土木・建築の最新技術を体験!四国インフラDX人材育成センター.
高松市牟礼町にある、国土交通省四国地方整備局四国技術事務所。
河川、ダム、砂防、道路、公園などの整備管理に関する技術的な支援拠点で、建設技能を習得する総合技術センターとしても機能しています。
2月2日に完成した「四国インフラDX人材育成センター」で
土木・建設のデジタルトランスフォーメーション(DX)技術を体験してきました!

事務所長の田中元幸さんが迎えてくださいました。

「現在建設業は人手不足という大きな課題がありまして、今、デジタル技術を活用しながら省人化、省力化を図る“インフラDX”という取り組みを進めています。 この施設でデジタル技術を体験・習得してもらい、建設現場で活躍する人材を育成することを目的にしています」
それでは早速、最新技術を体験させてください!

まずは・・・ドーム型画面に、ドローンが映っていますね。
「このドローンを操作して、橋梁の点検をするのを体験できるシミュレーターになっています」

コントローラーを操作すると・・・ドローンが飛び上がりました!
橋の下に回り込み、近づいて、ひび割れなどがないかチェックしていきます。
足場を組んで目視で確認するのに比べ、安全性・スピードとも各段に向上していますよね。
続いては、「バックホウシミュレーター」。
「一般的にはパワーショベルと呼ばれる機械です。危険なところ、災害現場とか、なかなか人が近づけないところにリモコンの大きな建設機械を据えて遠隔操作する訓練シミュレーターです」

ご覧の通り、ゲームセンターにあるドライブゲーム風。
「重機でGO! ダンプトラックに盛り土の土を積み込もう。3,2,1,GO!」
わ、心の準備ができていない!
左右の操作レバーで 方向転換やショベルの上げ下げなどをします。

まず、土を取りに行き・・・
ショベルを動かして、盛り土をすくって・・・
おっと危ない、重機が傾いた!
立て直してから・・・トラックに土を載せる!
映像がとてもリアル。違う動きを組み合わせるのは意外と難しいですが、シミュレーターで練習を重ねられるのがいいですね。
操作は力が要らないので、男女差や体力に関係なく実際の作業ができるというメリットがあります。

「こちらがパワーアシストスーツ。腰の負担を軽くするスーツです。建設現場だけではなく、農作業で重いものを持つときなどに活用されています」
電動式を着用してみます。
リュック型のスーツを背負い、腰やふくらはぎにも装置を巻きつけました。
「このカゴを持ち上げてみてください」
コンクリート入っていてかなり重たそう・・・。
いきますよ。よいしょ!

あれ?
軽い!うそみたいに軽い!
体感としては、実際の重量の5分の1ぐらいの重さに感じました。
きっと、重力が少ない月面で荷物を持ち上げたらこんな感覚なのかも?
他にもいろいろありました。

VRゴーグルで見ているのが、高速道路の出口から一般道へ車で走っている映像。
「実は、この道はまだ完成していません。設計データからVRで再現しています」
図面だけではわかりにくい、幅や距離感もつかめます。

「測量技術も、劇的に進化しているんですよ。タブレット画面からシャッターを押すと、三脚に据えてあるカメラが360度回転します。あっという間にデータ取得が終わります」
データはすぐに設計担当に送信し、迅速に工事計画を進められるようになっています。
これらのDX技術は、すでに災害現場で生かされています。能登半島地震の復旧にも活用されたとのこと。
「建設業に携わっている方々はもちろん、今まで建設業にあまりなじみのない一般の方や、学生さんにも体験していただき、スマートに変化する建設業を感じていただきたいと思っています」と田中所長。
体験は予約制。団体25人ほど受け入れ可能、体験プランは事前に希望を伝えて相談できます。
担い手不足が深刻な建設・土木業界。従事者が減るということは、私達の暮らしや災害時にも大きな影響が出てきます。
未来を支える「DX」の最新技術を、まずは体験して、いっぱい驚いてください!

「四国インフラDX人材育成センター」 (国土交通省四国地方整備局四国技術事務所 内)
場所:高松市牟礼町牟礼1545
体験可能時間:火・水・木曜 10~12時、13~15時 1時間程度
定員:最大25名程度
申込方法:完全予約制 希望日の2週間前までに、申込書をメールかFAXにて送信
詳細:https://www.skr.mlit.go.jp/yongi/
※年度末は繁忙期の為体験は休止。申し込みは随時受付中。
