MONG@の四国お遍路

2000.7.25
   
 
第65番・由霊山 三角寺(慈尊院)
 
三角寺は「菩提の道場」と言われる伊予路の最後のお寺だ。
松山自動車道・三島川之江インターで降りると、そのまま南に向かい、同自動車道をくぐって、三角寺への山道にかかるコースを取った。
これとは別に、いったん国道192号沿って走ったあと、西に向かって別の山道を取るコースもある。
いずれにしろ、途中から合流する。
紙の街、川之江が眼下に出来る。
東の方には、松山自動車道から分かれて谷間をまたぐように走る高知自動車道も見える。
三角寺は伊予の関所寺と言われてきた。
どんなに罪深い人でも、ここにお参りすると、罪を許され、いよいよ「涅槃の道場」讃岐路への道が開ける。
愛媛県川之江市金田町三角寺甲75(JR予讃線伊予三島駅下車、バスで30分、さらに徒歩で50分)
高野山真言宗
開基=僧行基
伊予路の最後のお寺、三角寺は平石山(標高826m)の中腹にあり、山道の途中で川之江の街が一望できる。
近くに金砂湖県立公園がある。
東の方角には、谷間を跨ぐ巨大な高知自動車道の高架橋が見える。
ミカン畑を抜けて登り詰めた先に大きな駐車場がある。
乗用車は200円取られる。
料金を入れる箱が置いてあるだけで、管理人はいない。
そばに領収書が重ねてあった。
駐車場の正面に、山門に通じる急な石段がある。
あまり急なので、登る人も降りる人も中央の手すりを使う。
そうすると、すれ違うとき、自然に挨拶する。
お遍路泣かせの「関所寺」だけに、山門を見上げて思わず「よくここまで来たものだ」と言う気になる。
階段を登ってきて、まだ気力のある人はここで「ゴーン」と鐘を打つ。
30度を超す暑さにもかかわらず、訪れる人の絶えない本堂。
寺伝によると、聖武天皇の勅願により僧行基が天平年間(729〜749)に開かれ、弘仁6年(815)に弘法大師が十一面観音像を安置したという。
大師はここに三角形の護摩壇を築いて21日間、国家安康を祈願、四国ではただ一カ所、ここで降伏法の秘法を修行した。この三角の池がその跡、と言う。
お寺の名前にもなった三角池のそばに建つ立派な客殿。
嵯峨天皇(在位809〜823)が厚く信仰、寺領は300町歩、山内に12坊を持つ大きなお寺だった歴史もある。
境内のアジサイの下に隠れたかわいいお地蔵さん。
山門から見下ろした急な石段。
この寺の本尊は「安産子安の観音様」で、子宝に恵まれない人は、お寺の台所から「しゃもじ」を盗んで帰り、夫婦でご飯を食べると子供が産まれる、という言い伝えがある。