6月11日(再・14日)は、瀬戸内国際芸術祭夏会期に初参加の東かがわ市引田から、作品制作ワークショップをレポート!.
瀬戸内国際芸術祭2025・夏会期に今回初めて参加する東かがわ市。展示会場の引田では、着々と準備が進められています。
引田エリアでは、以下の作品が展示予定。
☆レオニート・チシコフ「みんなの手」&マリーナ・モスクヴィナ「てぶくろの童話」
マリーナさんが物語を書き、レオニートさんは立体作品を制作。
手袋をモチーフにした約2.5mのアート作品を多くの人の手で創り出し、東かがわ市が誇る手袋産業のストーリーを伝える場にする。
☆笠屋邸 アートスペース
インド在住のアートユニット「ラックス・メディア・コレクティブ」が製作。元は酒蔵だった「笠屋邸」の建物全体を、アート鑑賞にとどまらず、イベント会場、セミナーや結婚式、ダンス、演劇など多目的な空間へと創造。
☆東京藝術大学と香川大学の連携プロジェクト「ぐんだらけ」
「ぐんだらけ」とは?
引田の方言で「ぐんだらする」=みんなで集まって、たわいもない話をしたりする。
○○だらけ、ぐんだら「家」という意味も込めて「ぐんだらけ」と名付けたプロジェクト。
東京芸大OBの3名が、それぞれの作品を展開。
この日はちょうど、讃州井筒屋敷・与の蔵で作品制作ワークショップが開催されていました。
机にはカラフルな布がひも状になっているようなのですが・・・?
地元の方から古着を集め、布を裂いて、糸を作り、それをかぎ針で編んで手袋を作っているとのこと。
かぎ針で編んでいるのは、“中指の先”!!
大きなニット帽みたい・・・。
年齢も性別も様々な参加者のみなさん。中には、台湾出身で、こえび隊(ボランティアサポーター)をきっかけに作品作りに興味を持ち参加した方も。
和気あいあいと手作業をしながら、会話が弾んでいましたよ。
「こうやって “みなさんが集まる”ということが、作品の魅力や意味になると思います」と語るのは、
今回作品制作を統括している、アートフロントギャラリー 鄧 力川(とう りょくせん)さん。
作家は6月か7月頃にロシアから来日予定。作品制作の参加者との交流会も企画したいとのこと。
大きな手袋を作るワークショップは終了しましたが、夏会期の間、現地での受付や来場者へのおもてなしをするボランティアスタッフを現在募集中です。もちろん、1日のみの参加も大歓迎!
この夏、東かがわ市引田で一緒に瀬戸芸を盛り上げませんか?
■瀬戸内国際芸術祭2025 (引田エリア)
会期:2025年8月1日(金)~31日(日) 10:00~21:00 定休日なし
場所:讃州井筒屋敷・笠屋邸・東かがわ手袋ギャラリーなど
詳細:https://setouchi-artfest.jp/place/hiketa/
ボランティア申込・問合せ
東かがわ市地域創生課 TEL:0879-26-1276