編集 田尾 和俊
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ごん:それにしても「宮武閉店」はビッグニュースでしたね。
団長:閉店するうどん屋は毎年よっけあるけど、閉店のニュースが新聞に載ったのは、おそらく「宮武」が有史以来初めてや。
H谷:そのビッグニュースを「イワシの大群」で持って行ったのは誰ですか(笑)。
団長:そこは『うどラヂ』テイストということで、その後、ちゃんと本題をフォローしとるがな。
宮武追悼ホルモン学院大学
団長:といったところで、前回は失礼しました。ここから宮武評論家のH谷川さんを中心に、ちゃんと「宮武追悼」の本題に入っていきます。まず、時系列に沿って経緯を整理しよう。結局「宮武」は何日まで営業しよったん?
H谷:6月4日までです。
ごん:虫歯予防デーですね。
団長:あ、ほんまや。それ、宮武の閉店と何か関係があるんちゃうか?
H谷:全く関係ないですね。
団長:あ、そ。
H谷:それで、閉店2日後の6日の晩にちょっと、宮武の大将のご家族と、僕と、宮武の大将を心の師と仰ぐ善通寺白川の山下君とで飲みに行ったんです。
団長:何でそんなコアな身内の会にH谷川君と山下君を入れてくれたんや。
H谷:そこはまあ、それまでのいろんな関係性で(笑)。それでまあ、いろいろ貴重なご意見を頂いたりしたんですけど。
団長:H谷川君、宮武の大将からもご意見されよんや。
ごん:H谷川君はいろんな人から人生のご意見を賜ってますからね。
団長:あ、そうか。香の香の大将とか。
H谷:あらゆるところで正座してます(笑)。でね、そこで宮武の大将が山下君に対して、先輩としていろいろアドバイスをされて、お互いに感極まってきたりとかしながら。
団長:同じうどん職人同士やから、ええ話がいっぱい出たんやろね。
H谷:はい。それでね、最後に僕が大将に「まだ11年しか通ってない僕ですけど、最後に一言、色紙か何かに一言いただけませんか?」いうて頼んだんです。
団長:おおー、それ宝物になるやん。
H谷:そしたら山下君も「僕にもぜひください」言うて。そこでまず、宮武の大将が山下君に「何か今後困ったことがあったら何でも相談に乗るから」いうて色紙に書いて渡してくれたんです。
団長:大将が直筆で?
H谷:はい。書いてくれました。
ごん:へえー! それは一生モノやん!
H谷:それでその後、僕も書いていただきまして、それを今日持ってきたんですけど。
団長:おーっ!
ごん:それはぜひ見たい!
H谷:これなんですけどね、「宮武」に11年通ったご褒美で書いていただいた言葉がですね、「H谷川様へ。一度寿司食べて欲しかった。これからもよろしく」って。これはないでしょ!
ごん:あっはっはっは!
H谷:11年通って最後の言葉がこれですか! 大将は讃岐うどん界の“神”ですけど、心の中で「おっさんおっさん!」ってツッコみましたよもう。
ごん:あっはっはっは!
団長:わかった。それはたぶんな、宮武の大将は長いうどん人生の中で、「寿司」が完成形なんだ。
ごん:あーなるほど!
団長:何十年にもわたってうどんを打ちながら、「まだ俺のうどんは完成してない」と精進しながらやってきたんやけど…
ごん:それやのに、最後にどっかから仕入れた寿司で(笑)。
団長:「俺が何十年間求めていたのはこれだったのか!」と気がついた。そやのに、その寿司をH谷川君が認めてくれんかったんや。それは大将、ショックやで。
H谷:違いますよ! 絶対そんなんじゃないですからね!
団長:けどまあ、宮武の大将は近年しょっちゅう「しんどいしんどい」言いよったし、俺はいつも大将には「元気なうちに引退して、夫婦でゆっくりと世界二周旅行ぐらいしてください」って言いよったから、「宮武閉店」のニュースを聞いてちょっとホッとした気持ちもあったんや。
ごん:団長、よう言うてましたよね。「讃岐うどん巡りブームを牽引してきたレジェンドの大将たちには、ぜひ体の動くうちにゆっくりと楽しい老後を送って欲しい」って。
団長:俺も年とってきたから、つくずくそう思うわけよ。それより一番心配なのは、「すし娘」は一体どこに行くのかということや。
ごん:いや、宮武の「すし娘」は客に寿司を勧める能力があんなにあるわけですから、どこに行っても通用しますよ。
団長:H谷川君、「すし娘」の動向について何か情報ある?
H谷:いや、彼女は宮武ファミリーじゃないんでその場にいなくて聞けなかったんですけど、僕の周りで「宮武閉店」のニュースを聞いて団長と同じく一番に「すし娘」のことを心配した人がいました。
団長:誰?
H谷:「清水屋」の大将です。
ごん:あっはっは!
H谷:すぐにメールが来たんですよ。「すし娘さんは次にどこに行くんでしょうね」って。たぶん狙ってますね。
団長:「清水屋」が「すし娘」をスカウトするんか!
ごん:それ、実現したら「清水屋」の寿司の売り上げがうどんの売り上げを抜く日が来るかもしれませんよ(笑)。
団長:いや、それがな、こないだ「清水屋」に行ったらイナリがかなりうまくなってた。
ごん:ほんとですか! ひょっとして、もう「すし娘」が入ってるんじゃないですか?
団長:「すし娘」は寿司を作らんが。お勧めするだけや。
ごん:あ、そうか(笑)。
団長:こないだ、大学で昼飯も食わずに3時頃に授業が終わってメチャメチャ腹減ったから、授業の教室から研究室に帰らんとそのままカバンを総務のチンペイに預けて、正門から一番近い「清水屋」に急ぎ足で行ったんよ。
ごん:団長の研究室は「清水屋」さんの逆方向の対角線の端にありますからね。
団長:ほんで教室から脇目も振らずに正門を出て、「ホルモン学院大学」の前を通って…
ごん:え! え! 今、どこの前を通ってって言いました?
団長:「ホルモン学院大学」。四国学院大学の真ん前にある焼肉居酒屋や。
ごん:あっはっはっは! そのネーミングセンス、ツボにはまるー! あっはっはっは!
団長:四国学院大学は「学校法人・四国学院大学」なんやけど、「ホルモン学院大学」のフルネームは「新鮮法人・ホルモン学院大学」。
ごん:あっはっはっは! その店、メチャメチャ気になるー! 「四国学院大学」の前の焼肉屋が「ホルモン学院大学」! あっはっはっは! ひー! 苦しいー!(笑) あっはっはっはー!
団長:あかん、ごんが壊れた…すみませんリスナーの皆さん、番組続行不能みたいなんで、今回はこの辺で(笑)。
H谷:今度は「ホルモン学院大学」が全部持って行くんですか!
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