9月7日(再・10日)の東讃RADIO CLOVERは、三木町・奥山の旧神山小中学校で夏イチゴ!.
「夏にみずみずしく甘いいちごが食べたい!」三木町奥山の旧神山小中学校で夏イチゴ作りに奮闘する協和化学工業のアグリバイオ事業についてご紹介
協和化学工業株式会社 経営企画部 アグリバイオ課 課長 井上良恵さん
工業製品、医薬品の製造開発を手掛ける協和化学工業に2020年に誕生したのが、アグリバイオ課。2021年、三木町奥山の旧神山小中学校で「夏イチゴ」の新品種の開発がスタートしました。現在は北海道のホーブさんの品種である「夏瑞」の試験栽培がおこなわれています。
夏でも需要があるイチゴですが、洋菓子にも使われている生のイチゴは東北産のものだったり、輸入に頼っている状態です。
夏でも生で食べられるみずみずしく甘いイチゴをここ三木町から発信したいと、来年度末の新品種発表に向けて奮闘しているのがアグリバイオ課の井上さん。グラウンドのハウスで試験栽培がおこなわれ、校舎の中の教室で研究が進められています。
既に、県内の菓子店で使用されているそうです。試食させていただきましたが・・・あ、甘い!!!!夏イチゴなのに甘みがしっかりとあります。
井上さんが力を入れているのが土壌微生物(エンドファイト)ナスの根から見つけた新種の微生物をイチゴ作りに取り入れると、糖度がUP!他作物でも収穫量や栄養価がUPしている土壌微生物。甘くてみずみずしい夏いちごが沢山取れるように役立てていきたい。そして、その土壌微生物を使って、日本の農業を元気にしたい!とこれからの夢を語ってくれました。
閉校となった旧神山小中学校で、日本の農業を変える、新たな可能性を秘めた研究が行われています。夏イチゴの新品種は、来年度末までに発表!その日が待ち遠しいですね。