編集 田尾 和俊
45
団長:ゲストを呼んでおいて“ないがしろ”にすることでおなじみの『うどラヂ』ですが。
ごん:それもみんな、我々の愛情の表現ですからね。
H谷:今まで何回その言い訳しました?
団長:もう数限りなく(笑)。いつもヒヤヒヤなもんで(笑)。
ガモムス弟の家庭菜園
団長:今日はゲストにガモムスの弟をお呼びしていますので、今日はガモムスの弟専属インタビュアーのH谷川君にお任せして、我々はほんの少し合いの手を入れるだけにしておきたいと思います。
H谷:うわ! またムチャ振りが来た。じゃあ仕方ないんで、まず、さとしさん(ガモムスの弟)は週末に店がお休みになると奥様とうどんツアーをされているという噂を聞いたんですけど。
団長:いきなりそんなマニアックな質問から入って行くんか! 普通に「星座は何ですか?」とかから行かんのか。
ごん:「好きなタイプの芸能人」とかね。
団長:「好きなタイプの昆虫は?」とか。
H谷:全然普通の質問じゃないじゃないですか!
団長:そういやこないだ、土曜日の朝にがもうに行ったんや。
ガモ弟:先週の土曜日、来られてましたね。
団長:朝の8時半過ぎに行ったら、もう県外ナンバーの車がワンワンいうて来とった。
ごん:相変わらずすごいですね。
団長:ほんで、いつもより長い行列だったから店の外のイデのこっち側に並んどったんやけど、イデの向こう側に窓があって、そこでガモムスの弟がうどんを洗ったりしよるやんか。
H谷:ええええ。
団長:ほんだらこいつ、
ごん:こいつ呼ばわりですか!
団長:あ、ガモムスの弟さんが窓の中から俺を見つけて…
ごん:挨拶してきたんですか。
団長:ちゃう。挨拶ならまだしも、横におる大将にひそひそ声で「田尾さん来た!」って。
ごん:あっはっはっは!
団長:お前のひそひそ声、全部聞こえるんぞ。
ガモ弟:バレとったんですか!
ごん:店内のスタッフに向けて、「田尾さんが来た、みんな気ぃつけよ」みたいな危険信号を発したんですね。「みんな、粗相したら大変なことになるぞ」と。「今後一切雑誌に載らんようになるぞ」とか。
H谷:はははははは。
団長:俺、それを外で聞いて、店に今までの倍ぐらい反り返って偉そうに入って行こうと思ったが。
ごん:あっはっはっは! というか、「合いの手を入れるだけ」言うてたのに、話をごっそり持って行ってますやん!
団長:失礼しました。ではH谷川さん、よろしくお願いします。
H谷:ムチャ振りの上に一本ネタまで挟まれてこんなやりにくいことはないんですが、さとしさんは「田村が好き」っていう話を聞いたんですけど。
団長:あ、これはちょっとおもしろい視点やの。うどん屋の大将が自分とこ以外のうどん屋のどこが好きかっていう。上戸君はどこのうどん屋が好きやって言いよったっけ。
H谷:「おか泉」って言ってましたね。
ごん:ちょっと待って! H谷川君が一言言うたらいちいち全部話を取ってますやん!
団長:すみません。じゃあ趣味は何ですか?
ごん:進行役まで取ってますやん!
団長:あ、ごめんごめん。
H谷:でもみんな、さとしさんの趣味なんか興味ありますかね。
団長:なくてももう言うてしもたから、とりあえず行ってみようや(笑)。
ガモ弟:趣味は、家庭菜園です。うちの駐車場の片隅でやってます。
団長:どんなもの作るんや。食虫植物とか?
ごん:何でやねん!
ガモ弟:普通に白菜とかキャベツとか、ダイコンとか。
団長:それをどうするわけ?
ガモ弟:家で食べるんです。
ごん:店で出すものとかは栽培してないん?
ガモ弟:たまに入ってますね。ナスとかが採れたら。
ごん:なるほど、がもうの天ぷらはたまに地物というか、家庭菜園ものが入ってるんや。
団長:それ、「がもうの家庭菜園天ぷら」とか打ち出して、ポップ立てて並べんか?
ごん:付加価値が付いて高く売れるかもしれませんね。
団長:けど、冷静に考えると「家庭菜園の天ぷら」では他店との差別化がイマイチやなあ。もうちょっと斬新な家庭菜園モノが欲しいな。
ごん:何を栽培します?
団長:よし、ここは一つ讃岐うどんのオプションの王者、「チクワ」の栽培で度肝を抜こう。
ごん:素晴らしい! しかしこれはなかなか難しいですよ。真ん中に穴開いてますからね。
団長:真ん中に竹を立てて、その周りにうまいことチクワを育てていかないかん。
ごん:まず、竹にチクワの元を付けてね。そこから根が出たらうまいこと竹を巻くように繁殖させて。
団長:チクワが竹を巻いたら、日中はこまめに回しよらんかったらいかんぞ。同じ方向からばっかり日光が当たったら、片側だけ焦げたチクワになるからな。
ごん:そうなったらもう、商品価値はダダ下がりですからね。
団長:「ワケあり」で安売りせないかんようになる。
ガモ弟:というか、チクワのあの茶色は「焦げ」なんですか。
団長:焦げじゃない。「日焼け」や。
ごん:そろそろ誰か止めてよ(笑)。
バックナンバー
-
#189 「消えた万年筆」 (2025.08.12更新) -
#188 「県外人の質問に答える大将」 (2025.08.05更新) -
#187 「店情報の探し方」 (2025.07.29更新) -
#186 「おいりは「せがない」」 (2025.07.22更新) -
#185 「ミニストのソフトはうどんだ(笑)」 (2025.07.15更新) -
#184 「「かな泉」の時代」 (2025.07.08更新) -
#183 「うどんの国の「小、中、大」」 (2025.07.01更新) -
#182 「「赤坂」のおばちゃん」 (2025.06.24更新) -
#181 「小エビのかき揚げにウスターソース?!」 (2025.06.17更新) -
#180 「右岸と左岸」 (2025.06.10更新) -
#179 「うどんは「粋」じゃない(笑)」 (2025.06.03更新) -
#178 「うどんの麺の吹き流し」 (2025.05.27更新) -
#177 「「ディレクターズカット版」とは何か」 (2025.05.20更新) -
#176 「世界の「TAO」」 (2025.05.13更新) -
#175 「「麦香」の『うどラヂ』デビュー」 (2025.05.06更新) -
#174 「讃岐のネギ」 (2025.04.29更新) -
#173 「おフランスのトンデモうどん屋」 (2025.04.22更新) -
#172 「ダイドー芸人」 (2025.04.15更新) -
#171 「江甫草山から長兵衛へ」 (2025.04.08更新) -
#170 「柳川とイナリセブン」 (2025.04.01更新)




















