5月5日 / 伊吹島 島四国お迎え準備.
伊吹島で古くから行われ島四国めぐり。
島内にある四国霊場八十八ヶ寺の札所を島内外からの巡礼者が旧暦3月21日にお参りします。
令和6年はは4月29日(当時は約500人が来島)、前日の伊吹島ではお遍路さんを迎える様々なおもてなしの準備がされていました。
案内してくださったのは、
NPO法人 瀬戸内伊吹島 元気隊の理事長 篠原幸喜さん
島の活性化、移住促進などの目的を掲げて様々な活動をしています。
観音寺港からフェリーで到着するのは「真浦港」
そこから、スタート地点になる「泉蔵院」を目指しお札をいただいて島四国巡りは始まります。
最終は、八十八番「大窪寺」を奉る「西の堂」
そこに、準備を終えて談笑する島のおかあさん達が。
篠原ヤヱ子さん、三好延子さん、篠原久美さん。
ご詠歌のお仲間だそう。
島四国の準備、様々あるそうですが・・・
まずは、石仏の前掛けを新しいものに替えること!
一年経つと色あせてしまう赤い前かけ。
皆さんで寄って、何百枚もつくるそうです。
そして、当日お参りをされた方たちに渡す「お接待」の準備も。
お菓子・ジュース・パンなどをそれぞれの場所で用意されていました。
ご詠歌を習うようになって仲良くなり、
行事ごとには自然と協力しあう仲間になっているというご婦人方。
伊吹は女性がとっても元気!と聞きますが…同感です!!
篠原久美さんは、4月29日当日はご詠歌をあげるために早朝から札所を巡られます。
「ご詠歌を習っているのは8人。でも、足が痛かったりみなさんが参加できるわけではないんです。」
今年は3人で(最後まで行けるのは2人)がんばります」
いりこ漁の島として知られる伊吹島には、15件の網元があり、真浦と北浦の二つの港を繋ぐようにぐるりと加工場を構えていて、その多くに八十八ヶ所の札所・石像があります。
篠原さんも網元ではないものの、並びに土地があり漁業を営んできました。
札所も。。。
鮮やかな赤い前掛けをつけた石仏と、信仰深い島の人達が出迎える「島四国」
ニセアカシアの白い花と共に伊吹島に初夏を告げる行事です。