麺通団のうどラヂテキスト版 編集 田尾 和俊

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団長:過去の『うどラヂ』で何人か「町長」が話題に出てきたんやけど、うどん絡みのネタで出たのは、「大大小」の財田の町長が一番やね。

H谷:「橋村」の「大大小」ですね。

団長:そう。「橋村」は1玉が「小」、2玉が「大」で、3玉が「大小」、4玉は「大大」と注文するんやけど、そこで財田の町長がいつも「大大小(5玉)」を頼みよったという話。あれはもう、うどんファンの間では「財田町長の大大小」という一本ネタですっかり定着してるんやけど、実はこないだ、愕然とする事実が発覚したんや。

ごん:何ですか何ですか。

団長:こないだ、ふと『恐るべきさぬきうどん』の第3巻の「橋村」のところを見たら、「…ちなみに向かいの役場から食べに来る町長は、特別メニュー『大大大』を食べるそうである。『大大小』というのもあるらしい」と書いてある。

H谷:えーっ!

団長:財田の町長が食べよったのは、「大大小」でなくて「大大大」や!

ごん:大誤報じゃないですか!

団長:団長の思い込みによる大誤報の第2弾や。

ごん:ちなみに第1弾は「香の香のダシは大将が作ってた」いうあれですね(笑)。

団長:不本意ながら。それで、『うどラヂ』で「大食い」の代名詞ともなっている「財田町長の大大小」は、さらに1玉増量して6玉の「大大大」であることが判明したんやけど、「大大大」はちょっと語呂がなあ…。

ごん:確かに。「大大小」の方が言葉としてはリズムがいいですよね。

団長:しょうがない。「おもしろい方が事実になる」という麺通団の原理原則に則って、やっぱり財田の町長は「大大小」ということにしよう(笑)。

H谷:「事実」が負けるんですか!

団長:というわけで、『うどラヂ』に来た「財田町長の大大小」の続報の回を。

財田町長の「大大小」

団長:お便りを頂いております。

田尾団長はじめ『うどラヂ』の皆様こんばんわ。

ごん・H谷:こんばんわ。

岡山在住のペンネーム「ひじり」と申します。毎週楽しみにしている『うどラヂ』で、父の話題が出たのでメール致しました。

ごん:は?

団長:実は、この方の「父」というのは、財田の元町長さんです。

ごん:あー! あの「大大小」の(笑)。

団長:そう。「財田の町長」と言えば、「大大小」。財田の「橋村」は1玉が「小」、2玉が「大」で、3玉が「大小」、4玉は「大大」と注文するんやけど、そこで財田の町長がいつも「大大小」を頼みよったという話をした回を、その息子さんが聴かれたみたいです。

ごん:お叱りのお便りでなければいいんですけど(笑)。

実は、父は6年前に亡くなり、今年のゴールデンウィークにはその7回忌を済ませたばかりでした。

団長:えーっ、財田の町長、亡くなられてたんや。

毎週『うどラヂ』には笑わせていただいていますが、今回はうっすら涙があふれました。いつも笑わせてもらっているところで不意に父の話題が出てきたので、懐かしいやらうれしいやら、複雑な気持ちになりました。今回はこれまで以上に楽しませていただいたので、そのお礼を伝えたくメールを致しました。本当にありがとうございました。

団長:怒られるんかと思ったら、感謝されとるやないか。

ごん:そうですね、身内の方がお亡くなりになった後に、全然知らない他人が話題にしてくれると、確かにね。

今後も「大食い」の話題が出た時には、「財田の町長ぐらい食いよんか!」とツッコんでいただけるとありがたいです。

団長:という、ホッとするお便りです。

ごん:もちろん使わせていただきますよ。

団長:皆さんもぜひ、「たくさんうどんを食べる」ことを表す慣用句として「財田町長の大大小」。これをぜひ覚えていただいて、いろんなところで使っていただいて、財田町長の功績を語り継いでいただければ幸いです。

H谷:「功績」ですか(笑)。

団長:「讃岐うどんの小ネタ界」に燦然と輝く、功績です(笑)。

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