5月25日/丸亀市・本島 不思議な縁で結ばれた「太陽の家」.
本島で商店や民泊を運営する「太陽の家」代表 西山知恵子さん、所長 西山潤さん、主任 森下将太さんにお話お聞きしました。
丸亀市で就労継続支援B型事業所やグループホールを運営する合同会社「太陽の家」が本島で活動するようになったきっかけは所長の潤さんの”ある想い”でした。
「老後は海の近くでゆっくり過ごしたい、できれば若い時に訪れた本島で」という潤さんの願いが叶い、縁あって、塩飽勤番所跡の斜め向かいにある空き家を購入することに。
しかし、購入した後に思い出の島は本島ではなく岡山県の六口島であることが判明!
太陽の家と本島の関係は、潤さんの勘違いからスタートしたのです
「瀬戸内国際芸術祭2022」の時に太陽の家さんも何かしませんか?と声をかけられたことから、塩飽勤番所跡の前の空き地にテントを張って、太陽の家のスタッフさんと利用者さんで、うどんなどの軽食を販売しました。
普段、障がい者と接することが少ない観光客の方も気軽に話しかけてくれて、利用者のみんなも喜んでいた様子が見られて、やってよかったと話す知恵子さん。
瀬戸芸の後もお店しないの?と島の方からのオファーもあり、家を改修し店舗に。
お弁当、お惣菜、飲み物、お菓子など、コンビニのような幅広いラインナップ!
店内でうどんを食べることもできます。
島民のパートさんが接客を担当。事業所の利用者さんも丸亀市内から通い、荷物を運んだり、うどんを茹でたりなどお仕事をされています。
そんな利用者さんを毎回、港まで迎えに来てくださる島民の方も。こういった島の方とのコミュニケーションが良い刺激になっているそうです。
市内の調理場で毎朝、作られるお弁当・お惣菜。4軒の産直に配達しているのを兼ねて島に持ってきています。
昨年、島民のみなさんからの熱烈なお願いがあり「アイスクリームケース」を設置し、週に一度、仕入れています。
これだけ数がそろっているお店は島内では他にないため、入荷した日は、お目当てのアイスめがけて大量に購入していく方も
軽食・食品のお店「太陽の家」
営業は平日 水曜日を除く、月・火・木・金の11:00~15:00までです。
そして、昨年からは「笠島まち並み保存地区」の古民家で民泊を始めました。
「釣りに来た人や昔、本島に住んでいた人達が気軽に泊まれるところが少ないんや~」という島民の話を聞き、利用者さんの宿泊合宿もできるしいいかもと購入を決意。太陽の家さんのところには、こういった話がどんどん舞い込んでくるそう
このお庭でBBQできるように整備したいな~、畑もできるといいな~と夢は膨らみます。
民泊 太陽の家 詳細は こちら
知恵子さん「本島に来てからやることが次から次へとできて大変なこともあるけれど、みんな楽しんでやっているし喜んでいるのが一番。大阪で都会暮らしが長かったから、自然に囲まれて生活するのは健康にも良い。二人の息子も本島を気に入って、今度、移住してくるんよ(笑)」
島の文化祭や運動会に参加したり、海岸清掃を開催したりと島に溶け込んでいる太陽の家の皆さん。
「訪れた人が、もう一回来たい!と思う島に」
これからも私たちでできることがあれば、やっていきたい。と笑顔で語ってくれました。
☆本島へのアクセス情報☆
丸亀港から本島汽船のフェリーもしくは旅客船にて。
時刻表など詳しくは 本島汽船のホームページ をご覧ください。
丸亀市では毎月20日を「航路運賃無料デー」とし、本島~丸亀航路、丸亀~広島航路、児島~本島航路の3航路全てで、旅客運賃が無料となっています。
本島・広島の各港には、地元に縁のあるお土産が販売されています。
ぜひ、この機会に丸亀市の離島に足を運んでみてください。
本島の情報は まるがめ せとうち 島旅ノート をご覧ください。
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また、AuDee では、過去の放送をアーカイブしています。
あなたの島旅のお供に。。。