開像」の胎内銘があり、やはり鎌倉時代の作という。
藁葺きの鐘楼は珍しい。
正面が納経所、左は本坊。
手前から不動堂、聖徳太子堂、その奥に家畜堂がある。