麺通団のうどラヂテキスト版 編集 田尾 和俊

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団長:何か以前にもあったような気がするけど、麺通団の活動は、権威筋からはあまり好意的に見られていないフシがある(笑)。これは一言で言うと…

ごん:一言で言うと?

団長:不徳の致すところです(笑)。

ごん:あっはっは!

団長:しかし、そういう動きがあると麺通団ファンのリスナーからいろいろ情報提供が来るので、番組では仕方なくお相手することがありまして(笑)。

H谷:仕方なくね(笑)。

ブームの経緯、捏造され中(笑)

団長:どうするかなあ、読むかなあこれ(笑)。

ごん:何でしょう。

団長:読んどくか。

団長ごんさんH谷川さんこんばんわ。

ごん:どうもどうも。

毎週おもっしょげな放送を楽しませていただいております、詫間町の「macうどん」です。先日、Kレポート社の『瀬戸大橋からうどん県へ~風の巻』という本を買って読んでいたら、その中にうどんに関する記事もあったのですが、それが「?」な感じなんです。その記事は、某テレビ局の某番組(仮に『声トゥエンティワン』としておきましょう…

団長:『VOICE21』や。

ごん:あっはっは!

「その某番組で田舎の製麺所型うどん店を最初に紹介し、今日の讃岐うどんブームに火を付けた陰の功労者でもある」と書いてありました。

団長:「『VOICE21』がうどんブームに火を付けた」というストーリーか。

団長の過去の発言からして、その『声トゥエンティワン』という番組が讃岐うどん巡りブームを取り上げた県内で最初のテレビ番組だというのは間違いないと思いますが、それはブームに食いついたのであって、ブームに火を付けたわけではありません。ブームに火を付けたのはまぎれもなく団長をはじめとした麺通団の活動と、『恐るべきさぬきうどん』のはずです。これらの経緯を知らない人がこの本を読んだら間違いなく、ブームを作ったのは『声トゥエンティワン』だと認識してしまいます。

団長:『VOICE21』は「ブームに食いついた」というより、「一緒にブームを引っ張ってきた」という存在やけどな。

さらに、その後の記事には、「ブームにより、県外に讃岐うどんが出没しだしたのだが、その火付け役が『はなまる』と『めりけんや』であり、安い、早い、うまいなどといろんな条件が重なり大ブレイク。そして、この後、田尾和俊氏率いる麺通団の出版物やテレビ出演もプラス効果になった」とあります。この本を最初から順に読んだとき、「団長及び麺通団がブームに乗っかってきた」というふうに読み取られかねないこの記事は、いかがなものでしょうか。

ごん:なるほどなるほど(笑)。

団長:「麺通団はブームの後から乗っかった」ということにされているわけか。

さらにさらに、この後には、今日のブームは一般店系のうどん屋さんが苦労を重ねた結果に起こったものであるかのような内容も書かれており、記事中では、今はなき某うどん屋の創業者が「何となく薄汚れたうどん屋のイメージでは讃岐名物としてふさわしくないし、接待にも使えない」と語っていたことも紹介しています。うどんブームを作ったのはお店側ではなく、麺通団とうどんファンであり、ブームの原動力となったのもいわゆる製麺所タイプのお店だと思うんですが、この著者は何かをはき違えているとしか思えません。

団長:という、ご本人ちょっとお怒りモードのメッセージを頂いておりますが。

ごん:たぶんね、その見方は「著者の立ち位置」というより、昔ながらの「権威筋の方々の見方」でしょうね。たぶん、その人たちの話だけを聞いてまとめたんじゃないですか?

H谷:そんな感じがしますね。

団長:確かに私は全く取材を受けてないし、その他のブームの立役者組の人や店の話も全然出てないみたいやから、たぶんそうだろうと思います。その本の著者は私も存じ上げていますが、権威筋の方々と懇意にされている方ですし(笑)。

ごん:でもそういうストーリーの話、時々見ますよね。

団長:見るねえ。ちなみにワタクシも本や新聞記事やネットの中で「昔からずーっと努力をし続けてきた一般店の存在が、このブームとして花開いた」という内容の記述を何度か見ておりますが、そのほとんどが、かなり名のある方とか、業界で権威のある方とか、そのお仲間の方とか、そういう人たちのコメントなんよね(笑)。

H谷:ははははは(笑)

団長:ちなみに言うとくけど、「讃岐うどん文化」はもちろん先人たちが築き上げてきたものだけど、90年代後半からの「讃岐うどん巡りブーム」のきっかけは違うぞ。

H谷:絶対違います。

団長:記事中で「今はなき某うどん屋の創業者が『何となく薄汚れたうどん屋のイメージでは讃岐名物としてふさわしくないし、接待にも使えない』と語っていた」らしいけど、ブームのきっかけは、そういう権威筋の人たちが見下してた「製麺所型うどん店」だからね。

ごん:「讃岐うどん文化」の基盤を作ってきたのとブームを起こしたのは違うけど、それを同じだと思い込みたいんでしょうね。あるいは、旧勢力としては、新勢力の麺通団の活動を「なかったもの」にしたいのか(笑)。

団長:ブームを起こしたのは「製麺所型店」やけど、ブーム以降は「一般店」のコンテンツもブラッシュアップされて「讃岐うどん界のバリエーション」の増強にすごく貢献してるんやけどなあ。

ごん:麺通団は「我々がブームを起こしたんだ」とかあまり声高に言ってきませんでしたからね。

団長:「きっかけにはなったけど、ブームになったのは全国ネットのメディアや多くの情報発信者のおかげです」というスタンスでずーっといて、本でもネットでも番組でもそう言い続けてきて、それが「麺通団テイスト」やとずっと思ってきたんやけど、その結果…

ごん:その結果。

団長:黙ってたら、何か歴史が捏造されつつある。

ごん:あっはっはっは!

団長:ちなみにこの話は今、端折りながらも10分近く話してますが、K米君がどの部分をどう拾ってまとめるかによって、聞こえ方がだいぶ変わるぞ。

ごん:これはK米君の編集能力が問われますね(笑)。

K米:こっちに来るんですか!

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