編集 田尾 和俊
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団長:今、『うどラヂ』テキスト版は2012年あたりの放送を再現していますが。
ごん:一部加筆されているようですけどね(笑)。
団長:「一字一句再現する」というやり口も考えたんやけど、ポッドキャストでもカットされた部分とか放送で言い足りなかったことなんかをきちんと文章に収めた方が付加価値が付くから、メチャメチャ頑張って原稿書っきょんぞ。
ごん:そのせいで何か俺ら、テキスト版の中で記憶にないことまでしゃべってたりするんよな、H谷川君。
H谷:ええええ。
団長:それはきみらの記憶力の問題やんか。ほんでとりあえず2012年頃いうたら、讃岐うどん巡りブームがピークを継続している中で、「うどん県」宣言をはじめとして行政や組合がいろいろやりだしたり、新世代の若手が新しいスタイルの店やメニューをどんどん出し始めたりして、大きな「讃岐うどんブーム」の第2局面に入ったと言える時代になってきた。
ごん:なるほど。
団長:で、ブームの勃発から“高値定着”までの“第1局面”を牽引してきた我々麺通団は、その役割をほぼ終えたとして、こんなおバカ番組にうつつを抜かしておるというわけだ。
ごん:というか、その“第1局面”でも同じようなことをやってた気もしますけど(笑)。
H谷:ええええ(笑)。
団長:確かにその指摘は鋭いが(笑)、周りの方々の扱いは明らかにもう麺通団以外の方にシフトしてきてた時代ではあるので、そのあたりの傍証になるような回をどうぞ。
『黄金伝説』のプチ顛末
団長:お便りを頂いております。
いつもポッドキャストで拝聴しております、神戸在住の「たあぼ」と言います。先日放送されたテレビの番組で、「行列ができるグルメ」で「一福」が紹介されていました。
ごん:神戸で放送されたんですか。
H谷:いや、全国放送の『黄金伝説』いう番組です。
団長:あ、そうそう。何か芸人さんが来て。
H谷:「駐車場で一晩過ごして開店と同時に一番乗りする」という趣向で(笑)。
その中で、「うどんの専門家から“奇跡の麺”と評価された」というコメントがありました。これは絶対に団長のお言葉ですよね。この番組だけを見た方は「うどんの専門家って誰だろう」と思ったかもしれませんが、『うどラヂ』のリスナーはすぐに団長だとわかると思います。そこで質問です。果たして名前が出てなくてもほぼ個人を特定できるようなこのテレビのコメントに、団長に対するコミットはあったのでしょうか。
団長:つまり、あの番組で事前に「団長のコメントを使わせてくれ」みたいな話があったのかと。
ごん:なるほど。
何とか無理やり展開していただけるとうれしいです。
団長:投稿人も大して展開力のないお便りであることを自覚しているようだが(笑)、どうする?
ごん:展開しましょう。
団長:しょうがないな。実はこの『黄金伝説』のオンエアの前日に、吉本のマネージャーから連絡があったんだ。
ごん:ほうほう。
団長:吉本からは普通、どこかから何かの依頼があったら事前にメールで「こういう依頼がありましたが、どうですか?」みたいな連絡が来るんやけど、その日は電話がかかってきたんよ。その時、俺はちょうど大学で授業をやってて、授業が終わって研究室に帰ってきたらケータイに着信が何回も入ってたんだ。ほんで「これは何か緊急事態かもしれん。これはこっちから電話せないかんか」と思いよったら、また電話がかかってきた。
ごん:これは「すわ、一大事!」ですね。
団長:「すわ、一大事」なんか今時、誰も使うやつおらんけど、とにかく一大事かもしれんと思って電話を取ったら、マネージャーが言うには「実は明日放送される『黄金伝説』という番組で香川県の『一福』というお店を紹介するらしいんですけど、その中で『麺通団の団長が“奇跡の麺”と評価した』というナレーションを入れるらしくて、それで『そこに田尾さんの写真を使っても構わないか?』という問い合わせが来たんですけど」って。
ごん:放送日の前日になって!
団長:もう締切キワキワやん!「まだ作っりょったんか!」みたいな時間やぞ。制作会社の担当、かなり焦っとったんやろと思うけど、たぶんどこかから「団長は吉本らしいぞ」という話を聞いて、大急ぎで吉本に連絡が行ったらしいんだ。ほんでマネージャーが俺に大急ぎで電話をかけてきたから、「あーもう好きなようにして下さい」って返事した。
ごん:あっはっは!そんなあっさり。
団長:それでね、まあ一応そんな電話があったから、翌日の『黄金伝説』の放送を見たんよ。そしたら、写真は出えへんわ、「麺通団の団長」という言葉もカットされて「讃岐うどんの専門家が」いうコメントに変わっとったわ。
ごん:あらー。
団長:あの電話の後、どういう事情があったのか知らんけど、ひょっとしたら俺が返事した時にはもう間に合わなくなってて、「写真は間に合わないから写真なしでいこう」「じゃあ『麺通団団長』というコメントもなしにして、『讃岐うどんの専門家』とかでいいんじゃないですか?」みたいなことになったのかもしれん。
ごん:もしくは、実は間に合ったけど、写真をはめ込んでみたら「これは違うな」と。
H谷:はははははは(笑)。
ごん:局の上層部の方に見せたら「これはねえだろ!」みたいな話でね。
H谷:はははは(笑)。
団長:ということで、不本意なコメントで終わりますがそんなことが水面下で起こってたということで、意外と展開しました(笑)。
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