STORY 八十八

毎週日曜日9:00~9:15

それぞれの人や文化が持つ多様性。
未来のために今、それぞれの想いを受け入れるやさしさが、求められています。
古来よりうれしさや悲しみ、時にはその人の人生そのものを受け入れてきた四国お遍路には、
過去・現在、そして未来に続いているやさしさがあります。
これは、そのやさしさを探しに行く八十八という名の物語。

STORY 八十八

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毎週日曜日 9:00~9:15
提供 株式会社アイム

2022年06月05日放送分

善通寺・伽藍を巡る ~サイドストーリー~

総本山善通寺

善通寺で広報

中島孝謙(なかしま こうけん)さんに善通寺をご案内頂きました。

放送ではご紹介しきれなかった貴重なお話を

ブログでお楽しみいただきます。

放送でも少しご紹介した「法然上人逆修之塔」

こちらを更に詳しく中嶋さんにお聞きしていました。

《中嶋さん》

「南大門(みなみだいもん)入ってすぐに五重塔が見え

その更に南側に目をやりますと

浄土宗を開かれた法然さんの

「法然上人逆修之塔」があります。

そこはなかなかお遍路されていると時間がないので

ご覧になる方は少ないので

ラジオをお聞きの方にはぜひご覧いただきたい場所です。

中には五輪塔といって

こちらを法然さんが建てて帰られたと言われております。

法然さんが晩年にこの四国に流刑(刑で流されてきた)時期があるのです。

その際にこの讃岐の国にお越しになったことがあるのです。

その時にたくさん布教をされまして

その法然さんが善通寺にお参りに来られました。

法然さんの国宝「法然上人行状絵伝」の絵巻物の

絵の中にも善通寺にお参りに来た様子が

描かれておりますので、確実にお参りに来られたと

思います。

法然さんは天台宗の比叡山でお勉強されておりましたので、

密教に精通していらしたと思います。

それだけの方が空海さんを知らないはずはないので、

折角四国に来たということで

密教の空海さんにお参りをしたいという

願いがあったのだと思います。」

 

法然さんが切望されたとはいえ、宗派違いであるので

この善通寺の境内の中でこうして長く守られているのは、

不思議に思います。

《中嶋さん》

「たぶん当時のご住職の方々も法然さんのご参拝に『えっ?』と

思われたと思うのですけれども、

違う宗派の方でも受け入れるというお気持ちというものが

空海さんから伝わり繋がっておりますので

法然さんであろうと、どなたであろうと

全てを受け入れるというところが

この真言宗の良いところであると思います。

みなさん良く知っていらっしゃる高野山でも

武将の方であったり、各宗派の開祖のお墓があったり

真言宗はどんな方でもお受けしますという

教えがあるのです。

広く深く受け入れてくれる仏教なのかなと

思います。」

五重塔のお参りの仕方も教えていただきました。

《中嶋さん》

「五重塔は見上げるだけでも構わないのですが

お写真を撮って頂いても構わないのです。

できれば正面向かって頂いて

手を合わせていただければと思います。

中には仏様がお祀りされていますので、

ぜひお参りしていただきたいと

思います」

《中嶋さん》

「更にさりげなく東の伽藍の周りを

五百体の羅漢さんがいらっしゃいます。

五百体が伽藍の周りで鎮座されております。」

《中嶋さん》

「最近、お勧めしているところがあるのです。

本堂なのですが、ケヤキ作りでできており

最近ではこの大きさのケヤキの本堂の柱も珍しいので

触って頂いても良いのです。

私も最近よく触るようにしています。

約三百年前からずっとこのお堂を支えているものですので

たまに私もこうしてみるのです。

パワーを貰えるように感じるのですよ」

中嶋さんの新たな一面を垣間見せていただきました。

ご神木の隣に案内していただいた大切な場所がありました。

《中島さん》

「ちょっとお寺の建物では変わった建物で

お社のような建物になっております。

ここが佐伯祖廟(さえきそびょう)といいまして

空海さんのお父様の善通(よしみち)さま

お母様の玉寄御前(たまよりごぜん)さまを

お祀りしている場所です。

空海さんは三男としてお生まれになったのです。

ここに「佐伯明神」「玉寄明神」

明神様として今、お祀りをしております。

梅の実が紅白で植えられています。

春3月ごろには綺麗に咲いています。

 

《中嶋さん》

「東伽藍の所には、佐伯祖廟を始めとして

池がございます。「龍神池」です。

龍神様をお祀りしている池があるのです。」

金堂・本堂の裏手側にある「龍王社」

《中嶋さん》

「ここには善女竜王という

雨を降らせてくれる竜王様をお祀りしております。

空海さんは雨を降らすことがお得意でして

その際に活躍してくださる神様というのが

この龍王様です。

平安時代、雨が降らないと農作物が育たないので

農作物が育たないと皆さんが困ってしまう

ことから雨というのは大事なことで、

その雨を降らすというのは

特別な存在であったと思います。

空海さんは京都の「神泉苑(しんせんえん)で雨乞いをして

雨を降らせたという伝説が大変有名で

残っています。

善通寺では西の西院に絵が飾ってあるのですけれども

そこに弘法大師さんのターニングポイントとなる

伝承が描かれております。」

このお話は、次週の放送回でお届けします。

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