STORY 八十八

毎週日曜日9:00~9:15

それぞれの人や文化が持つ多様性。
未来のために今、それぞれの想いを受け入れるやさしさが、求められています。
古来よりうれしさや悲しみ、時にはその人の人生そのものを受け入れてきた四国お遍路には、
過去・現在、そして未来に続いているやさしさがあります。
これは、そのやさしさを探しに行く八十八という名の物語。

STORY 八十八

STORY 八十八

毎週日曜日 9:00~9:15
提供 株式会社アイム

2021年10月17日放送分

星が導く場所は 遍路で、人生を変えた人が迎えてくれるやさしい場所

 

香川県小豆島 池田港から三都半島へ向かう道を入ったところ

国の天然記念物でもある樹齢1000年を超える蘇鉄のあるお寺

ここは「星に導かれる場所

小豆島霊場  第三十一番札所 妙見山 西蓮院 誓願寺

本堂は小高い場所にあり、そこに向かう道は見事な石で造形された石庭から続いています。

 

 

誓願寺 第 二十四世 住職 関口慈蘊(じおん)さん

 

入寺して7年

関口さんが寺に入ったころは寺の石庭は、山に侵食されていて石が見えない状態で、

庭の存在を知らなかったお遍路さんも多かったようです。

関口慈蘊(じおん)さん>

前のご住職に跡継ぎがいないことで、このお寺が真言宗善通寺派の所属だったことから、

当時務めていた善通寺からの勧めでこちらに赴きました。

 

人生を進む過程で 仏様の教えで救われた ということがあり、そのご縁によって今、

誓願寺の住職をしています。

 

「仏様の教えで救われた」関口住職の体験談

・・・東京生まれ、埼玉で育った関口さん・・・

 

関口慈蘊(じおん)さん>

私がお坊さんになるきっかけが四国のお遍路をしたことでした。

その後、善通寺で修行し仏様によって道が作られたと感じております。

35歳くらいのとき、家業を手伝ううちに取引先とのトラブルで心を病んでしまったのです。

もう人生を強制終了するつもりまでいったとき、母から

最後に親の言うことを1つだけ聞いてほしいと言われました。

「途中でやめてもいい。四国遍路に行って、帰ってきたら好きにしてかまわない」

親からの勧めがきっかけで、お遍路さんを始めました。

お四国を回っているうちにいろいろに人に助けられて、お大師様の信仰の方々と知り合い、

わたし自身も弘法大師空海様への信仰を深めていきました。

四国遍路の最中はお大師さんと呼ばれ、終わる頃には申し訳ないような気持ちになり、

一歩でもお大師さんに近づけたらと僧侶への道を探し始めるようになりました。

 

親御さんの言葉に背中を押され、四国遍路のために訪れたその時

四国に来たときは構えてお遍路を回っていましたが、そのうち

四国の中だったらもう自分の屋根の下のような気分になってきました。

 

今も印象に残る遍路の出来事

お遍路をしているとお坊さんでもない、ただの人間に対して

お接待をしてくださる方が、こちらを「お大師さん」と呼んでくださって

礼を尽くしてくださいます。

施しをいただく時に、

接待をする側の方が 「ありがとうございます。」と頭を下げていかれることに、

あべこべではないかと大変びっくりいたしました。

 

四国のお接待の習慣に本当に驚く

一番心に強く残った出来事は、

通りがかりの自転車に乗ったおばあさんに、ジュースでも飲んで下さいと小銭を渡されました。

しばらくすると、もう一度引き返してこられ、

「ポケットの中にまだ小銭があったのでこれも持っていきなさい」と

全部をこちらに布施されたことがありました。

さらにお礼をいうのは接待した側の方なのです。

 

不幸なことも受け入れられるようになっていくお遍路さんとの出会い

お四国を回っていると深刻な状況の方々と出会います。

末期がんで一縷の望みをかけている方や、

失明寸前でどうしていいかわからないから回り始めたというお遍路さんに出会いました。

「おかげ」を頂いて奇跡で治っていく方もいらっしゃるかもしれませんが、

お遍路を回っているうちに願いは叶わなくても自分の中で昇華し、

全てを受け入れられるようになっていく・・・。

ここがお遍路さんの素晴らしいところです。

 

お遍路を通じて人と出会い、小豆島のこの場所で

今度は想いを受け止める側となった願いとは…

 

「お参りしていただくこのお寺をきれいにしておく。

お参りされた方に存分にご利益があるようにご本尊をよく拝んでおく

そして仏様のお力が存分に届くようにしています。」

遍路で、人生を変えた人が迎えてくれるやさしい場所の物語でした。

 

この番組は、radikoでも お聴きいただけます

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