編集 田尾 和俊
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団長:『うどラヂ』に時々来る、海外からのお便りを1本。
ごん:ポッドキャストでどこでも聞けますからね。
H谷:でも、海外で『うどラヂ』を聞いてるのはたいてい日本人ですから。
団長:じゃあ、来年から外国語放送を始めるか。
ごん:僕ら英語しゃべれんし、たぶん『うどラヂ』の会話は翻訳もできんと思います(笑)。
おフランスのトンデモうどん屋
団長:オープニングお便りのコーナーです。
ごん:はい、ありがとうございます。
熊本の「こなもん屋」と申します。余談ですが…
ごん:あれ?本編は?
団長:あ、すみません、あの、本編はさておき。
H谷:ははははは(笑)。
数年前、フランスのEU本部がある地方の…
団長:ん?EUの本部って、ブリュッセルでなかったか?ベルギーの。
ごん:今調べますと、EUの本部はブリュッセルですね。ちなみに「欧州評議会」というのがフランスのストラスブールにあって、ストラスブールは別名「欧州の首都」とも呼ばれているそうで、これがどうもEU本部とよく間違えられるそうです。
団長:なるほど、じゃあとりあえずストラスブールということにしておこう。違うかもしれんけど。
…フランスの地方の日本料理のレストランで、うどんを頼んだことがあります。
ごん:ほうほう。
20ユーロ、約2300円でした。
団長:高っ!
味噌を溶かしたお湯に、エビとホタテなどが入った生臭いスープに、給食のソフト麺が入ったようなものでした。まずかったです。
団長:「味噌を溶かしたお湯」って、ダシが入ってないということか?
ごん:そらまずかったでしょう(笑)。
店には中国人の“寿司娘”がいましたが、「にぎり寿司」ではなく、「たぎり寿司」と書いてありました。
H谷:はははは(笑)。
団長:というひどいお便りが届いております(笑)。
ごん:外国の日本料理店をどの国の人がやってるかは、ちょっと確認しないとね。
団長:昔、「サウジアラビアで韓国系の讃岐うどんがあった」みたいなレポートがあったよな。
ごん:海外は近年「日本料理」書いてたらお客さんが来るから、日本人じゃなくてアジアの、某アジアの国の方が「日本料理」という看板でやってらっしゃる方が多いそうでござんすよ。
団長:そう言えば昔、『インタレスト』で「世界の日本料理店に使われている日本語大調査」をやった時に四国学院の外国人の先生に聞いたら、「ヨーロッパでやっている日本料理の店の半分以上は経営者が中国人」って言ってました。
ごん:僕もそういう話、何回か聞きました。
団長:ちなみに私は5年ぐらい前にイタリアに行った時、お皿をいっぱい売ってる店で「うちの店のオーナーは中国人じゃないよ」って呼び込みされたことがあります(笑)。というかそれ、「日本料理を騙ってまずい料理を出して、日本の評判を落とす」いう、新手の反日活動でないか?
ごん:あっはっは!あ、いや、違いますよ皆さん(笑)。
団長:もちろんきっと違いますよ(笑)。まあそれだけ「世界で日本料理が人気がある」ということで何よりですけど、やるんならうまい料理を出してくれ(笑)。
ごん:ちなみにですけど、さっきの『インタレスト』の「世界の日本料理店に使われている日本語大調査」って、どうやって調べたんですか?
団長:みんなでネットで外国語のサイトに入って行って、外国の電話帳のサイトにたどり着いて、飲食店名をしらみつぶしにチェックして、11カ国から3500店ぐらい探し出した。
ごん:相変わらず力業ですなあ(笑)。
団長:ちょっとデータを引っ張り出すと、店名に数多く使われていた日本語ランキングの上位は、
(1位)61店…Tokyo(東京)
(2位)46店…Sakura(桜)
(3位)39店…Aki(秋)
(4位)37店…Ichiban(一番)
(5位)36店…Oisii(おいしい)
(6位)30店…Hana(花)
(7位)23店…Osaka(大阪)
( 〃)23店…Wasabi(わさび)
(9位)22店…Kyoto(京都)
( 〃)22店…Bento(弁当)
という結果になりました。
ごん:Ninja(忍者)とか、上位にありそうな気がしてたんですけどね。
団長:Ninja(忍者)が付いた店は、「Ninja Japanese Restaurant」(オーストラリア)と「Ninja Susi」(スペイン)しか見つからんかった。
ごん:意外と少ない。
団長:何か、食事をする場所と「忍者」のイメージが合わんのかな。「店に入ったら店員が天井に張りついてる」とか、やったらええのに。
ごん:客が来たらストッと下りてきてね(笑)。
団長:しかも店員が時々消える。
ごん:探したら裏でタバコ吸ってたりしてね(笑)。
H谷:サボってるだけじゃないですか!
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