麺通団のうどラヂテキスト版 編集 田尾 和俊

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団長:『うどラヂ』は海外にもリスナーが何人もいるようで。

ごん:お便りも来ますからね。

団長:けど、海外からのお便りを読みよったら、FM香川が総務省に内緒で出力を上げとんのがバレてしまうぞ。

ごん:ポッドキャストで聴いてるんです!

麺通団オリジナルワード

団長:『うどラヂ』の名物海外リスナー、サンフランシスコの「マフィン」さんから、久しぶりにお便りを頂いております。

麺通団の皆様こんにちわ。サンフランシスコ改め千葉のマフィンです。先日、日本に戻ってきました。

団長:え? マフィンさん、日本に帰ってきたん?

ごん:そうみたいですね。

団長:じゃあ、「名物海外リスナー」の称号を剥奪してただの「リスナー」になるやんか。

ごん:「名物リスナー」でいいじゃないですか!

でも、千葉もFM香川は届かないので、相変わらずポッドキャストで拝聴させていただいております。帰ってきてみると、千葉の山奥でも讃岐うどんのチェーン店が出店しており、本屋さんには『恐るべきさぬきうどん』が並んでいるようになって、改めて、麺通団が巻き起こされたブームの凄さを感じました。

ごん:ありがとうございます。

ところで、私は近所にある讃岐うどんチェーン店でトロロ芋と半熟卵をトッピングした「とろ玉ぶっかけ」をいつも注文するんですが、本場香川ではネギ以外のトロロやおろしなどのトッピングは邪道なんでしょうか。サイドメニューの天ぷらやおイナリさんの話はよく聴かせていただいてますが、トッピングにはあまり触れられていないような気がします。

団長:という質問なんですが、どうですか。

ごん:トロロは香川も「山かけうどん」とかありますしね。

団長:讃岐うどん巡りの総本山「山越」にも「かまたまやま」とか「月見やま」とか、とろろが乗った山かけメニューを女将さんが推してきます(笑)。

H谷:ただし、何ぼ推してきても団長は「かけ」しか食べません(笑)。

ごん:一般店はメニューも豊富ですから、トロロメニューもよく見かけますね。あと、大衆セルフもたいてい、いろんなトッピングを揃えてますし。

団長:というわけで、結論としては、トロロやおろしなどのトッピングは邪道ではありません。あと、「天ぷらやイナリの話はよく出るけどトッピングにはあまり触れてない」というご指摘ですが、トロロやおろしはあんまり展開力がないからネタになってないだけや。

ごん:何かとんでもないトロロとか驚くべきおろしとかがあれば、いつでもネタにしますよ。

団長:あと、うどんに乗せるものは、我々は「トッピング」ではなくて頑なに「オプション」と呼んできました。「トッピング」いうのは、たぶん「讃岐うどん巡りブーム」が起こった後、全国ネットのどこかの雑誌がオシャレな感じで「トッピング、トッピング」って書き始めてから、全国的に言い始めたんだと思う。

ごん:はいはい。

団長:ちなみにあの頃、『恐るべき』とか「ゲリラうどん通ごっこ」の中で麺通団が「うどん関連用語」をいろいろ作ってきたよなあ。「麺通団が」いうても、ほぼ「私が」やけど(笑)。

ごん:「製麺所型」とかのうどん店の分類もそうですよね。

団長:「一般店」と「大衆セルフ店」と「製麺所型店」の分類ね。

ごん:「大衆セルフ」なんて、言葉自体がなかったですからね。

団長:「釜あげ麺」と「水締め麺」の分類名も私が作った。

H谷:「エッジが立っている」という表現も団長のオリジナルです。

団長:そういう俺らがいろいろ作ってきた用語が定番になっているという事例はたくさんあるんやけど、定着しなかった用語もある。その代表が、「讃岐盛り」やけど(笑)。

ごん:詳細はこのテキスト版の「28話」に載ってますけど、全く話題にもならずに消えました(笑)。

団長:それと、この「オプション」や。世界中で俺らと一部の頑ななマニア以外、たぶん誰も使ってない。みんな「トッピング」になってしまいました。

ごん:完全に負けましたね。

団長:負けました。ビデオテープで言うと、「ベータ」です。

ごん:あっはっは! 後発の「VHS」に全部持って行かれた(笑)。

団長:とりあえず、マニアックなファンの間だけで秘かに生き長らえております(泣)。

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