麺通団のうどラヂテキスト版 編集 田尾 和俊

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団長:2022年11月に、日本糖尿病協会が「『糖尿病』という名称の変更を検討する」と発表したそうで。

ごん:全国ニュースになりましたよ。「患者の9割が不快感を持っている」とかで。

団長:それを聞いて、『うどラヂ』として一言申しあげとかないかんことがある。

ごん:何でしょう。

団長:『うどラヂ』では、「糖尿病の名称変更」については、13年前にすでに提案している。

ごん:そうですよね。しかも、それから何回も同じ提案を繰り返してますよ。

団長:なぜ繰り返したのかについては言えんが(笑)、とりあえず“初出”の回をテキストに起こしておきましょう。

インピツ

団長:先日からワタクシのブログを見て、多くの方が私の体調を心配されているようですが。

ごん:「団長」なのに「体調」をね。

団長:H谷川君、今のはどうよ。

H谷:どうしましょう。

団長:「団長なのに体調」では、「御大って呼んだのに軍隊で出てきた」には負けるわな。

ごん:あっはっは!

H谷:ありましたね。

団長:ある日、H谷川君が主役のあるパーティーで、あるうどん屋の大将が。

H谷:どことは言えませんけど。

団長:どっかの、ダシがメチャメチャうまい、ある釜あげ専門店の大将が。

ごん:あっはっは! 善通寺あたりの(笑)。

団長:「それではいよいよ、御大登場です!」って呼ばれたら、少々お酒を召されていた大将がいきなり会場に、匍匐前進で入ってきた。

ごん:あっはっはっは!

団長:それを見てH谷川君が言うたのが、「“御大”って呼んだのに“軍隊”で入ってきた!」という珠玉の一発や。あれを超えるようなネタを発見した時だけ言わないかんわ。

ごん:失礼しました。で、まあここのところ、団長の体調が悪かったと。

団長:そうなんよ。それでこないだ病院に行って、内臓のCTやら脳のMRIやらを全部撮った結果、「無罪放免になりました」と、一応ブログでは報告したんよ。

ごん:「一応」と言いますと?

団長:実はですね、ワタクシ、隠していることがありまして(笑)。

H谷:ははははは(笑)。

ごん:すると、「実は無罪放免ではなかった」ということですね。

団長:実はあの時に、血液検査も一緒にやったんやけど。

ごん:まあしますわな。

団長:最初、「血液検査もする」って言われた時、「やめてくれ」って言うたんや。

ごん:心当たりがあるから!(笑)

団長:心当たりというか、実は去年の大学の健康診断で血液検査の結果、ある宣告をされたわけですよ。

ごん:はいはい、あれですね(笑)。

団長:あのー、まあ、「血糖値が高い」と。ほんでそれから改善したという自覚がないまま、ちょっと体調がおかしくなったんで精密検査に行ったら「血液検査もする」言われて。するともう、結果がわかっとるやないか。

ごん:いやいやいや、ちゃんとしないとそれは。

団長:ほんで仕方なく血も採ったんやけど、診察室で医者がまずMRIとCTの画像を出してきて、「これは大丈夫、これも大丈夫」とか言いよって、その後で「ちなみに田尾さん、こっちのな」いうて別のデータを出してきたんや。

ごん:あー、画像じゃなくて紙の方ですね(笑)。数字をいっぱい書いてる。

団長:えー、そこでめでたく、「インシュリン分泌不全」を宣告されまして(笑)。

ごん:えーとですね、「インシュリン分泌不全」と言われても皆さんよくわからないと思いますので、一般的な病名をお願いします。

団長:「インシュリンの分泌が、ちょっとバランスが悪いよ」というね。

ごん:えーと、だからそれの一般的な、漢字3文字の病名をお願いします。

団長:あのな、「糖尿病」というのは病名のイメージが悪すぎる。

ごん:えーっと、あの、すみません、「糖尿病」なんですね?

団長:違う違う、ここからは一般的な話や。さっきの君の「病名をお願いします」のところで一旦話は終わって、そこから話題はすっかり変わっとるがな。

ごん:自然に話がつながってるように見えるんですけど(笑)、じゃあ話題が変わったということで。

団長:一般的な話としてね、「糖尿病」というのは、名前が悪すぎる。イメージが悪い。「精神分裂病」が「統合失調症」に変わったり「痴呆症」が「認知症」になったり、イメージの悪い病名は名称変更してきてるんやから、「糖尿病」も呼び名を変えるべきだという話や。

ごん:何と変更すればいいんですか?

団長:まあ、「糖」やから一応、「スイーツ」やな。「スイーツ・トラブル」とか。

ごん:あっはっは!

団長:というか、ちゃんと病気の本質をきちんと表した「インシュリン分泌不全」でええやないか。

ごん:だって「インシュリン分泌不全」なんて言いにくいですやん。

団長:ほんだら略して「インピツ」。

ごん:あっはっはっは!

団長:あ、「インピツ」で思い出した。昔、タウン情報全国ネットで年に1~2回、東京で会議があったんよ。

ごん:話題が脇道に逸れましたね。はいはい、全国のタウン誌が集まって。

団長:ほんで俺もタウン誌を創刊して全国ネットに加盟して、編集長として初めて東京の会議に行ったんや。ほんでまず全国ネットの本部に集合して、そこから事務局長のCさんというおじさんの案内でみんなで会場に移動したんやけど、こっちは初めて参加する田舎者で、周りは全員知らん人ばっかりで緊張しとる上に標準語はしゃべれんからずっと無言で付いて行ったんや。

ごん:まあ、最初はおとなしくしといた方が何かとね。

団長:ほんで会場に着いたんやけど、そのエレベーターの前で事務局長のCさんが「いー、皆さん、こちらの“イリビーター”で3階に上がってください」って。それを聞いて、俺はいっぺんに方言に自信を持ったという話や(笑)。

H谷:はははは(笑)。

ごん:というか、それが「インピツ」と何のつながりがあるんですか!

団長:あのCさんが「鉛筆」を発音したら絶対「インピツ」になるぞ、とふと思った。

ごん:何じゃそれ!

団長:ちなみに、医者に「うどんは食べてもええんですか?」って聞いたら、「まあこれぐらいの数値なら、うどんでも何でもほどほどにしとったら別にかまん」って言われました。

ごん:無理やりうどんの話に持って行きましたね。

団長:うどんに関係ない与太話ばっかりしよったらディレクターに叱られるから(笑)。

ごん:「イワシ」の話で散々叱られてますけどね(笑)。

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