2月22日/丸亀市・本島 島のちいさなパン屋さん「はらのパン」.

本島港から海沿いの道を歩くこと7分ほど。泊海水浴場や小烏神社の近くにあるパン屋さん「はらのパン」。
昨年1/31にオープンし、1周年を迎えたばかりです。

店主の原沙織さんは東京出身。
沙織さんの祖父母が住んでいた本島には子供の頃、夏休みには必ず遊びに来ていたそう。
そんな家も空き家となり、お盆にお墓参りに帰ってくるだけに。これから家をどうしようか家族と話をしていた9年ほど前、屋根の雨漏りを直すために依頼したのが、屋根職人兼大工である沙織さんのご主人 健太さんでした。その運命の出会いからとんとん拍子に話が進み、お二人はご結婚。沙織さんは東京から本島へ引っ越すことになりました。

本島での暮らしが始まったものの島には友達もいないため、めちゃくちゃ暇だったそう(笑)
何か習い事でもしようかな〜と思いついたのが、大好きな「パン」でした。
パン教室に通うようになると、家でパンを焼く練習をするように。一度に10個くらいできるため、夫婦2人では食べ切れず、ご近所にお配りするようになると「美味しいやん!これ売ってよ!」と言われるように。
でも、パン教室に通うようになって1年くらいしか経っていないし、いきなりパン屋さんは自信ないな。。。と思っていた頃、お子さんを妊娠、出産。その間、足掛け5年ほどかけてパン教室に通い、講師の資格も取得。それが自信となり、「よし!パン屋さんをやろう!!」と決心がついたそうです。

「対面式ショーケースの可愛らしいパン屋さん」という沙織さんの希望を形にするため、夫 健太さんが腕を振るい、沙織さんも手伝いながら2人で自宅併設のパン工房を作り上げました。
健太さんは、お店づくりで分からないことなど自営業の先輩として、色々アドバイスをもらえる頼もしい存在です。

沙織さん「お店の中に入って、今日は欲しいものがないな〜と思って何も買わずに出るのって勇気がいると思うので。」
そういった心遣いもあり、お店の外でパンを見て、欲しいものがあれば呼び鈴を鳴らしたり、声をかけてもらうシステムに。お目当てのパンを確実にゲットしようと、オープンのお昼12時前にはお店の前でスタンバっている常連さんもいるそう(笑)

パンのラインナップは毎回12〜3種類並び、スタンダードメンバーが10種、2〜3種類が変わるそう。
こちらは、はらのパンの人気商品「のり塩れんこんチーズフォカッチャ」
フォカッチャシリーズには、この他「3種のきのこ」「枝豆チーズ」「なすのミートソース」があります。
元々、料理をすることが大好きな沙織さん「こういった料理したものを上に乗せたパンが得意なので、それが人気なのが嬉しいです!」
岡「生地はもっちり、具がてんこ盛り。塩っけが抜群で、これはビールに合う!!!」
沙織さん「と思って発明しました(笑)」
この会話でお互いビール好きということが判明しました。


こちらも人気商品「きび砂糖と胡桃」
ほんのり甘くて、胡桃のコリっとした食感がおいしい。まぶされている白い粉は米粉です。
見た目ハード系っぽいですが、ふんわりふわふわで柔らかい。
沙織さん「焼くと外はカリッ中はふわっとなって美味しいんですよ。お客さんから教えてもらったのですが、クリームチーズと蜂蜜を乗せて食べると最高です!」
お客さんからパンの食べ方、アレンジ方法を教えてくれることも多いそう。インスタのDMやコメントで感想が寄せられたり、島の方は直接伝えてくれたり。そういった声が励みになります。

6歳と3歳、2人の娘さんの母でもある沙織さん。
「パン屋さんを始めたばかりの頃は、なかなか早く寝てくれない子供達を怒ってしまい、その怒ってしまった自分に落ち込んだりと悩むこともありました。5月くらいになって、寝ないなら寝ないでいい。今日がんばれば次の日はゆっくり寝られるし。良い意味で諦めることも大事。長くパン屋さんを続けていくなら、もう少し気楽にやろう。と思ったら、すごく気が楽になったんです。」
岡 「娘ちゃんたちは、ママがパン屋さんをやっていることをどう思っているのかな?」
沙織さん「私がパン屋さんを始めてから、保育所でパン屋さんごっこをするようになったんですよ〜と先生から聞いて(笑)嬉しいと思ってくれているのかな。」
オープンして1年。流れに身をまかせる大切さを学びました。

絵を描くことが大好きな娘 こよりちゃんの作品たち&夫 健太さんの「原瓦店」のチラシ。
沙織さん「昨年の秋、瀬戸内国際芸術祭が開催された時に、うちの前の道もたくさんの観光客の方が通るので、せっかくだから観てもらおう!とアーティストネーム【コヨハーラ】として作品を飾るようになりました。」
はらのパンを訪れた際は、こちらの作品展示スペース必見です!

目標は「人を元気にするパン屋さん。」
沙織さん「どんなに辛くても、美味しいものを食べている瞬間は幸せだから。自分が辛かった時に支えてくれた美味しいもの、周りの人への感謝を忘れず、今度は自分が誰かを励ます側になれるように。私のパンで元気を届けていきたいです。」
本島の小さなパン屋さん「はらのパン」は、週1〜2回、お昼12時からオープン。
月末にインスタグラムと店頭のチラシで翌月の営業日をお知らせしています。
詳しくは はらのパンのインスタグラム をご覧ください。
☆本島へのアクセス情報☆
丸亀港から本島汽船のフェリーもしくは旅客船にて、約20分から35分。
時刻表など詳しくは 本島汽船のホームページ をご覧ください。
丸亀市では毎月20日を「航路運賃無料デー」とし、旅客運賃が無料となっています。
本島・広島の各港には、地元に縁のあるお土産が販売されています。
この番組は一週間の間、 radiko でもお聞きいただけます。
また、AuDee では、過去の放送をアーカイブしています。
あなたの島旅のお供に。。。

香川しまびより