「琴平山博覧会」会期最終盤も盛りだくさん!.
金刀比羅宮の表参道にあるおしゃれな建物、「コトリ コワーキング&ホステル琴平」。
海外からの滞在客がパソコンで仕事をしたり、宿泊のチェックインをするお客さんと、スタッフや地元の方の会話が弾んでいました。

琴平のまちを舞台に現在開催中の「琴平山博覧会」について、
実行委員会 株式会社地域創生 代表取締役の近江淳さんにお話をうかがいました。

近江さんは2019年に琴平に移住。現在は商店街で、オリジナルノートを作れる「琴平文具店」・地ビール醸造販売「呑象ブリューイング」・ベーグル店・宿泊施設などを運営しています。
ご出身は埼玉県。琴平町と繋がるきっかけがあったのですか?
「地方色んなところのPRプロモーションをする仕事はずっとしていたのですが、地に足を着けて、地域課題に向き合いたいなと思っていました。たまたまうちの社員の一人が琴平出身で、『じゃあちょっと行ってみよう』と思って、そこで琴平とのご縁ができたんですよ」
近江さんはまず、2020年冬に「琴平文具店」をオープン。
「実は、開店3日後に、コロナ緊急事態宣言が出てしまうという・・・最悪のタイミングでした」
計画は足踏みを余儀なくされましたが、この“停止期間”が、結果的には有意義だったといいます。
「地域の事業者さんたちと繋がりを持てるという機会になり、みんなが色々と問題を提起して、これから琴平をどういう形にしていったらいいんだろうと、とことん話し合いました。観光地から滞在地へ。一生に何度も行きたくなる町にしていくことを目指し、関係人口を増やしていこうというという、ひとつの到達点が定まったんです。」
“かかわりしろ”を、いかに作っていくか?関わった人たちと、どれだけ継続的に付き合いができるか?
琴平山博覧会は「アート」を1つの切り口にしながら、人と人の“かかわり”から生まれた何かを色々お披露目していき、そこからまた更なる関係人口を作っていく「関係人口創出型のフェス」なのです。
146年前にも開催されたことがあるという「琴平山博覧会」。当時の琴平が文化流行の発信地だったというのを踏まえて、多岐にわたる展示・参加型イベントが行われています。
☆「琴平×まんのう竹あかりプロジェクト」
点灯時間:17時~22時 12月25日(木)まで 金刀比羅宮表参道周辺


表参道の店先に、竹に穴をあけて明かりが模様になって見える「竹あかり」が並んでいます。
「竹あかり集団・CHIKAKENの池田親生さんにプロデュースしていただきました。今、隣町のまんのう町でも、全国的にも、放置竹林が地域課題となっています。竹をどう利用したらいいか、竹林を適切に管理し守っていくにはどうしたらいいか、皆で考えながら手作りしました」
☆宮脇慎太郎 写真展「earthsea land」
11/13(木)~12/15(月) 9:00~17:00(入館は16:30まで)
金刀比羅宮表書院、高橋由一記念館 入館料:無料 火曜休館

「瀬戸芸の専属カメラマンでもあり、金刀比羅宮の専属カメラマンの宮脇慎太郎さんが、ドローンで撮影した瀬戸内海の島々の風景や、パノラマの写真、瀬戸内の海とそこに打ち寄せられる海ごみの写真などを展示しています」
☆音楽・DJイベント「交差点 KOSATEN」 12/5(金)~12/7(日) 金刀比羅宮門前町一帯
地元割・U25割、学割あり チケット購入ページ https://t.livepocket.jp/e/q_a52

「全国で活躍されているアーティストたちが琴平に集まって、みんなでわちゃわちゃできるイベントになるんじゃないかなって思います。僕も楽しみです!」と近江さん。
☆「第3回マエカブ演劇フェスティバル in 琴平」
12/13(土)~12/14(日)表参道エリア
参加費:一般2000円、高校生以下無料、琴平町民割あり
詳細:https://kabufeskonpira20252025.peatix.com/

「街中のいくつかの場所で、短編の演劇を間近に観られます。関西・中四国から合計60本ほど上演される予定です」

「この「琴平山博覧会」をきっかけに、ぜひ香川県の人にも来てほしいですし、楽しいなと思ってもらえたらぜひ“かかわり”を持ち続けてもらえたら嬉しいです」と近江さん。
デジタル町民の仕組みも使って全国から関わる人が増えているとのこと。
ワクワクの輪の中に、一歩足を踏み入れてみませんか?
「琴平山博覧会」
開催期間:2025年9月1日~12月25日
