9月7日/丸亀市・本島 北欧インテリアと古民家を体感するHonjima Villa Tomari..
株式会社スナック 代表の高木智仁さん、プロジェクトマネージャーの庄井晃太さんにお話お聞きしました。
高木さんは丸亀市綾歌町出身。8年ほど前、お子さんと一緒に海水浴やピクニックによく訪れていたという本島。すごく良いところなのに、あまり人がいないのはもったいない。もっと多くの人に知ってもらいたいと思うように。
高木さん「一度、県外に出て、地元に帰ってきた人間として、せっかく丸亀市に住んでいるなら、自分たちでできることで楽しい場所を作っていった方が絶対良いと思って。また、本業である北欧インテリアショップ「CONNECT(コネクト)」のコンセプトが「暮らしの提案」なので、建物と地域があってこそ暮らしが成立するのであれば、地位に対して何かアプローチをしようと仲間と共に別会社を設立しました。」
2018年にリブランディングに特化した地域エリアマネジメント会社「株式会社スナック」を設立。そこで、後に「本島スタンド」となる物件に出会いました。
本島の玄関口である泊港から徒歩1分のところにある本島パークセンター内にあるカフェスタンド「本島スタンド」は、元々、地元の方が定食屋さんをされていたのですが、突如閉店することに。島の人も自分たちも困っていたところ、建物の持ち主である島の漁業組合長さん(当時)にお話をすると「で、お前らはいつからやるんや?」「え??」となり笑 流れに乗ってカフェを運営することになったそう。
今年、株式会社スナックに入社された庄井さんも丸亀市のご出身ですが、本島の存在は知らなかったそう。今では、お店から見える海や瀬戸内海の景色の虜に。
本島スタンドで最近、販売開始されたのがスタッフ島ちゃん(本島在住)手作り「特製焼肉のタレ」。人気のカフェメニューに使用されている逸品がお土産になりました!
早速、庄井さんが担当されているお店のブログを見て買いに来てくれた人も!
ブログを通して、お店の情報や島の魅力を発信しています。
設立当初から島の古民家再生や移住・定住促進に向けた取り組みを行ってきた株式会社スナックの新たなプロジェクト、宿泊施設「Honjima Villa」シリーズが今年スタートしました。
塩飽大工が手がけたであろう古民家を体感してもらう場所が必要と感じ、古いものをできるだけ残しつつ、北欧デザインの洗練された家具と共に、快適に過ごしていただける一棟貸し。
2020年に本格オープンした笠島地区の「Villa Kasashima en.」、そして、今年2月に泊地区にオープンした「Villa Tomari.」。今回は、「Villa Tomari.」を見学させていただきました。
高木さん「玄関入ってすぐの場所は、いかに開放的にできるかにチャレンジしました。」
木のぬくもりと柔らかな日差しが心地よい。。。建物がようこそ!と出迎えてくれているような感じがします。
廊下の右手側は元々あった和室を改修。縁側からは泊海水浴場から本島コミュニティセンターに抜ける島のメインロードを臨みながら、読書タイムも良さそう(気付いたら寝てそう)
建物の奥は、瀬戸内国際芸術祭・秋会期に向けて現在、お庭の工事中。
BBQや焚き火が出来て、さらには、ロウリュできる薪ストーブタイプのサウナ小屋が完成予定。
高木さん「島といえば夏のイメージが強いかもしれませんが、冬も楽しんでもらえるようなコンテンツ作りを考えています。Villaシリーズはオープンして終わりではなく、どんどん進化していくスタイルを目指しています。」
廊下の左手側は、普段の生活からギャップがないようなミニキッチン、リビングダイニング。
株式会社スナックの合言葉は「雑談からはじめよう」
気軽な雑談から生まれるアイデアを大切に。居心地の良い空間だと雑談も弾みそうです。
ゆっくり過ごしてもらえるよう照明は落とし目に。
北欧のソファは、長く座っていても疲れないよう硬めに設計されているそう。
こういった家具を実際に利用できるとあって、北欧インテリア目当てにお越しになるお客さんも多いようです。
瀬戸芸・秋会期中は、普段とは異なる北欧インテリアが並びます。宿で暮らすように体験できるチャンスをお見逃しなく!
1泊2日のお客さんにも本島でゆっくり滞在してほしいということで、「Honjima Villaシリーズ」は、レイトチェックアウト14時までを基本としています。14:15発の丸亀行きの船があるので、朝お散歩して、宿に戻ってゆっくりして、本島スタンドでお昼ごはんを食べたりと、みなさん思い思いに本島を満喫されているそう。
客側としては嬉しいですが、スタッフさんは大変では??
庄井さん 「大変ではありますが笑 お客様に本島での素敵な宿泊体験を提供したいので頑張っています!」
高木さん「できるだけ本島に関わってもらえる人を増やしたい。という思いで始めた宿泊施設に続き、ゆくゆくは、北欧デンマークの教育システム「フォルケホイスコーレ」のような、本島ならではのクラフトが学べるシステムを導入したいと考えています。来年には、そのスモールステップとしてのワークショップを開催したいと思っています。」
Honjima Villa シリーズ「Villa Kasashima en.」「Villa Tomari.」
詳細・宿泊予約は ホームページ をご覧ください。
☆本島へのアクセス情報☆
丸亀港から本島汽船のフェリーもしくは旅客船にて、約20分から35分。
時刻表など詳しくは 本島汽船のホームページ をご覧ください。
丸亀市では毎月20日を「航路運賃無料デー」とし、丸亀港・児島港〜市内5つの離島を結ぶ3つの航路で旅客運賃が無料に。本島・広島の各港には、地元に縁のあるお土産が販売されています。
この番組は一週間の間、 radiko でもお聞きいただけます。
また、AuDee では、過去の放送をアーカイブしています。
あなたの島旅のお供に。。。