編集 田尾 和俊
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団長:第46回の放送で「うどんの新しいプロモーション」いうのをやったらしいんやけど。
ごん:全然覚えてないですね。
団長:156回放送の冒頭のお便りで、あの時の放送を聞いたリスナーの「エスタック・デブ」さんから「麺議院議員選挙はやらないんですか?」いうお便りが来とった。
ごん:ああ、あれですか。あのオバカ企画(笑)。
団長:あのネタは『うどラヂ』の中で、確か細切れで2~3回やったような気がするんやけど、あのバカ話を実は数年前、私が四国学院の学生と一緒に作っとるフリーマガジン『インタレスト』の中で一本ネタにまとめて載せたんで、あれをここに転載しとこうかと。
ごん:そこまでするようなネタかどうかは疑問ですけどね(笑)。
「うどん県」に「麺主主義」導入を
団長:2011年に香川県が「うどん県宣言」をして話題を巻き起こしましたが、以来、「うどん県」はキャッチフレーズやPR映像を作ったりしてはいるものの、それ以外の「うどん県」としての展開がほとんど見られません。そこで、いかにお遊びとは言え「うどん県」を宣言するのなら、もっと徹底的にお遊びに徹してとことんやろうじゃないか、という提案です。
ごん:いいですね。どこから行きましょう。
団長:まず、うどん県に「麺主主義」を導入する。
ごん:ダジャレからですか!
団長:ニッポンは言霊の国、言葉遊びの国です(笑)。
ごん:「麺主主義」ということは、主権は「麺」にあるんですか?
団長:そうです。宮武の大将も実は人の皮を被った麺です。だから、じっとしてたら延びてしまうので引退しても動きまわってる…じゃなくて、「うどん県のうどん政策はうどんに詳しい人たちが決めていくべきだ」という、物事の決定システムの原点に帰ろうという話です。そこで、「香川麺議会」を作り、「麺会議員選挙」をやって「麺会議員」を選出し、彼らが讃岐うどん界の政策立案をし、実行していくのです。
H谷:ごんさん、議長のこの手の話について行けるのはごんさんだけですから頑張って下さいよ(笑)。
「自麺党」と「麺主党」の二大政党制だ(笑)
団長:麺議会は「自麺党」と「麺主党」の二大政党制を目指します。じゃ、私が「自麺党」の党首をやるから、きみは「麺主党」ね。とりあえず「麺直人」と名乗りなさい。
ごん:いやです。
団長:しょうがないな。じゃ、自麺党のマニフェストから行くよ。まず、うどん県の同盟国はアメリカではなく、オーストラリアとする。
ごん:いや、そりゃそうでしょうよ。粉を握られてるんだから。
谷本:あっはっは、確かに粉を握られてる(笑)。
団長:しかし、食の安全保障の原点から言えば一極集中は得策ではないから、親日で勤勉な国にリスク分散するという戦略もあるぞ…って、何でライバル政党の戦略を考えてやらないかんのや。次、防衛戦略。我が党は「麺法」を改正し、麺法に「自麺隊」を明記することを目指す。
ごん:それ、こっちは一体何を主張すればいいんですか?
団長:麺法改悪反対! 自麺隊は違憲だ!
ごん:何言ってるかわかりません。
団長:さらに、「うどん県公安委員会」を設置し、その下に警察課と交通課とサイバー課を置いて県内のうどん治安の維持に努めます。
ごん:何をするんですか?
団長:まず、警察課はうどん犯罪を取り締まる。
H谷:無銭飲食とか食い逃げとかですか? あと、うどんの下に天ぷらを隠して過少申告するやつとか。
ごん:がもうでうどん食った後で「財布忘れた」言うて常連のおっちゃんにお金出してもらうとか。
団長:それは俺や。まあそういう客の不正や理不尽なクレームの処理だけでなく、釜あげと称して湯だめを出したり、ゆでうどんに卵を落として「釜玉です」言うて出したりする店側の不正も取り締まるね。続いてサイバー課は、ネット内に氾濫する間違った讃岐うどん情報を徹底的にチェックして回る。
H谷:交通課は駐禁の取り締まりですか?
団長:それもあるけど、我が党は「うどん中カード」を新規発行し、それをダッシュボードに置いてうどん食ってる人は駐禁を見逃してやるという法律を作りましょう。
ごん:全会一致で廃案です(笑)。
「中野うどん学校」を義務教育に(笑)
団長:次に教育政策は、「うどん県教育委員会」を設置し、義務教育に「中野うどん学校」を組み込む。
ごん:あっはっは! 確かに、学生たちがみんなちゃんとしたうどんを作ったのに先生だけそうめんみたいなうどんを作っちゃダメですからね。
団長:俺や!
H谷:それより、惜しまれつつ引退したり廃業した優秀な大将がたくさんいますから、その方々を集めて職人教育を充実させた方がよっぽど讃岐うどん界のためになりますよ。
団長:おっしゃる通りです。あと、うどん作りの才能も情熱もあるのにビジネスの基本を学んでいないために店の経営がうまくいかないという実例をたくさん見ますので、そこの教育体制も強化したいと思います。
ごん:ビジネスは基本的に民間の競争原理に任せた方がうまくいくので、店側の教育には行政が関わらない方がいいんですけどね。
H谷:お、麺主党が反対しましたよ(笑)。
「麺金制度」の導入だ(笑)
団長:次に福祉政策です。我が党は、讃岐うどん界に「麺金制度」の導入を提案します。
ごん:あの、この論戦、ダジャレをうまいこと作ったもん勝ちですか?
団長:そういう側面もあります。とりあえずこの「麺金制度」は、「25年以上うどんを食べ続けると、65歳になったら毎月うどん玉をもらえる」という制度です。
ごん:現物支給ですか!
団長:お金は現実の年金制度でもらって下さい。ただし、25年で食べたうどん玉の数によって、もらえるうどん玉の数も変わってきます。掛け金の額に応じてもらえる年金額が変わるのと同じです。
ごん:そこは「麺金制度」だから、「掛け金」じゃなくて「掛けうどん」じゃないですか?
谷本:うまいっ!
H谷:麺主党に一票!
K米:せっかく発案したのに票を持って行かれちゃいましたね(笑)。
団長:仕方がない。じゃあ、福祉でもう一つ、「うどん屋の大将の腰痛と肩痛は労災に認定する」という政策を掲げましょう。
K米:何か、だんだん話がちっちゃくなってきましたね。
団長:じゃあ、大きいところでエネルギー政策。自麺党は、化石燃料の消費を減らすために「薪で湯を沸かす製法」を再普及させる。
ごん:そっちも二酸化炭素出ますやん! しかも、うどん屋が全部薪でやり始めたら森林伐採まで進むかもしれんから、麺主党は反対します。
団長:うー…、仕方がない、かくなる上は「原子力製麺所の再稼働」しかない。
H谷:どんだけうどん作るんや!
K米:えー、自麺党が錯乱したみたいなので、このあたりで収録を終えたいと思います(笑)。
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