11月16日/小豆島土庄町・タートルフルマラソンのにゅうめんお接待への思い.

今年で44回目を迎える「瀬戸内海タートルフルマラソン全国大会」。毎年ゴール地点で温かいにゅうめんのお接待をされている土庄町商工会青年部の取り組みについてお話をお聞きしました。

(写真右から土庄町商工会青年部の合田さん・濱本さん)

香川県では珍しいフルマラソンということで、県内外から多くの方が参加する「瀬戸内海タートルフルマラソン全国大会」。  

『上るたび瀬戸内海 下るたび島の優しさ』と言うキャッチコピーの通り、山を越えながら小豆島の北側海沿いを走り、下ってくる際には通過する地域の皆さんが温かい声援とお接待をしてくれるのがおなじみの風景でした。

高齢化や人口減少により地域の皆さんによるお接待は減りつつありますが、ゴール地点での商工会青年部のにゅうめんお接待は毎年続いています。

「5回目の開催時に役場から『素麺を準備するから青年部でお接待してほしい』と言われ、そこからにゅうめんのお接待が始まりました。」と合田さん。当時100人以上いた青年部のメンバーとそのご家族により、寒空の下で朝早くから釜の湯を炊き、にゅうめんを作ってお接待していたそう。当時は11月の開催でしたが今よりも寒く、分厚いコートを着込んで準備し、器も使い捨てではない陶器を使っていたために冷たい水で食器洗いをするのも大変だった様子。

にゅうめんは参加者だけでなく、応援に来られた方や地元の方、近所のお子さん、ボランティアの大学生など誰でも食べられるとあって毎年大人気。本格的な屋台を設置してカウンターから1杯ずつ手渡されます。

父親が青年部に所属していたと言う合田さんは、ご両親が手伝いに出るため、その日のお昼ごはんを食べにお接待の場所に通っていたのだとか。島ではおそうめんは夏に食べるもの、だからこそ寒い中でいただくにゅうめんはとてもおいしかった思い出があるそうです。

かつては5000杯ものにゅうめんをふるまっていたという土庄町商工会青年部。現在は島の人口減少や高齢化により加入メンバーも減ってしまいましたが、これまで接待を続けてきた先輩方の思いとともに、未来へこの風景をつないでいきたいとお話しくださいました。

今年度の「瀬戸内海タートルフルマラソン全国大会」は来年1月18日(日)開催。商工会青年部の皆さんのお接待はゴール地点の旧土庄町役場で行われますので足を運んでみてくださいね。メンバーの皆さんが考えた島ならではのトッピング(最近は島鱧の天ぷらを乗っけているそう!)や、この日だけの青年部オリジナルメニュー(今回は小豆島のまっくろお出汁のおでん)の販売もありますのでご注目を!

◼️第44回瀬戸内海タートル・フルマラソン全国大会

開催日時/2026年1月18日(日)9:00~15:30(雨天決行)

会場/香川県小豆島土庄町(旧土庄町役場~小部)

種目/フル・ハーフ・10㎞

申込締切/2025年11月26日(水)

公式サイト https://setonaikai-turtle-m.com

香川しまびより

今日も、香川は “しまびより”

穏やかに晴れた日曜日の朝は、瀬戸内海にぽっかり浮かんだ香川の島に出かけたくなる、絶好の“しまびより”。

寄せては返す瀬戸のさざ波に誘われて3人のパーソナリティが、香川の島々に暮らす人たちに会いに行きます。

そこに代々暮らし続けている人、戻ってきた人、または、新たに暮らし始めた人。

今、島に暮らしているいろいろな人たちのお話しを通じて、そこに脈々と流れる歴史や独自の文化、そして今でも続く風習など、私たちが知っているようで知らない、島々の魅力をお伝えします。

放送時間
毎週日曜日9:00~9:15
毎週木曜日12:30~12:45(再放送)
パーソナリティ
市川智子、柏原砂里、岡加依子

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