麺通団のうどラヂテキスト版 編集 田尾 和俊

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団長:前回掲載の「未来に残すべき讃岐うどん」の追加ネタがありました。

ごん:何でしょう。

団長:今はなき、高瀬の「松井うどん」の女将さんが作ってた、天ぷらの「チン」シリーズ。

ごん:あんな物を残していいんですか!

H谷:まあ、『うどラヂ』で結構話題になったことは確かですけど(笑)。

団長:残すべき価値があるかどうかは、オンエアの再現を見て判断してもらおう。

ごん:というか、ここに採用した時点で残ってしまいますけど。

「松井うどん」の「チン」シリーズ

団長:H谷川君の「とれとれピチピチ讃岐うどん情報」~!

H谷:あの、「松井うどん」なんですけど、「チン」シリーズ第4弾が出ました。

団長:え~?また出たん?(笑)

ごん:あの、誰も望んでいないシリーズ(笑)。

H谷:「誰も望んでいないけど、女将が言いたいだけ」という第4弾で、今度はヤマイモを使った天ぷらなんですけど。

団長:あれ? 確か第1弾が「ポテチン」だったろ?

H谷:「ポテチン」です。

団長:それから第2弾が、納豆が入った「ねばチン」。

H谷:で、第3弾がまあちょっと言葉に出せないですけど、フランクフルトを丸ごと天ぷらにしたアレね。

団長:「デカチン」やったっけ。

H谷:うわああ、そうですそうです(笑)。で、第4弾がヤマイモなんですけど。

団長:ヤマイモは「ねばチン」と被るんちゃうんか。

H谷:言い方を変えてるんです。

団長:「ネヴァーチン」とか?

ごん:それ、ほんとに「言い方」だけです(笑)。

H谷:そういう「言い方」の違いではなくて、ヤマイモがトロ~ッとしてるんで…

団長:「トロチン」か? いや、「チントロ」か?何か「ビントロ」か「トントロ」みたいな。

H谷:いやまあ、全部最後に「チン」が付いてるんで前者の方で。

ごん:というか、それ以前に気になるんやけど、その「チン」は何よ。

H谷:「珍しい」の「珍」です。「珍しい天ぷら」ということで「珍シリーズ」が始まったんです。

ごん:けど「ポテトの天ぷら」は珍しないやろ。

H谷:「ポテチン」は「ポテトの天ぷら」じゃなくて、「コロモにポテトチップをまぶしてある」という天ぷらだから、珍しいじゃないですか。ポテトチップがエビに突き刺さってましたから。

ごん:じゃあ第2弾の「ねばチン」は?

H谷:「ねばチン」も「チクワ天の中に納豆を詰め込んである」という珍しい天ぷらです。

ごん:なるほど、じゃあそれもええとしよう。けど第3弾はどうよ。

H谷:第3弾の「デカチン」は、フランクフルトを丸ごと揚げてます。

ごん:それはそのまんま、どこにでもあるやん。

団長:確かに、「珍」の要素が見当たらんぞ。

H谷:そうなんですよ。最初の頃の「チン」はちゃんと珍しい「珍」で行ってたんですけど、第3弾あたりから女将の頭の中で「チン」の意味が…何というか、ちょっとあらぬ方向にブレ始めてきたみたいで…(笑)

ごん:H谷川君、この番組は夕方6時台放送やから、それ以上はまだちょっと早いよ(笑)。

団長:麺通団の『うどラヂ』は、シモネタ、厳禁!松井に「第5弾以降の展開によっては『うどラヂ』に出禁にする」って言うとってくれ。

H谷:わかりました(笑)。

ごん:というか、ネーミングだけじゃなくて、味とか風味とかそういうのをちゃんと紹介してよ。

団長:いや、それはいらん。あそこの差別化された付加価値のトップは「天ぷらのネーミング」なんだから。

ごん:あっはっはっは!

H谷:そうですよごんさん。松井は「レジで注文の確認をされる時に、女将さんに『ねばチン』とか『デカチン』とか大声で言われるのを恥ずかしがる」っていう店なんですから。

ごん:おかしいおかしい!

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