STORY 八十八

毎週日曜日9:00~9:15

それぞれの人や文化が持つ多様性。
未来のために今、それぞれの想いを受け入れるやさしさが、求められています。
古来よりうれしさや悲しみ、時にはその人の人生そのものを受け入れてきた四国お遍路には、
過去・現在、そして未来に続いているやさしさがあります。
これは、そのやさしさを探しに行く八十八という名の物語。

STORY 八十八

STORY 八十八

毎週日曜日 9:00~9:15
提供 株式会社アイム

2022年06月26日放送分

善通寺西院、広い境内にあるそれぞれの場の物語

来年令和5年は弘法大師空海がお生まれになって

1250年の記念の年。

6月15日のお誕生日に合わせて

生誕の地、善通寺を巡りながら、

様々な弘法大師にまつわるエピソードを

ご紹介していきます。

今回は善通寺西院、広い境内にある

それぞれの場の物語です。

 

今週もご案内いただくのは、

総本山善通寺で広報を担当されている

中嶋孝謙さんです。

西側の駐車場から橋を渡り、境内に入って

すぐ左手奥にある遍照閣(へんじょうかく)。

《中嶋さん》

「この遍照閣の中は、お砂踏み道場があったりしますので

ぜひ来ていただきたいところになります。」

 

お砂踏み道場はどういうところですか?

《中嶋さん》

「正式には四国八十八ヶ所お砂踏み道場といいまして、

なかなか八十八ヶ所を回るといいますと時間も

かかりますし、お身体の悪い方はお参りしづらい方も

いらっしゃると思います。

また、お遍路に行ったことがない方もここに来ていただいて、

四国八十八ヶ所のお砂を踏んでいただいて

お遍路体験をしていただく場所でございます。」

《中嶋さん》

「正面入りますとお釈迦さまがお祀りされて、そしてその脇には

お釈迦様の十大弟子のお像がお祀りされております。

まずはこちらにお参りをして、

この裏側にお砂踏み道場がありますので

進んでいきます。」

*中へ進んで行きます。

遍照閣・お砂踏み道場で受付を担当されている

職員の三井さんにご説明頂きました。

《三井さん》

「説明いたしますと、ここは八十八ヶ所霊場の1番から

88番までのご本尊様をお祀りしています。赤い絨毯の下に

八十八ヶ所のお砂を敷きこんでいるのです。

それをひとつひとつお参りすることで

八十八ヶ所お参りしたのと

同じような功徳を積んでいただけるのです。」

 

どういう方たちがお参りされますか?

「若い方からお年寄りの方まで

最近は若い方が最近いらっしゃるのですよ。

カップルの方とかね。

最初は「何かな?」という感じで

入っていらして、見た途端「うわー!」と

感動されるのです。

お参りされた後に

「すごく浄化されました」と言って

帰られる方が結構いらっしゃいます。」

私も何も用意せず来たのですが・・・

「そういう方が結構いらっしゃいますので

ここで両替もさせて頂いていますので

とても喜ばれます。

袋詰めしてある5円玉100枚。

全部ここで用意させてもらっております。

こちらでは両替された方に、

(そのあとお砂踏み道場で八十八ヶ所お参りされますので)

「結願之証」という証明書をお渡しするのです。

こちらは霊場会の方から発行された正式なものになります。」

ではこちらのお砂踏み道場で八十八ヶ所回ったことが

認められるのですね。

《三井さん》

「そうなのです。

お年を召した方で、もう八十八ヶ所参りは

もう無理だとおっしゃる方など

そういう方は、こちらで一つ一つお参りすることで

八十八ヶ所お参りしたのと同じ功徳を

積んでいただけるのです。」

*私もお参りをさせて頂くことにしました。

《三井さん》

「まず靴を脱いで、1番から回ります。

上がって左の方から

1番から霊山寺になりますので

ごゆっくりお参りください」

足を踏み入れた「お砂踏み道場」は

静粛な空気に包まれ

少しおさえられた明るさの中に

それぞれのお寺のご本尊の仏像が

祀られています。

《中嶋さん》

「こちら1番ですと霊山寺さんですね。

ご本尊様がお釈迦さまでございますので

「のうまく さんまんだ ぼだなん ばく」

というのがご真言でございます。

このご真言を3回または7回もしくは1回を

唱えて次に行くというのが

みなさんよくされているお参りの仕方かと

思います。

1番から2番3番と順番に打っていく方が

多いのですけれども、

逆に逆打ちという方法も

88番、87番、86番と打っていく方も

いらっしゃいます。」

それぞれのお寺の前、ご本尊の前に立つと

自然とお寺の土を踏むようになるということなのですね。

一つ一つ立ち止まって、お参りをして

八十八ヶ所参りを叶えるということですね。

《中嶋さん》

「そういうことです。

ここで八十八ヶ所というものが

あるのだと知って頂いて

実際にここでまず一回、お参りをして

こういうお寺の名前があるのだ

こういうご本尊様なのだと体験して頂いて

実際、八十八ヶ所をお参りしていただきたいと

思っています。」

 

