5月11日/高松市女木島 島の人口を増やしたい。「鬼の畠」の挑戦.
瀬戸内国際芸術祭で賑わう女木島。アートが点在する集落と大洞窟のある山の間にはいくつもの畑があります。実は女木島は農業が昔からさかん。にんにく・さつまいも・落花生・とうもろこし…特に春はにんにくの出荷がメインで、港まで匂いが漂ってくるそう。
山の麓のにんにく畑で出会ったのは、東京生まれ・香川県綾川町育ち、現在女木島と高松市の2拠点生活を送る「合同会社 鬼の畠」代表の中條祐太さん。
島と縁の深いお祖母さまがいらっしゃったことで、幼い頃からなにかと女木島に遊びに来ていた中條さん。
「減り続ける島の人口をどうにか増やしたい」
そんなお祖母さまの願いに伴走する形で合同会社を設立。島で就労先となる農業を行いながら飲食店「HAKOBUNE」を経営しています。
「HAKOBUNE」のメインはコンテナ栽培の生キクラゲをピクルスにしてパテと一緒に挟んだ「キクラゲバーガー」。肉厚なキクラゲは想像以上の美味しさ!休日には島の人たちも立ち寄って交流するほどの場所になっています。
中條さんたちの活動を見て島に移住したいという方もちらほら出てきているものの、実際に島には住める空き家がないという課題も。そこで島の人たちと「MEGINOBI」という移住者と空き家をマッチングする団体を設立。
移住の受け入れを行いながら、将来は男木島のように子どもたちが増えて島のさまざまな共生イベントにみんなで参加できたら…と中條さん。
今後の活躍にも注目です。
◾️合同会社鬼の畠
公式サイト
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公式Instagram
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