編集 田尾 和俊
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団長:今回はちょっと短めで軽いのを1本。
ごん:何か大きな仕事を抱えてるんですか?
団長:まあ年とって仕事もだいぶ減らしてきたけど、それ以上に頭が衰えてきて原稿書くのに時間がかかるようになってきて大変なんよ(笑)。そやのにみんな、安い書き物は持ってくるわ、日記は「早よ更新せえ」言うてくるわ。日記はタダやし、こないだなんか頼まれた短い原稿に気の利いたフレーズが出てこんで結局2週間もかかって、計算したら時給200円切っとったんぞ。
ごん:もうええ歳なんですから、仕事選びましょうよ(笑)。
団長:ま、なるべく頑張ります。
讃岐のネギ
団長:ほのぼのとしたお便りを頂いております。
トリオの皆様こんにちわ。
ごん:ちょ待って!今の、“一言で済まされる感”がどうも釈然とせんのですけど(笑)。
団長:「世田谷ぶたねこ」さんから頂いております。
ごん:「ぶたねこ」さん、トリオちゃうよ(笑)。
先日『インタレスト』を入手致しました。ところで、ブランド野菜ですが…
団長:『インタレスト』の最新号で「全国のブランド野菜の一覧」という力業の特集をしたんやけど、それを読まれたわけですね。
「さぬきの青ねぎ」というのをご存じでしょうか。最近、世田谷の隣の経堂駅のスーパーPに出回り始めました。
団長:「ピーコック」ですね(笑)。
たまに「瀬戸内ネギ」というネーミングで香川県や岡山県産のものもあります。京野菜の「九条ねぎ」はここ数年、一般スーパーにたいてい置いてありますが、この「さぬきの青ねぎ」はなかなかありません。
ごん:こっちで普通にうどんに乗ってる細ネギって、全国的にはあんまりないみたいですね。
東京に住むうどん人としてはうれしい限りです。先日、ホームパーティーで「かけうどん」や「さぬきの青ねぎ入りオムレツ」を披露しました。関東人にも大好評でした。こちらでは「関東ネギ」と「万能ネギ」が一般的です。「万能ネギ」は小口ネギで九州産です。
団長:「万能ネギ」はこっちのうどんにかけるネギとは違うんか?
H谷:みんな「中ネギ」って言うてますけどね。
「万能ネギ」は緑がきれいですが、味と風味がありません。これを「関西のネギだ」とけなされ続けて20年、やっとやっと認められました。当然ですが、「さぬきの青ねぎ」の入ったうどんの味も全然違います。うどんだけでない「うどん県」にありがとう。『インタレスト』に、麺通団にありがとう。
団長:という恐れ多いお褒めのメッセージを頂いております。
ごん:別にうちらがネギに何をしたというわけではないんですけどね(笑)。
団長:けど、香川県産のうどんによく使われているネギは、やっぱりちょっと違うんか。
ごん:小口ネギを出してるところもあるにはありますけどね。
H谷:ありますねえ。
団長:何でキミら、ネギにそんなに詳しいんや。「青ネギ」とか「細ネギ」とか「中ネギ」とか「小口ネギ」とか「万能ネギ」とか、俺は全然区別がつかんぞ。
ごん:まあ僕らも厳密にどうかと聞かれたらよくわからんのですけど、とりあえず「ぶたねこ」さんは「万能ネギよりさぬきの青ネギの方が断然香りがいいと」仰っている。
団長:そういや最近、「ネギのうまいうどん屋ランキング」の様相が少し変わってきてるみたいやぞ。大昔は「わら家」が断然1位だったけど、近年は「番丁」のビーズみたいなネギが見事やし、数年前は「がもう」が細かくて瑞々しくて緑鮮やかなむちゃくちゃええ感じのネギを出しよったし。
ごん:ネギは店によって香りが立ってるところもあれば瑞々しいのもありますけど、季節が変わったり仕入れ先が変わったりしたら同じ店でも全然違うネギが出てきたりしますからね。
団長:というわけで、いずれ最新のネギ情報を、H谷川先生から。
H谷:何で僕ですか。
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