編集 田尾 和俊
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団長:今回は、麺通団がテレビのうどん番組のレギュラーに出たという話の回です。
ごん:単発なら過去に団長もH谷川君も結構出ましたけど、テレビのレギュラー番組はKSBのあれ1本だけですよね。
H谷:あれがあったじゃないですか、『田尾和俊の讃岐うどんワールド』(笑)。
ごん:あー、山陽放送の番組で、確かトメちゃんとうどん屋とか回ってたような。
H谷:何か結構楽しそうに回ってましたよね(笑)。
団長:トメちゃんはめちゃめちゃおもしろくてやりやすかったけど、唯一、タイトルが恥ずかしいのが難点だったんで、俺の中ではあの番組名だけは封印しとる(笑)。
ごん:いいじゃないですか。冠番組を持ったいうのは、芸人にとっては勲章ですよ。
団長:誰が芸人じゃ!
麺通団のテレビ新番組と「釜バター」
ごん:皆さんの今年の初うどんはどこですか?
H谷:僕は丸亀の「一屋」で、仕事中に普通に昼ご飯で食べました。
ごん:団長は?
団長:「うどんバカ一代」。
ごん:あ、それはあれですね。
団長:はい、あれです。ある理由があって1月3日に「バカ一」に行ったわけですが、実はその数カ月前、かつて私がタウン情報誌の編集長と社長をしていた頃の「安Z」という社員が…
ごん:どう考えても「あんざい」しかいませんが。
団長:わからんぞ。あんじ…あんず…あんぜ…あ、「あんぜい」かもしれんぞ。
ごん:アンゼイーナ・ジョリーとかね。
H谷:うわあー。どうですかこれ(笑)。
団長:俺がそれ言うたら君らが鬼のようにツッコミ入れてくるところやけど、俺は寛大だから、今日のところは勘弁しといてやろう。
ごん:恐れ入ります。それで、あのオヤジギャグマスターで世界史オタクの安Z君ですよね。
団長:そうそう。「トゥグリル・ベク!」とか「耶律阿保機!」とか言うたら仕事ほっといても話に乗ってくるという。
H谷:何すかそれ。
団長:「トゥグリル・ベグ」と「耶律阿保機」を知らんようではキミ、セルジュクトルコと契丹は語れんよ。
H谷:一生語ることはないと思いますけど。
団長:それなら仕方がない。でね、そのオヤジギャグマスターで世界史オタクの安Zというやつがのちに成長して立派なビジネスマンになってね、俺のとこに「麺通団がうどんの話をするというテレビの番組の企画をしたんですけど、出てくれませんか?」という依頼を持って来たわけだ。
ごん:来ましたね。
団長:確かに、うどんの話をバカバカしくおもしろくさせたら麺通団はそれなりの付加価値を出せるとは思います。
ごん:ええ(笑)。
団長:うどんに関するいろんな知識とか見識となると俺らより優れた人はいっぱいおるけど、とにかくバカな話をするやつはなかなかおらんから、そういう意味ではここまでは安Zの目の付け所はそんなに悪くはない。
ごん:それなりに有効な人選かと。
団長:しかし、彼は根本的なところを間違っている。
ごん:と言いますと?
団長:テレビやぞ。
ごん:あっはっは!
団長:こんなオバカトークをテレビで流していいのかと。
ごん:さらにビジュアル的にもね。
団長:我々、ハイビジョンのアップに耐えられんからね(笑)。しかしまあそこは、引きで撮ってくれたらなんとかごまかせる。例えば、俺らがスタジオでしゃべってるのを屋島の上から撮ってもらうとか。
H谷:どこまで引くんですか。
団長:えー、番組はどうも、5分番組らしいです。で、大まかな構成は、まず、KSBが香川県内の1000人ぐらいから「あなたの好きな肉うどんのある店はどこですか?」とか「好きな釜あげうどんの店はどこですか?」とかいうアンケートを採って、それをメニューごとにランキングにしたらしいんだ。
ごん:頑張りましたね。
団長:で、そのランキングを見ながら、「麺通団の皆様、何かバカなコメントをよろしくお願いします」という話や。
ごん:台本も何もなく、「適当にしゃべって」みたいな。
H谷:相変わらずざっくりしてますね。
団長:俺らに来る話、そんなんばっかりや。
ごん:しかもランキングって言うても、僕らが作ったランキングちゃうし。しかもそのランキングを見たら、食べてないメニューの多いこと多いこと。
H谷:あんなに困ったのは初めてですね。
ごん:ランキングに上がってくるような店はたいてい全部行ってるんですけど、メニューを指定されるとね。
団長:しかし、我々麺通団は「食べてもないのにコメントをする」などという不誠実なことはできないんで、紹介しないといけない店のメニューは全部食べに行ったんだ。そしたらリストの中に「うどんバカ一代」の「釜バター」というメニューがありまして。
ごん:僕ら食べたことがなかったんで。
団長:収録が1月6日だったんで、それまでに食べとかないかんということで、ごんと一緒に1月3日に行って来たのが今年の初うどん。しかし「釜バター」は驚いたなあ。
ごん:というか、あなた、何頼みました?
団長:かけ大と天ぷら2つ。
ごん:どこが取材ですか!
H谷:ただの食事ですやん。
団長:ま、ごんが「釜バター」を頼んだから、ごんからちょっと分けてもろたらええかと思ってね(笑)。けどあれはイロモノかと思ったら、アリやの。
ごん:メニューとして、よくできてますよね。
団長:黒胡椒をかけて食べるんやけど、あれは和食でないぞ。
ごん:いやほんと、あれに黒胡椒は大正解だと思いますよ。
団長:それと、「バカ一」の麺はちょっとおもしろい。手作り感が主張してきて、ゴワッと感もあって。カタコシでもなくて伸びるコシでもない、弾力系のコシでもなくて、何か強い…あれは何コシや。
H谷:高松では珍しいコシだと思いますね。
団長:そこで私はあの麺について、とっさに驚くべき比喩をもって、もう「この麺を例えるにはこれしかない!」という表現をしたね。おそらく麺を語る人が100人おっても、ただの1人もこんな例えは出てこないだろうという素晴らしい例えをポーンと。
ごん:何か言うてましたね。
団長:君ら、一瞬、この俺の奇跡的な比喩に付いてこられんかったよな。
ごん:えー、付いて行きたくなかったという感もありますが、よく覚えてません。何でしたっけ。
団長:今日はまだテレビのオンエア前なので、言えません。
H谷:うわーい!
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