MONG@の四国お遍路

2001.2.8
   
 
第79番・金華山 天皇寺(高照院)
 
崇徳天皇(1119〜1164)は鳥羽天皇の第一皇子として4歳で即位、22歳で退位させられる。
鳥羽法皇の死後、後白河天皇と皇位を争う。
保元の乱(1157)だ。皇室では皇位継承に不満の崇徳上皇と後白河天皇が、摂関家では藤原頼長と忠通が対立、崇徳・頼長側は源為義・平忠正の軍を、後白河・忠通側は源義朝・平清盛の軍をを味方に付けて争うが、崇徳上皇は敗れて讃岐に流され、白峰の麓にあったこの寺の末寺で過ごす。
上皇は46歳で亡くなる。
都から指示があるまでの20日間、柩は近くの泉に置かれたのち、白峰寺に葬られる。
参道を登ると、崇徳上皇を祀る白峰宮の赤い鳥居と天皇寺を示す大きな石碑が目に入る。
香川県坂出市西庄街八十場1713−2(JR予讃線八十場駅下車、20分)
真言宗御室派
開基=弘法大師
本尊=十一面観世音菩薩
JR八十場駅の南の小高い丘にあり、広い参道ではお遍路さんの車に出会った。
参道を登ると、崇徳上皇を祀る白峰宮の赤い大きな鳥居と並んで、「天皇寺」と記した大きな石碑が見えてくる。正面は神社、左に本堂、大師堂、右に客殿、納経所などがある。
本堂の前でスケッチする青年。
寒風の中、描いた絵を売ってはお遍路を続けている。
「逆打ちで歩き始めたばかり」と言っていた。
弘法大師はこの地で霊感を感じ、十一面観音像などを彫って納めた、という。
境内は手入れが行き届き、客殿の右手に納経所があった。
参道から北東を向くと、崇徳上皇が葬られた白峰寺のある五色台が見えた。