STORY 八十八

毎週日曜日9:00~9:15

それぞれの人や文化が持つ多様性。
未来のために今、それぞれの想いを受け入れるやさしさが、求められています。
古来よりうれしさや悲しみ、時にはその人の人生そのものを受け入れてきた四国お遍路には、
過去・現在、そして未来に続いているやさしさがあります。
これは、そのやさしさを探しに行く八十八という名の物語。

STORY 八十八

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毎週日曜日 9:00~9:15
提供 株式会社アイム

2022年06月19日放送分

ご生誕の聖地に建つ御影堂の物語

来年令和5年は弘法大師空海がお生まれになって

1250年の記念の年です。

6月15日のお誕生日に合わせて

今月はご生誕の地・総本山善通寺を巡りながら

様々な弘法大師にまつわる

エピソードをご紹介していきます。

今回はご生誕の聖地に建つ御影堂の物語

総本山善通寺の広報

中嶋孝謙さんにご案内いただきます。

 

先週ご紹介した生涯を描いた絵のあった廻廊を渡ると

見えてくるのが御影堂。

《中嶋さん》

「この御影堂はお大師様をお祀りしているお堂でございます。

八十八ヶ所参りで言えば、この75番の大師堂は

ここ御影堂でございます。

御(おん)影(かげ)堂ということで御影堂(みえどう)なのですけれど

仏さまのお姿を描くことを『御影(おみえ)』といいまして、

(廻廊の絵でご紹介した)お母様とお別れの際に

ご自身で描かれたお姿を、こちらでお祀りをしていますので

『御影堂』と言われております。

ご自身でお描きになった、のちに「瞬目大師(めひきだいし)」と

呼ばれるようになったお軸をお祀りしています。」

お参りの作法はありますか?

《中嶋さん》

「お遍路されている方はご存じかと思いますが

ここでも『般若心経』。

また、お大師様の御宝号(ごほうごう)

『南大師遍照金剛』とお唱え頂ければ

一番良いのではと思います。」

 

 

御影堂の大きさに改めて見入りました。

《中嶋さん》

「善通寺の中でも一番大きなお堂になっています。

瞬目大師はこの御影堂の中でも

一番奥にある奥殿という場所にお祀りされています。

いつも扉が閉められていて、薄暗い見にくいところではあるのですが、

この扉の奥にお祀りをされております。」

 

毎月いろいろな法要があるそうですね。

《中嶋さん》

「はい。弘法大師御影供(みえく)が毎月21日にあり、

15日には誕生会(たんじょうえ)というものを

ここで勤修しております。

6月15日に限っては御誕生会(ごたんじょうえ)といって

年1回誕生をお祝いする法要をします。

6月15日は特別ですね。」

 

今年も6月15日にお誕生の法要が行われました。

(様子は放送でぜひお楽しみください)

《中嶋さん》

「来年の年は弘法大師空海様がお生まれになって

1250年の記念の年でございます。

またこの4月23日から6月15日まで

善通寺の境内の中で法会を毎日執り行うことに

なっております。

真言宗の各十八本山といわれるところの

館長さんにお越しいただく、また霊場会さま等々

各団体の方々にもお声かけさせていただいて

法会をやって頂くことになっております。

毎日何かが行われておりますので、ぜひこの機会に

お越しいただきたいです。」

 

特別な年になるわけですね。

《中嶋さん》

「50年に一度。前回はご誕生1200年というのは

昭和48年ですので、それから50年経って

1250年という年になっております。」

 

来年がと言わず、近くに住む私たち香川県民は

一度足を踏み入れてゆっくり回ってみたいと改めて思いました。

《中嶋さん》

「来年の今頃になると、たぶんお遍路さんやたくさんの観光の方が

いらっしゃって賑わっていると思います。

今のようにゆっくりとお参りというのは

叶わないと思いますので

ぜひ今のうちに一度善通寺をゆっくりお参りして

また来年お大師さまとのご縁を結ぶために

ざわざわとしておりますが、お参りに来ていただければと

思います。」

御影堂にはもう一特別な場所がありました。

《中嶋さん》

「御影堂の内部にはですね、「戒壇めぐり」といいまして

暗い中を歩いて進んでいただくというものがあります。

「戒壇めぐり」は戒めの壇と書き

何を戒めるかといいますと、自分自身を戒めるという

修行体験の場となっております。

日頃、生活しているとなかなか修行はできませんけれども

簡単にと言ってはいけませんけれども

非日常的な体験をしていただける場所でございます。

市川さんも入って、

悪いことはしていないと思いますが自分を戒めて

頂ければと思います。」

 

自分の心の中に戒めたいことはたくさんあります。

《中嶋さん》

「それを綺麗にできる場所だと思います。

体験していただければと思います。

中は真っ暗ですので、必ず左の手を壁につけて

ゆっくりと進んでいただくことになります。」

 

《中嶋さん》

「この戒壇めぐりをゆっくり進んでいただくと

先ほどご紹介した奥殿の真下まで行くことができます。

奥殿というのはなかなか一般の方は入ることができません。

一番お大師さんのお生まれになった場所に行けるのが

この「戒壇めぐり」となっています。」

「戒壇めぐり」体験してみました。

(様子は放送をぜひお聞きいただきお楽しみください)

 

《中嶋さん》

「この御影堂が建っております場所は、

元々、お大師さまのお父様である佐伯善通(さえきよしみち)邸宅が

あった場所でございました。

今は御影堂が建っていますが、奥殿という場所が

お母様の玉寄御前さまのお部屋があったと言われる場所でございますので

空海様がここで生まれて育った場所ということでございます。」

 

まさにお里の跡地が善通寺になっているということなのですね。

 

 

胎内巡りを出て廊下をわたり、宝物殿に行く途中に

さらに弘法大師がおられた証を感じる場所がありました。

「こちらの建物・お堂なのですが、

ここがお大師様がお生まれになった時に

使った水をくみ上げた井戸でございます。

産湯の井戸ですね。

今は建物の中に入れなくなっており、中に井戸はあっても

直接お水は(釣瓶などで)引っ張ってくることはできませんが、

横からお水を出しています。」

これは井戸からの水・・・

「はい同じ井戸から出ております。」

では、井戸としてもちゃんと残されていて

そのお水もくみ上げられているのですね。

《中嶋さん》

「はい。この水は法要の時に使っています。

飲み水としては使うことはできませんが、

法要の時に使うお水として使用います。」

良い音ですね。弘法大師産湯の水。

特別なお水の清らかさが音からも感じられます。

 

《中嶋さん》

「胎内巡りを出て廊下をわたり、宝物殿に行く途中にこの

産湯の井戸はあります。」

 

間近に見て、この音も聞くことができるのですね。

御影堂の入り口の近くに幼いお大師像を見つけました。

《中嶋さん》

「稚児大師像といいまして、空海さんの幼少の頃

佐伯真魚(さえきまお)と呼ばれていた頃の

お姿ですね。

髪型も耳の横に髪の毛を

束ねる角髪(みずら)というのですが、

そういうものですね。

手に持っているのが五輪塔です。」

 

今回、いろいろな形で善通寺の境内をご紹介いただき、

改めて私たちは善通寺の一部しか見ていなかった、

お参りしていなかったのだと感じました。

《中嶋さん》

「そう思って頂いて、この放送を聞いて

こんなところがあるのだと思って

お参りに来ていただけたらと思います。」

 

今回はご生誕の地、御影堂を巡る物語でした。

番組は、radikoでも お聴きいただけます

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