10月15日(再・18日)は秋の三市町合同週!各地の民話にまつわるお菓子をご紹介します。.
またまたやってきました、東讃RADIO CLOVER、シーズン恒例の合同週!この秋は各地の民話にまつわるお菓子のご紹介。
先ずは東かがわ市から、お馴染みの「ぶどう餅」!その由緒には4つほど説があります。
「戦国時代に武士たちが武勇を祈って日本武尊を祭る白鳥神社に奉納した説(武道餅)」「松平頼重が白鳥神社修築のお祝いで開催した狩りの集いでのご褒美に配った説」「和三盆糖が有名になっていたこの地で九州から来た菓子職人が地元のお菓子を広めた説」「白鳥神社前のお菓子屋さんが神社御用達の看板を掲げさせてもらった説」「京都の下賀茂神社のみたらし団子にちなんだ説」・・・ただし、どれも確証はないとは、東かがわ市地域おこし協力隊文化財担当ブロガー・謎のKさんでした。
さぬき市からは、源義経の妻・静御前にまつわるお饅頭「初音」
静御前が義経と生き別れた後、母親の郷里である香川にやってきて出家した折、剃髪した紙をおさめた「剃髪塚」が長尾寺にあります。またその際義経の思い出の品として持っていた由緒ある鼓「初音」を投げ捨てた「鼓が渕」もコトデン長尾駅近くにあります。
その初音をモチーフとしたお饅頭が「初音」です。あんこの中に梅の甘露煮が包まれて、ほのかな酸味に静御前の想いがしのばれる・・・とか。
三木町からは、三木町の民話界の皆様がまとめた民話集の中に「三つ子石池」にちなんだクッキーをご紹介しました。
ただ、筒井さんがどうしても紹介したい民話があるということで「おなら塚(へこき塚)」を紹介しました。
なんとその昔、お殿様主催の宴席でうっかりおならをしてしまった下女・おきくさんが「可哀そうだが」手打ちにされてしまったというお話。当時は高貴な人にとっておならとは「下品」なものとして、それを「私がしました」と受け取る女性の職業まであったとか・・・そのおきくさんが葬られた「おなら塚」は、今では氷上・花丸橋近くにある大きな木の下だったそうです。
秋の夜長、お茶うけに民話を紐解きながら由来したお菓子をいただくのはいかがでしょうか。