6月22日/瀬戸内海に浮かぶ島の個性を見つけに〜瀬戸内Story〜.
瀬戸内海のなりたちを知っていますか?
昨年、国立公園指定90周年を迎えた瀬戸内海。沿岸に住むわたしたちにとってあまりにも身近すぎて、その良さに気づくのはなかなか難しいもの。
改めて瀬戸内海の良さについて、環境省 中国四国地方環境事務所 国立公園課 国立公園利用企画官の大林めぐみさんにお聞きしました。
仕事はもちろん、プライベートでは瀬戸内国際芸術祭の初期から「こえび隊」の一員としてさまざまな島に渡っていたという大林さん。島の食の豊かさ、人柄の面白さに惹かれながらも、「ここにはなんもないんよねえ」と口にする声が気になっていたそう。
そこで改めて、瀬戸内海をなりたちから見つめ直してもらおうと、環境省としてさまざまな冊子を制作されました。
国立公園の中でもエリアが広く、指定される区域が点在する特殊な瀬戸内海国立公園。瀬戸と灘が入り混じる地理や、海を介した交流がいまの瀬戸内エリアの食・文化として残っています。
調査を進めていくと、思わぬ島から別の島の文化の一部が垣間見えることも。そこから瀬戸内の海の恩恵や人々の交流の幅広さを発見。さらに住民のみなさんが当たり前と思っていた地元のものが「島独自の文化」として再認識されることで、瀬戸内プライドを高めることができています。
上記は島に住む人々、関わる人々に視点をあてた冊子「瀬戸内Story」。
こういった冊子を見てもらうことで、知らなかった島のことを改めて知ってもらったり、地元ガイドの引き出しを増やして観光に来られた方への満足度を高めることができるのでは、と大林さん。
これらの冊子の内容は6〜7月ごろに下記のサイトで公開されますので、ぜひ覗いてみてくださいね。
環境省 中国四国地方環境事務所 公式ホームページ
瀬戸内海国立公園 公式ホームページ