STORY 八十八

毎週日曜日9:00~9:15

それぞれの人や文化が持つ多様性。
未来のために今、それぞれの想いを受け入れるやさしさが、求められています。
古来よりうれしさや悲しみ、時にはその人の人生そのものを受け入れてきた四国お遍路には、
過去・現在、そして未来に続いているやさしさがあります。
これは、そのやさしさを探しに行く八十八という名の物語。

STORY 八十八

STORY 八十八

毎週日曜日 9:00~9:15
提供 株式会社アイム

2022年05月22日放送分

おもてなしの心で遍路文化の情報発信をする『おへんろつかさの会』の物語

上がり三カ寺がある香川県さぬき市で

お遍路の観光的・歴史的な面をガイドする人・

司る人の団体があります。

13年前から活動する

『おへんろつかさの会』

現在、150人の会員がいるそうです。

今回はおもてなしの心で

遍路文化の情報発信をする

『おへんろつかさの会』の物語です。

 

『おへんろつかさの会』会長 長尾 真弘さんに

お話を伺いました。

 

「『おへんろつかさの会』は

おもてなしの心でお遍路さんや観光客の皆さんに

歴史的・観光的な視点から

上がり三カ寺

86番志度寺、87番長尾寺、88番結願の大窪寺

ご紹介と遍路道の紹介をしています。

またお遍路だけに限らず、さぬき市の食・自然・文化を

発信する観光ガイド的な役割を担っております。

もとものはさぬき市が開きました

『お遍路養成講座』というものがございます。

これは、人材育成を目的とした

さぬき市の地域資源や魅力を全国に発信するガイドを

育成しようとしたものです。

2007年に始まり、その講座の卒業生の

1期生2期生が中心となって2009年から

『おへんろつかさの会』を結成し活動をしています。」

 

ガイドの依頼者はどういう方々が多いのですか?

《長尾さん》

「いろんな方がいらっしゃいます。

心にいろいろお持ちの方、お遍路が大好きな方

八十八ヶ所を回ってみたいという

どちらかというと観光的な方とか、

本当にいろいろな方がいらっしゃいます。

ご案内する我々メンバーとしても

それが楽しみで

やっているところがあります。

ワクワクします。

メンバーみんなワイワイガヤガヤしながら

楽しく、「おへんろつかさの会」だからこそ

ご案内できる

見逃しポイントをご紹介したり

メンバーが自分で作った紙芝居をしたり

色々な趣向を凝らし

おもてなしの心を持ってやっております。

 

結願を目指してずっと巡ってきたお遍路さん

いよいよというのが上がり三カ寺というところですね。

《長尾さん》

「回って来られたお遍路さんがよく

『弘法大師さまにお会いしたよ』

というお話を伺ったりして、

ある意味、神秘的な体験などもさせていただきます。

すごく嬉しいですね。

全国からいらっしゃった方のガイドをする際には

お話をしながら、その方の求めているような

ガイドをしようと気持ちを持ってやっていますので

色々なお話が聞けるのです。」

 

お伝えするだけでなく、お客様とのやり取りなのですね。

《長尾さん》

 

「おへんろつかさの会はボランティアガイドですので

自分たちが研究や勉強してきたお遍路文化を

ご紹介したいし、さらに自分たちも

ワクワクするようなお話をお客さまから

お聞きしたいので、両方のコミュニケーションを

大切にしてやっております。

普通にお遍路をしてお寺に来て、納経帳に

御朱印を頂くだけでは伝わらない

それぞれのお寺の隠れたスポットをご紹介しながら

一緒に楽しく思いを共感させていただこうと

思っています。」

 

早速、長尾さんにガイドをお願いします。

《長尾さん》

 

「こちらのお寺の名前が補陀落山 観音院 長尾寺といいます。

四国霊場八十八ヶ所第87番札所になります。」

長尾寺の山門・仁王門にやってきました。

こちらの見逃しポイントは?

《長尾さん》

「こちらの仁王さんは非常に怖い顔をしていらっしゃいます。

この仁王さんは難波の国で作られたのですが

海路で志度に到着し、しばらく玉藻の浦に置かれていました。

というのも、怖くて誰も運ぶ人がいなかったからでした。

当時のご住職が開眼供養でお心を入れますと

なんと志度湾からこちらまで歩いてこられたという

伝説が残っております。

ですから、足元を見ていただきますと、

当時海に入っていたことが

分かるようにフジツボが描かれています。

これが見逃しポイントですね。」

見逃せないポイントですね?

「あ、そうですね。ありがとうございます」

 

《長尾さん》

「長尾寺にまず、入って頂くと山門があって

その山門を進むと

右手に樹齢800年を超える楠木

横に手水。手を清めていただく場所があって

正面に本堂がございます。

こちら長尾寺の歴史の中でぜひ

知っておいていただきたいのが静御前の伝説です。

静御前のエピソードでございます。」

ぜひ静御前のお話をお聞かせください。

《長尾さん》

「静御前は、平安時代後期に白拍子といって

歌や舞を披露する人。

当代随一の白拍子と言われた静御前は

源平合戦で活躍した源義経に見初められて

側室となりますが

義経の兄、源頼朝と対立し

その落ち延びる途中、吉野山で惜別することとなります。

その後、捕らえられた静御前は鎌倉へ送られて、

取り調べや舞の奉納を命じられます。

そこで、歌に合わせて待ったのが

かの有名な源義経を恋い慕う歌です。

しづやしづ しづのをだまき くり返し 昔を今に なすよしもがな~

(静よ静よと繰り返し私の名を呼んでくださった

あの昔のように懐かしい義経さまの

時めく世に今一度したいものよ)

 

このような意味と伺っています。

この時怒り狂う頼朝を諫めたのが

北条正子さんと言われています。

この頃、静御前は義経の子を出産いたしましたが

男の子であったために頼朝の意向で

殺されて失意の中で、母の磯禅師(いそのぜんじ)さん

母の生まれ故郷のさぬきの国に来られて

長尾寺で出家、得度を受けたという伝説が残っております。」

 

長尾さんに今案内していただき来たのは

本堂の左隣です。

《長尾さん》

「こちらが、静御前の伝説が残る

『静御前剃髪塚』でございます。

静御前が出家して、その際剃り落とした髪を

埋めたとされる場所がこちらでございます。

静御前の悲しいエピソードを偲ぶ史跡となっています。」

 

次回も引き続き

長尾さんに長尾寺をご案内いただきます。

今回はおもてなしの心で

遍路文化の情報発信をする

『おへんろつかさの会』の物語でした。

番組は、radikoでも お聴きいただけます

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