麺通団のうどラヂテキスト版 編集 田尾 和俊

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団長:こないだ、イワシの大群のことを調べよったら。

ごん:何を調べよんですか。

団長:職業柄、何かちょっと引っかかったらすぐに調べる習性があるもんで(笑)。ほんで調べよったら、イワシがでかい魚に追われる時にできるあの塊のことを英語で「ベイトボール」って言うんやって。

ごん:どういう意味ですか?

団長:「エサの玉」。

ごん:もはや「エサ」であることを前提とした言葉じゃないですか!

団長:そうなんよ。「アメリカ人もちょっとイワシの気持ちになって名前付けてやれよ」って思ったわ(笑)。

強力粉でうどん

団長:オープニングお便りのコーナーです。

ごん:ありがとうございます。

団長ごんさんH谷川さんスタッフの皆さん初めまして。団長と同郷のウエボンシッシモと申します。

ごん:名前の由来がよくわからないですが、同郷と言えば詫間町松崎ですか?

団長:どこまでピンポイントかわからんけど、「香川県」を同郷とされるとあまりにもくくりが大きいぞ。

ワシントン州の田舎でイワシやうどんの話を楽しみながら農業をしています。

団長:外国やないか! ほな「同郷」いうのは「日本人」いうことか?

H谷:違うと思いますけど(笑)。

ごん:ワシントン州いうたら、アメリカですか。

団長:中国ではないような気がする。

ごん:いや、わからんですよ。漢字で「鷲」とか「和親」とか…

団長:「トン」は絶対「豚」やな。

ごん:「和親豚」ですか。

団長:おー、豚と和親条約を結んだことで付いた地名かもしれん。

H谷:あの、止めた方がいいですか?

団長:お願いします(笑)。

こちらに来て1年ほどですが、『うどラヂ』を知ったのは最近です。もっと早く知っておけばと後悔しております。

ごん:知ってしまって後悔している人もいますよ(笑)。

さて、こないだ近くのスーパーで売っていたパン用の小麦粉でうどんを作ってみました。かけダシは日本から送られてきたイリコのパックダシとキッコーマンの醤油、みりんを使用して作りました。

ごん:パン用って、強力粉じゃないですか?

団長:強力粉やろな。強力粉はパンや餃子の皮やピザ生地とかで、うどんは中力粉やからな。あと、ケーキや天ぷらのコロモなんかは薄力粉で。

H谷:さすが団長、小麦粉にもお詳しいんですね。

団長:こないだ別件で調べたばっかりや(笑)。ちなみにパスタは「デュラム小麦」を挽いた粉で作るらしい。見たことないけど。で、どうなの? 強力粉でうどんはできるんか。

ごん:一応うどんの形にはできると思いますけどね。

それをメキシコ人の友人に食べてもらったんですが、予想外の人気でした。メキシコ人はイリコダシのかけうどんが結構好みのようです。アメリカ人は魚の臭いが苦手な人が多いように感じました。報告を終わります。

ごん:魚は国によって好き嫌いがあるのかもしれませんね。メキシコは海が多いし。

団長:バハカリフォルニアとか、イワシの大群が来るからな。美しいイワシの大群はバハカリフォルニア。恐ろしい巨大なイワシの大群は南アフリカの沿岸。5億匹やからな。空から見たら、海が黒いんぞ。

ごん:イワシの大群を3Dの映画館で見たいですよね(笑)。

団長:「うおー! おおかたやられよったがー!」とか言いながらね(笑)。

H谷:団長はイワシの大群の真ん中に入るのが夢でしたっけ。

ごん:イワシのエサを体中に塗りたくって大群の中に入って、1時間ぐらい突っつかれまくるいうのはどうです?

団長:そんなんできるんなら、俺そのまま死んでもええわ…って、どんなマニアやねん。ということで、あっさりしたお便りに合わせて展開もあっさり終わってみましたけど、どうでしょう(笑)。

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