MONG@の四国お遍路

2000.7.14
   
 
第60番・石鎚山 横峰寺(福智院)
 
西日本の最高峰、石鎚山(標高1982m)の北側8km、標高700mの渓谷にある。
四国88カ所のうち3番目に高い。
古くから修験者の行場だった。
寺の言い伝えでは、役行者小角が白雉2年(651)、蔵王権現を刻んで草庵に納めた。
天平年間(729〜748)にはいると、僧行基が大日如来を彫り、その胎内に役小角の像を納めている。
弘法大師は大同年間(806〜809)に入山、寺の右手を500mほど登った星ケ森で厄除けの星供養をし、大日如来を刻んで伽藍を建てた。
四国お遍路をしていていると、四つの「関所」がある。
「関所」に来ると、悪事をした人、邪心のある人は大師のとがめを受けて、それ以上進めなくなる。
横峰寺もそんな「関所」の一つで、ほかに第19番立江寺、第27番神峰寺、第66番雲辺寺がある。
愛媛県周桑郡小松町石鎚2253(JR予讃線西条駅下車、バスで40分)
真言宗御室派
開基=役小角
本尊=大日如来
第59番国分寺から20km、国道11号沿いに並ぶ第61番香園寺から64番前神寺までをを先にお参りするか、まず横峰寺に上がってしまうか迷う。
いずれにしても、第62番吉祥寺近くから県道を南に黒瀬峠を越え、黒瀬ダムの三叉路を右折する。
すぐ石鎚ロープウェー方面と横峰寺方面との分かれ道に来る。
黒瀬ダムを左に見て坂を登る。
ダムの左手の県道は西条市に。黒瀬峠越えより道はよい。
上ノ原のウスキモクセイの巨木は西条市の天然記念物になっている。
この先からは大型バスは入れず、乗り換える。
杉木立の入る辺りに新居森林組合の”関所”があり、乗用車は1800円を払って「平野林道利用許可証」をもらわなければ、4kmほど先のお寺の駐車場まで行けない。
自転車で登る青年に出会ったが、「二輪350円」とあった。
駐車場からお寺までの歩いて10分の遊歩道には、「山草及び樹木は絶対に取らないで下さい。森林組合」の看板があった。
春には山菜採りの人をよく見かける。
ときには、霧が出て道に迷う騒ぎもある。
横峰寺の守り神「妻白大明神」まで来ると、お寺まであと100mほど。
正面本堂には弘法大師作と伝えられる大日如来がある。
右は庫裏。
大師堂でで見かけた老夫婦は白装束だ。
どこから来た人だろう?
境内を丁寧に回っていた。
大師堂の前に並んだお地蔵さん。
どのカゴにも硬貨が入っていた。
本堂わきの急な石段を降りると、正面が納経所。
山門はこの左手にある。
石鎚神社の別当寺だったが、明治の神仏分離令で石鎚山西遙拝所になったこともある。
ちなみに、石鎚山東遙拝所は石鎚ローウェー頂上駅の上にある。
杉木立の中に建つ山門。
辺りは昼でもうす暗い。
いかにも修験者の山らしく、昔は女人禁制だった。
山門に通じる遍路道には、お地蔵さんが祀ってあった。
この道は、松山自動車道小松インターに近い、第61番香園寺から妙之谷川に沿っていて、ここを登ってくる人は、歩き遍路さんかハイキング、登山客に限られる。