3月9日/広島 島民が制作「心経山・石ものがたり」.
広島の玄関口「江の浦港」から車で10分ほど島の西側にある青木地区。
旧広島西小学校の一部を利用し、青木石の歴史や石切りの道具、島の生活道具などを展示している「石の里資料館」は島の観光スポットになっています。
そんな青木地区のお年寄りが集まり、みんなで和気あいあいと過ごしていこう!と2006年に発足した「石の里あいあい倶楽部」は、みんなで意見を出し合いながら様々なイベントを企画し地元を盛り上げてきました。
発足当時からメンバーとして活動している三野道子さんにお話お聞きしました。
発足当初は20人以上いたメンバーも現在は5,6人に。コロナ禍もあり活動が減少傾向でしたが、せっかく地元の「心経山(しんぎょうざん)」が日本遺産に認定されたのだから、もっとたくさんの人に知ってもらおう!と、心経山の言い伝えを基に冊子「心経山石ものがたり」を制作しました。
【日本遺産とは】
日本各地に存在する有形・無形の文化財を、その地域の歴史的背景にからめながら「ストーリー」にまとめたものを文化庁が認定。2019年に、岡山県笠岡市(笠岡諸島)、香川県丸亀市(本島・広島)、土庄町・小豆島町(小豆島)が共同で申請していた備讃諸島をテーマとする「石の島のストーリー」が日本遺産に認定されました。
旧広島西小学校の開校100年誌など様々な資料の中から言い伝えをピックアップし、ひとつの絵本の物語に。
文章は三野さんがたたき台を作成し、石の里あいあい倶楽部のメンバーと話し合いながらまとめました。
絵は「HOTサンダルプロジェクト」第一期生で絵本作家・画家の小林大悟さんが手がけました。
【HOTサンダルプロジェクトとは】
2012年にスタートした全国各地の美術大学の学生が夏休みの約1か月間、丸亀市内の島々に滞在し作品の制作を行うアーティスト イン レジデンス プロジェクト
三野さんたちは「心経山・石ものがたり」を紙芝居に。
今年4月に16年ぶりに再開予定の広島小中学校で子供たちに読み聞かせができたらとメンバー一同意気込んでいます。
「心経山・石ものがたり」の冊子は丸亀市中央図書館や江の浦港待合所に設置したり、島を訪れる子供たちに配布予定です。ぜひ、見かけた時はお手にとってご覧いただき、絵本の舞台である広島・青木地区に足を運んでみてください。
☆広島へのアクセス情報☆
丸亀港から備讃フェリーのフェリーもしくは旅客船にて。
時刻表など詳しくは 備讃フェリーのホームページ をご覧ください。
丸亀市では今年度から毎月20日を「航路運賃無料デー」とし、丸亀~広島航路、本島~丸亀航路、児島~本島航路の3航路全てで、旅客運賃が無料となっています。
広島・本島の各港には、地元に縁のあるお土産が販売されています。
ぜひ、この機会に丸亀市の離島に足を運んでみてください。
3/22に市制施行20周年を迎える丸亀市。
そこで、3/20(木・春分の日)の航路運賃無料デーでは、丸亀港合同待合所にて乗船者に記念グッズを配布します。数量限定、午前の便に乗って島を訪れる方にお渡しする予定です。
広島の情報は まるがめ せとうち 島旅ノート をご覧ください。
この番組は一週間の間、 radiko でもお聞きいただけます。
また、AuDee では、過去の放送をアーカイブしています。
あなたの島旅のお供に。。。