6月18日(再・21日)は、感覚にフィットする“眼鏡”を。三木町出身のデザイナー ― Padd design 蓮井明治さんに会いに行く ―.
さぬき市志度の海辺に、ひっそりと佇む小さなアトリエがあります。
静かな山の緑と、どこか懐かしい漁港の風景に包まれたその場所で、日々生まれているのは、一本の眼鏡。
でも、それはただの“道具”ではありません。
それをかけたとき、ふっと気持ちが上向いたり、自分らしく感じられたりする。
そんな「感覚にフィットする眼鏡」をつくるのが、Padd design(パッドデザイン)の蓮井明治さんです。
1985年生まれ、三木町出身。広島の工業系大学で就職活動をするタイミングでセレクトショップで眼鏡を購入し、眼鏡の魅力にはまったのがきっかけで独学から始まった眼鏡づくり。子どもの頃から考えるのが好きで細かい作業もしていたそうですが、「眼鏡は制約が色々とあって難しい所もあるけれど、その中で常に面白いものを作りたい」と考えていらっしゃいます。
2011年に立ち上げた初のブランド「PADMA IMAGE(パドマイメージ)」は、“感覚の追求”がテーマ。幾何学的で遊び心のあるフォルムが特徴で、かける人の個性を引き出してくれる一本です。蓮井さんがかけてるのがそうで、直線が入る事で顔に奥行きが生まれます。
続いて生まれたのが、天然素材・水牛の角を使った「N PRODUCT(エヌプロダクト)」。力強さと繊細さを兼ね備えた美しい模様とセピア調の色味が魅力です。蓮井さん自身が使っていく毎に味が出る素材が好きということもあり、この眼鏡も変化を楽しめますね。
そして2024年には、小顔の方にもフィットする小さめサイズの大人眼鏡「tico chouette(ティコシュエット)」が誕生。
シンプルで中性的、女性がかけてもボーイッシュな雰囲気に。柔らかくて洗練されているデザインですね。
香川という土地でつくる意味
大阪からUターンし、現在はさぬき市志度のアトリエ「Padd AP.(パッドエーピー)」を拠点に活動する蓮井さん。「瀬戸内のゆるやかな時間の流れの中で、いい意味で外からの影響を受けすぎず、心地よくものづくりができる場所です」と語ります。
今はブランドを増やしたばかりで忙しいけれど、一点ものなどを作ってみたいとこれからについても語ってくださいました。
穏やかな日常の風景が、また次のデザインのヒントになっていくのかもしれません。
東讃発のアイウェアブランド「Padd design」。
きっと、あなたにも“しっくりくる一本”が見つかるはずです。
アトリエへお出かけの際はご予約をお願いいたします。
〇 Padd design 公式サイト
https://www.padddesign.com/
ご購入はこちらでもOK!
〇 augen opitic(オーゲン オプティック) 公式サイト
augen optik(オーゲンオプティック) | 高松市の眼鏡屋