7月6日放送/丸亀市・さぬき広島 町中華のような存在の宿に.
江の浦港から歩いて10分ほど。ゆるやかな坂道をのぼっていくと立派な石垣と古民家が見えてきました。
島旅農園「ほとり」代表の唐﨑翔太さん
立派な茄子とズッキーニは、宿の目の前にある自家農園で育てられたもの。
宿のお客さんと種まきをしたり、水やりをしたり、たい肥を作ったり。収穫だけではない農業体験を一緒にすることもあるそうです。
大学・大学院で旅行・観光について研究していた唐﨑さん。その後、就職したものの上司からのパワハラで1年程で退職。実家のある大阪へ戻ったものの、どうしようかなーと思っている時に、祖父の出身地である広島とのご縁がつながり2020年に移住されました。
そして、島で市役所の臨時職員として働きながら、2021年に「島旅農園ほとり」を開業。
「ほとり」の由来は、海のほとりのような海でもあり、陸でもある。どこまでが海で、どこまでが浜か、そんな二分法で分けられない”あいまいなことこそ大切にしたい”という思いから「ほとり」と名付けたそう。
立派な古民家は昭和元年に建てられたもの(およそ築100年)
この縁側は人気スポット。
夏は庭で花火を楽しむ家族連れも多いそうです。
個室は2部屋。おひとり様での個室利用、ご家族・仲間同士での一棟貸しも可能です。
窓から海が見えます。
気付けば夕方になっている。。。そんな心の充電ができそうな場所。
玄関入ってすぐの共用スペース。元々、戸がついた収納だったところを本棚に。
読書家の唐﨑さん。絵本から人文書まで幅広いジャンルが並んでいます。
貸出自由のため、持って帰って読んで、後日、郵便で返すのもOKだそう。
本棚にあった封筒。これは。。。「一年後の私に書く手紙」
お客さんが宿泊中に書いた自分宛の手紙を預かり、一年後にお送りするというサービス(一通500円)
唐﨑さん「旅行中に感じたこと、考えたことって日常に戻ると忘れてしまう。日記だと自分との対話になるけど、手紙だと『お元気ですか?』『仕事どうですか?』と問いかけたりする。どんなことを書いているかは分からないけど、きっと、未来の自分に色々問いかけているのでは。そして、手紙が届いた時に、ほとりのことも思い出してもらえたら。」
そういうサービスがあるなら、やってみようかな♪というお客さんも結構いるそう。
ほとりオリジナルのはんこ付きで送られてきます。
懐かしい扇風機が!!
宿から徒歩10分ほどのところにある畑へ。
「香川本鷹」を生産販売されており、宿の料理に使うことも。
唐﨑さん「僕は香川本鷹は生のほうが美味しいと思っていて。サルサソース、鯵の南蛮漬けなど和洋中なんにでも合うんですよ。」
5年目に突入した「ほとり」ですが、今年は唐﨑さんのプライベートでも大きな変化が。
交際相手の方と福井・香川の二拠点生活をスタートさせ、秋には広島にて飲食店をオープン予定。
唐﨑さん「島の人がふらっと立ち寄ってお茶したり、お酒飲んだり。平日の昼間から気軽に集まれるところがないんですよね。地域の交流の場、見守りの場にしたいと思っています。」
「続けることが目標。」
唐﨑さん「また、いつでも来てくださいね。とお客さん言っているからには、居なくならないことが大事。僕は町の片隅で毎日、変わらず鍋を振っている大将を見かけることで、今日も仕事頑張ろう!と思えた。そこに居てくれるだけで得られる安心感。人によっては旅行にそんな癒しを求める人もいる。そんな僕にとっての町中華のような存在でありたいと思っています。」
「島旅農園ほとり」
住所:丸亀市広島町江の浦247
電話:070-8409-5969
ご予約は、島旅農園ほとりホームページ から
最新情報は、 島旅農園ほとりインスタグラム をご覧ください。
☆広島へのアクセス情報☆
丸亀港から備讃フェリーのフェリーもしくは旅客船にて。
時刻表など詳しくは 備讃フェリーのホームページ をご覧ください。
丸亀市では毎月20日を「航路運賃無料デー」とし、丸亀~広島航路、本島~丸亀航路、児島~本島航路の3航路全てで、旅客運賃が無料となっています。
広島・本島の各港には、地元に縁のあるお土産が販売されています。
そして、今年も「本島・広島に泊まって日本遺産をめぐろう!キャンペーン」が開催されます。
期間は、7月19日(土)チェックイン~10月2日(木)チェックアウト分まで
詳細は まるがめ せとうち 島旅ノート をご覧ください。
この番組は一週間の間、 radiko でもお聞きいただけます。
また、AuDee では、過去の放送をアーカイブしています。
あなたの島旅のお供に。。。