事初めの前に、一度というところなのですね。

《中嶋さん》

「そうですね。

一つ一つのお寺さんのご本尊さまの

表情だったりも違ったりするので

そこも楽しみにお参りしながら

見ていたければ良いと思います。

かなり近くで見ることができますので、

仏像に興味のある方には

すごく楽しい空間になっているかと

思います。」

札所によっては、実際にご本尊を拝顔することは

叶わないこともありますね。

《中嶋さん》

「秘仏のご本尊様というところもありますし、

お堂が色々な事情で開いていないとき

中に入ることができないので

なかなか見られません。

だいたいお遍路のみなさまはお堂の中で

「般若心経」をあげるのではなく

お堂の外であげている方々が多いので

こういう仏さまのお姿を直接、近くで見る機会は

なかなかないのではないかと

思います。」

こちら善通寺は札所としては75番。

そちらに進むと・・・・

本堂で拝見した薬師如来さま

《中嶋さん》

「薬師如来さまで、座っている薬師如来さまが

こちらもお祀りをされています。

この善通寺周辺は薬師如来さまが

多いかなと思います。

74番の甲山寺さん、善通寺、金倉寺までは

座ったお薬師さんですね。

道隆寺は立っていらっしゃいますね。」

同じ薬師如来像でもこういった

お姿の違いがあるのですね。

お砂踏み道場のある遍照閣から

外に出ると境内で作業する職員の方に

出逢いました。

参拝される方を気遣い、気持ちよく迎えるために

黙々と作業する職員のみなさん

浪越さんの普段のお仕事を聞かせてください。

《浪越さん》

「私は善通寺の行事や法要で使われるものの

準備をしたり片付けをしたり、

お寺の僧侶さんのお手伝いを

第一として

境内の中の清掃や栄典(えいでん)的なものを

させて頂いています。」

これだけ広い善通寺ですので、僧侶の方以外の

方のお働きもたくさんあるのでしょうね。

「そうですね。売店から納経所など

そこここの場所で色々な方が働いています」

 

お遍路さんが少しずつ戻ってきて

境内に活気が出てきているとお感じですか?

《浪越さん》

「増えてきましたね。

有難いですけれども、もっともっと

来年は1250年というのがあるので

それに向けてどんどん参拝の方々が

増えてきてくれたら良いかなと思います。」

善通寺は、四季折々に訪れると

実に素敵な良いところですね。

「そうなのですよ。

今ここにある涅槃桜も緑が綺麗な

時になっていますが、

春には涅槃桜が咲いたところも

素晴らしいのですよ。

この広い境内の中にも

素晴らしいところがたくさんありますので

ぜひ見ていただければと思います。」

駐車場から来て、すぐに御影堂を目指して

行ってしまっていたので、こういった場所を

知らずに通り過ぎてしまっていました。

《中嶋さん》

「善通寺は広いですし、

たくさん諸堂がありまして、

見どころはたくさんだと思います。

時間を取って頂いて半日、一日色々な

ところを見ることができる場所だと思いますので、

ぜひ自分の今まで知らなかった善通寺というものを

発見していただければいいかなと思います。」

 

深く本当に広いです。

《中嶋さん》

「本当に広いのです。」

 

 

番組は、radikoでも お聴きいただけます

YouTube配信もスタートしています。

こちらもご覧ください。

PRESENT

番組への御意見・ご感想をお送りください。

お送りいただきました方の中から毎月抽選で5名の方に「ライスフォーストラベルセット」をプレゼント。

プレゼント画像
メッセージ・ご応募はこちらから

カテゴリー

アーカイブ

2022
2021

PRESENT

番組への御意見・ご感想をお送りください。

お送りいただきました方の中から毎月抽選で5名の方に「ライスフォーストラベルセット」をプレゼント。

プレゼント画像
メッセージ・ご応募はこちらから

カテゴリー

アーカイブ

2022
2021
Story 八十八

それぞれの人や文化が持つ多様性。
未来のために今、それぞれの想いを受け入れるやさしさが、求められています。
古来よりうれしさや悲しみ、時にはその人の人生そのものを受け入れてきた四国お遍路には、
過去・現在、そして未来に続いているやさしさがあります。
これは、そのやさしさを探しに行く八十八という名の物語。

番組へメッセージを送る