7月6日(再・9日)は、癒しの山里「五名ふるさとの家」レポート.
徳島との県境に近い東かがわ市の山里にある、「産直カフェ五名ふるさとの家」。ジビエ料理を提供するカフェと、地元の野菜などを販売する産直コーナーが併設されています。
店内に入ると、ほんのり木の香りが。全て五名産木材を使用しているそうです。
産直コーナーには、とれたて野菜や手作りの総菜、加工品など。イノシシやシカ肉のスライス、ミンチは冷凍で通年販売しています。五名では、害獣といわれるイノシシ・シカ肉の加工・販売に長年取り組み、その肉質の良さは定評がありますが、3年前にふるさとの家がオープンしたことで、より気軽にジビエ料理を味わえるようになりました。
ランチにいただいたのは、イノシシと鹿のジビエハンバーグ。外はカリッ、中はフワッ。噛むたびに旨味を感じます!
店長を務める飯村大吾さん。
北海道で育ち、全国各地や海外でのヒッチハイクの経験を経て、6年前に五名に移住。林業研修生として薪事業、炭焼き、原木しいたけ、イノシシの解体技術を学びました。2年半の研修期間が終わる頃、ふるさとの家オープンが決まり、立ち上げに向けた地域での話し合い、建物の建築などにも関わってきました。
飯村さんは、「イノシシ解体、林業で学んだことがひっくるめて生かせて、いろんな人とつながり、伝えていけるのでは」と思い、店長に手を挙げたのだそうです。
お店の運営と並行して、飯村さんは猟師の仕事もしています。猟師仲間から連絡が来たら、すぐに解体作業に直行。素早く処理をして、1時間以内に冷蔵庫に入れます。「シンプルに、美味しい肉を作りたいんです。飲食店やお客様の手に届き、美味しいという反応をいただけたとき、一番やりがいを感じます。」
五名に定住しようと決意したのは、仕事の魅力だけではなく、住む人の魅力も大きかったと言います。
「五名の人って、常に笑っていますね。あと、どんなやつ入ってきたんかな?という壁が、不思議なことに全くない。受け入れてくれた心の広き五名の人には感謝しています。」
実は、スタッフには飯村さんの同郷・北海道出身の方が二人いらっしゃいます。奥様の遊宇さんは、「2歳と4歳の子どもたちは、自然に触れられるのでいい環境かなと思っています。北海道から来ていて、親も近くにいないけど、おばちゃん達が見てくれたりとかするので助かってますね。」
もうひとりが、飯村夫妻とは高校の同級生だった、シェフの上田亜哉人さん。「2年前、飯村くんに「カフェやるから一緒にしない?」とスカウトされ移住しました。
ウェルカム精神いっぱいの五名の方たちが、いつも助けてくださいます。」
7月31日(日)には、オープン3周年記念マルシェを開催!
旬の野菜、自家製アイス、手作りスイーツの販売のほか、イベント限定 お野菜たっぷりジビエランチを味わえますよ。
「産直カフェ 五名ふるさとの家」
場所:東かがわ市五名1400
TEL:0879-29-2832
営業日時:金・土・日・月 8:30~16:00(ランチは11:00~14:00)
※夏のマルシェ3周年記念フェア
7月31日(日)10:00~14:00