9月14日/小豆島移住者の地域とのつながりと幸福感を調査中!.
2024年の春、香川大学と東京藝術大学が共同で、アートと科学技術による「心の豊かさ」を根幹としたイノベーション創出と地域に根差した課題解決の広域展開に取り組みはじめました。
香川大学医学部 臨床心理学科では、その一部である離島の課題、とくに小豆島の課題に関する取り組みを行い社会貢献したいと、2025年4月から2つのプロジェクトをスタート。
小豆島に移住された方を対象にしたアンケート調査と、移住者を対象とした遠隔のカウンセリングです。
募集のチラシには『あなたの移住体験を聞かせてください』という一言が。その人自身の移住してからの体験を聞くこと、また心理学でよく使うアンケートの心理尺度から移住されたみなさんの傾向を調査しています。
ポイントは「地域とのつながり」と「幸福感」。
現在60名ほどの移住者さんがアンケートに回答されていますが、「幸福感」については、「移住してよかったことは自然が豊かなこと」が上位を占めているそう。釣り好きの竹森先生も「海の話をするとみんなにこにこ。釣り場を教えてくれたりします。」と海をきっかけにコミュニケーションが取れたエピソードをお話くださいました。
「地域とのつながり」については、『地区の人がちょっとした困ったことでも助けてくれる』というエピソードを多くの移住者さんがお話しされたそう。
(香川大学医学部 臨床心理学科 竹森教授)
「カウンセリングもまだ対面相談が多いけれど、これからはオンラインが大きなウエイトを占めてくると思います。直接行かなくても相談できる環境を作り、島の現状を知って行政にも働きかけていきたいですね。得られた経験や知見を活かして全国の離島や地域にも生かしていきたいです。」
(香川大学医学部 臨床心理学科 三垣助教授)
「小豆島に足を踏み入れて話を聞いていると、移住者の人がとてもイキイキしているんです。それが島の強み。それをゆっくり解き明かしながら、住民の人も含めて島全体のメンタルヘルスに寄与できたらいいなと思います。」
現在、香川大学臨床心理学科では小豆島に移住された方を対象にカウンセリングに参加いただける方を募集しています!
上の写真のような画面を小豆島中央病院と香川大学医学部の両方に設置。オンラインで画面を繋いで移住体験を50分×数回お聞きするスタイルです。お気軽にご参加を! 詳しくは下記QRコードからアクセスしてみてくださいね。
また、香川大学 臨床心理学科の公式Instagramや公式Xでは島での活動の様子をご紹介していますので、ぜひチェックを。
【香大心理×小豆島】
公式Instagram https://www.instagram.com/kadaishinri_shodoshima/