MONG@の四国お遍路

2001.2.23
   
 
第88番・医王山 大窪寺(遍照光院)
 
四国霊場の結願所、大窪寺へのお参りは日は雪だった。
讃岐から阿波に抜ける峠道は朝のうち、どこも凍結していた。
県境に近い矢筈山(標高787m)の麓にある寺への道は、特にひどい。
名古屋から車で来たお遍路さんは、峠の下に車を置いて、バスで訪れていた。
こんな日でも、歩いて訪れる人がいる。
雪の積もった大師堂で、若い「歩きお遍路さん」が一心にお経を唱えていた。
寺伝によると、僧行基が養老年間(717〜723)、阿波と讃岐を往来する旅人のために草堂を建てたのが始まりらしい。
のちに弘法大師が矢筈山の岩窟で修行、薬師如来を彫って納めている。
山岳仏教の聖地とされてきた。
香川県大川郡長尾町多和字兼割96(琴平電鉄長尾線長尾駅下車、18km)
真言宗大覚寺派
開基=僧行基
本尊=薬師如来
この日、大窪寺への道は凍りついていた。
雪道を何とか無事に登ってきて、「あ〃」遂に来ました結願所、大窪寺。
大窪寺は矢筈山(写真正面)南斜面にある。
弘法大師はこの山の岩窟で修行、唐から帰ると、恩師恵果阿闍梨からもらった錫杖を納めたという。
鐘楼型の山門をくぐって訪れた参拝客は寒さに震えていた。
境内の凍りついた石段に残るお遍路さんたちの足跡。
雪景色の中で、お地蔵さんの衣装がとてもカラーフルで楽しい。
大師堂では、雪道を歩いてきた若いお遍路さんが祈っていた。
本堂に掲げられた大きな額を見ていると、四国巡礼1400kmの光景が走馬燈のように思い出される。
88カ所を回りきって、納経所の縁でひとり弁当を開く若者。最近、こんな若者が増えている。
何が巡礼へと旅立たせたのだろうか?
土産物店はこの日、さすがにお客はまばら。
それでも中にはいると。
88カ所を回り終えた開放感から、ついついお土産の数が増える。
途中の額峠付近の湧き水、「讃岐の名水『大師の水』」を土産代わりにする人もいる。
「水道の水と違って美味しいので、お茶に使ったりご飯を炊いたり、家族に喜ばれます」とこの女性は言っていた。