塩江の森をビールで味わう! 「しおのえオクトーバーフェスト」.
「オクトーバーフェスト」は、ドイツ・ミュンヘンで毎年秋に開催される世界最大のビール祭り。
今では日本各地でも、10月でなくても、ビールを飲むお祭りとして開催されるようになりましたね。
高松市塩江町で、11月22日(土)に初開催される「しおのえオクトーバーフェスト」について、
一般社団法人トピカ代表理事 村山淳(むらやま じゅん)さんにお話を伺いました。

まず、村山さんと塩江町の関わりから・・・
「出身は福島県です。東京大学大学院、イギリス留学を経験し、大学教授を目指していましたが、人が多すぎる都会が合わなくて。もう東京を離れようかというタイミングで、結婚もして、ちょうどその時に高松市の塩江町で地域おこし協力隊の募集が出ていたんです。とりあえず行ってみるか!って飛び込んで、以来8年ほど居付いています」
温暖で海も山も近いことに惹かれ、香川県へ。地域おこし協力隊として、3年間、塩江の地域活性化を目指し活動しました。
「元々歴史学をやっていたっていうのもあって、塩江町の歴史を懸命に学びました。あとは祭りの手伝いなどをひたすらやっていたら、あっという間に2年が過ぎてしまいましたね。もっと深く地域に根付いた活動をするため、最後の1年で一般社団法人トピカを立ち上げる準備をしました」

今回、塩江のクラフトビールが飲めるということですが、一体どのようなビールが作られているのでしょうか?
「正確に言うと、醸造は塩江ではなく千葉県のブルワリーでしています。では、何が塩江なのかというと、塩江の“木”で、ビールに香りを付けているんです」

村山さんが、香りの素である3種類の木のチップをスタジオに持ってきてくださいました!
それぞれの香りを嗅いでみましたよ。
- コナラ・・・ウイスキーの樽の香り!!
「塩江で一番数も多く、一般的な樹種です。おとなしい香りで、飲みやすい味に仕上がりました」
- ヤマザクラ・・・香りは薄め。ちょっとフルーティ。
「木のチップの色が、少し紅色です。熱したり煮たりすると、すごく甘い香りが立ち上がるんですよ」
- ノグルミ・・・強烈!!まるでお香のような、クールな香り。
「胡桃じゃないんですよ。ノグルミっていう全然違う樹種です。醸造家の方と試作を繰り返しながら、ほんのり淡く香りを感じられる程度に調整しました」
当日は、香りをつける前のビールも用意されているので、飲み比べ・香り比べを楽しめますよ。
会場となる 旧・上西(かみにし)小学校は、山に囲まれた谷あいにあります。
イベントでは、焚き木をしたり、イノシシの丸焼きを食べたり、山の恵みを五感で味わってもらいたいとのこと。
塩江町の面積の8割以上を占める森林。最近は放置される森が増えている現状があります。
「イベントを通して、森が持っている魅力や、課題にもちょっと興味を持っていただき、今後、塩江に継続的に関わっていただける最初の入り口にしていけたらいいなと思っています」

「しおのえオクトーバーフェスト」
日時:2025年11月22日(土)16:00~19:30
場所:旧上西小学校(高松市塩江町上西乙461)
料金:
スタンダートチケット 6000円 (クラフトビール飲み放題+イノシシ料理)
ドライバーチケット 4000円 (ノンアルクラフトドリンク飲み放題+イノシシ料理)
送迎付き日帰りチケット 8000円 (スタンダートチケット+ 15:30発 仏生山駅送迎)
宿泊付きチケット16000円 (スタンダートチケット+近隣ホテル宿泊)*宿泊申し込み方法は別途案内あり
参加申込フォーム:
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd_LLZp3X-Auw87l0mgVqgUlHCF26c25F0_JjJ7T7zl6A0Pvw/viewform
詳細:https://topica.or.jp/2025/10/07/oktoberfest_lp/
問い合わせ:塩江温泉観光協会 087-893-0148

