STORY 八十八

毎週日曜日9:00~9:15

それぞれの人や文化が持つ多様性。
未来のために今、それぞれの想いを受け入れるやさしさが、求められています。
古来よりうれしさや悲しみ、時にはその人の人生そのものを受け入れてきた四国お遍路には、
過去・現在、そして未来に続いているやさしさがあります。
これは、そのやさしさを探しに行く八十八という名の物語。

STORY 八十八

STORY 八十八

毎週日曜日 9:00~9:15
提供 株式会社アイム

2022年07月03日放送分

霊峰五色台 白峯寺を巡る物語

 

雨のシーズンに行きかう

お遍路さんの心を和ませる

紫陽花の花。

五色台の峰々を登り辿り着く霊場でも

鮮やかに色づいた紫陽花お参りの人を出迎えてくれます。

今回は、霊峰五色台白峯寺を巡る物語。

四国第81番霊場

綾松山 洞林院 白峯寺

ご住職 三好 実誠 さんにお話を伺います。

「白峯寺は四国霊場八十八あるうちの

第八十一番の番号を付されているお寺で

それ以外に日本八天狗の白峯相模坊(しろみねさがんぼう)の天狗、

更には四国で唯一、第75代崇徳天皇の御陵

いわゆる墓所があるお寺として

四国内外からたくさんお参りに来られる方が

いらっしゃいます。

お寺は、五色台の白峰山という山近くにあり

だいたい標高280~300mのところ

寒さが厳しい冬には雪が降ることもあります。」

 

白峯寺は紫陽花が鮮やかに色づいています。

 

《三好住職》

「「境内と山門を含めてだいたい4000本の紫陽花があり、

今ちょうど一番楽しんでいただける時期です。

見頃としましては7月の半ばくらいまでかと

思っていますが、梅雨明けしましたので

雨の影響で多少早まるかと思います。」

 

昔から紫陽花を管理し、手入れされてきたのですか?

《三好住職》

「昔から境内に自生しているものや

少しずつ増えていったものもあるのですが、

お寺としても来ていただけるお遍路さんに

心の安らぎとして、ひと時でも楽しんでいただければと

思っておりますので、植樹もしてきました。」

 

参道沿いの紫陽花も素晴らしいですね。

《三好住職》

「そうですね。参道沿いも先代の時から

徐々に植樹させていただいて

枯水の時はトラックにタンクを積んで

水やりをしたという記憶があります。」

水やりをご自身もなさった思い出があるのですね。

《三好住職》

「そうですね」

境内に足を踏み入れて

すぐ右側には重要文化財の「御成門」。

その中に「客殿」があります。

《三好住職》

「字のごとくお客様の客ですけれども

白峯寺は御陵がある関係で

公家の方、藩主のお参りの機会が多数ありました。

時代劇でお殿様が

「御成り」という場面で目にする御成門があり、

その御成門をくぐって位の高い人は上段の間、

よく時代劇でお殿様が一段高い畳の位置に座って

おられるのですけれど

付け書院のついた上段の間に座していただいて、

他の家来・随行の方々は、違う客間で休まれることになっています。」

白峯寺は歴史的な建造物も多いとお聞きしました。

《三好住職》

「平成29年の7月に白峯寺にあります9棟のお堂、門などが

重要文化財に指定されました。

それまでは美術工芸品として

第100代後小松天皇が奉納された『扁額(へんがく)』と

参道途中にあります『十三重石塔』が重要文化財指定でした。

それ以外は県や坂出市の指定文化財だったのですが

当時の調査官のお話によると

崇徳天皇をお祀りする頓証寺殿を中心として

初代の松平藩主やそれ以降の松平家代々の当主が

修復、造営してきたお堂が

非常に良く形を保っているので

それを評価して重要文化財に相当すると

審議していただきました。

パッと見ていただいて茶色い

古そうなお堂や門は文化財になっております。

文化財だからと

お参りするという方は少ないと思いますが、

お参りされる機会があればそういった目線でも見ていただければ

楽しめるかと思います。」

《三好住職》

「白峯寺は真言宗御室派に属しておりますので

真言宗ですのでこの香川県出身の空海さんが

ご開創だということはあるのですが、

それと合わせて甥にあたる

天台宗の智証大師・円珍さんと共に

両大師の開創の祖ということで

当山としては定めております。

約1200年前にお大師さんが山林修行をされた折に、

衆生済度・困っている皆様を助けたいという

願いを込めてここの五色台の山中に如意宝珠(にょいほうじゅ)、

宝の玉と理解していただいたら良いと思うのですが

その如意宝珠を埋められました。

そののち、その足跡を辿って

智証大師さんが歩かれたときに

この瀬戸内海に光り輝く木を見つけ、

地元の方が円珍さんに尋ねると

「これは観音様の化身となる流木だ」ということで

それからご本尊を刻んでお寺を建立されたと

寺伝の方には伝わっております。

智証大師さまは真言ではなく天台宗にあたるのですが

天台宗の中でも天台密教・台密(たいみつ)を

大成した方とお聞きしておりますので

その両大師がお寺の創建に携わって頂いたというのは

非常にありがたいお話だと思います。

《三好住職》

「白峯寺のご本尊はと聞かれたら

千手観音ということになります。

千手観音は子年の守り本尊ですので

お四国を回られている方とか、子年生まれの方は

必然的に本堂にお参りすることになるのですけれども、

観音さんの縁日、7月10日にお参りしていただくと

実はこの日というのは

いわゆる一粒万倍日のようなもので

1日お参りすると4万6000日お参りした

同等の功徳となる良いご縁日になります。

この日にみなさまご供養だったり御祈願だったり

それぞれの想いをもって持ってお参りしていただければ

良いと思います。

白峯寺としては毎年7月10日の午前10時から

本堂の方で「般若心経」をお参りの方と

一緒に唱えるという

お勤めをさせていただいておりまして、

この日に限りご本尊様の厨子を御開帳

させて頂きます。

そして、お参りしていただき

お申込み頂いた方にはこの日一日だけしか

授与していないご本尊様のお守りを

授与させていただきますので、そういったものをお求めの方は

事前にお申し付け頂いたら幸いに存じます。

来年令和5年がちょうどお大師さんご誕生

1250年になりますので

前年度令和4年、当年度の令和5年

翌年の令和6年のこの三カ年は

ご本尊だけでなくその他の

脇侍になります愛染明王様だったり

馬頭観音様の厨子も御開帳させていただいて

特別なおめでたい年ということで

お参りしていただけたら結構かなと思います。

当山の愛染明王様は

四国霊場開創1200年の時に

県のミュージアムに出展した仏像で

当時の京都の仏師が彫られた仏像で

松平家がそれぞれ寄進された仏像となっております。」

来週も霊峰白峰寺を巡る物語です。

番組は、radikoでも お聴きいただけます

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