麺通団のうどラヂテキスト版 編集 田尾 和俊

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団長:『うどラヂ』は最初、俺ら3人で始まったんやけど、何か役割分担があったよな。

H谷:ありましたね。

団長:確か俺が総合的なうどん情報担当で、若手でフィールドワークに長けたH谷川君が「とれとれピチピチ讃岐うどん最新情報」を担当することになって、もう一人、ろくにうどんも食いに行かんから仕方なく「ワクワクレジャー情報」の担当になったやつがおったよな。

ごん:いやー、全く記憶にないですねえ。

団長:そやのにいつまで経ってもレジャー情報を持って来んから、仕方なく昔一緒にラジオやイベントに出よった「天野JACK」こと「猿人J」こと「サルお方」を呼んで「レジャー情報」の担当を振ったんやけど。

ごん:何てタイトルでしたっけ。

団長:「ウキーウキー! レジャー情報」。

ごん:あっはっは! サルだけに(笑)。

団長:ところが、サルくんが仕事時間が不規則なために「収録日に対応できん」という理由でボツになって、結局、レジャー情報もほとんど私が出すということになったわけですが、その中からうどん巡り絡みのレジャー情報の回を一つ。

「まんさく」の秘密

団長:こないだ、「讃岐うどん巡りの途中の腹ごなしお立ち寄りスポットベスト3」を発表したわけですが。

ごん:何でしたっけ。

団長:ほんまにすぐに忘れるなあ。

H谷:興味のないことは、そもそも覚えてもないんじゃないですか?

ごん:何おっしゃいますか! メチャメチャ興味ありますよ!

団長:もうええから。あの時ピックアップしたのは、第3位が「丸亀城」の全貌を正面から見られる「丸亀市民ひろば」。丸亀城に入ったら丸亀城の全貌が見られんけど、道路を挟んだ向かいの「市民ひろば」から見たら、あの素晴らしい石垣の重なりがドーンと見られる。

ごん:ほんと、素晴らしいですね。

団長:今ひとつ魂が伝わってこんコメントやけど、第2位が観音寺と仁尾の境目あたりの海っぷちにある「江甫草(つくも)山」、通称「有明富士」。「讃岐七富士」の一つや。これを、一番行きやすい有明浜から見るのではなく、高屋神社から山頂に向かう山道の途中から眺めると、ピラミッドのような絶景が現れる。

H谷:『GajA』の取材で本広監督と一緒に立ち寄ったとこですね。

団長:観音寺の「柳川」から仁尾の「長兵衛」に行く途中に、俺が「ぜひ」言うて連れて行ったんや。山頂にある「天空の鳥居」から「有明富士」を見下ろす眺望も絶景やけど、一番美しい「有明富士」を見るなら断然あの山道の途中。展望場所としては全く整備されてないけど、あそこは捨てがたい展望スポットだと思う。

H谷:団長、「柳川」でも「長兵衛」でもイナリばっかり食べてましたけどね(笑)。

団長:うどんの途中の「お立ち寄りオプション」や。そして、第1位が国の重要文化財建造物に指定された「豊稔池堰堤」。中世ヨーロッパの古城みたいな石積みのアーチダムで、近年地元メディアでも露出が少し増えたみたいやけど、あそこは下の公園から見る全景の威容もさることながら、注目の小ネタが3つあることを忘れてはいけない。

ごん:何でしょう。

団長:まず、あの石積みの堰堤の真下に入って、壮大な石壁を見上げることができること。次に、横の階段から堰堤の上に登れること。そして、怪しい立て看板に導かれて、怪しさ大爆発の喫茶「まんさく」に行けること(笑)。

H谷:あの放送の後、「まんさく」情報のお便りが来てますよ。

いつも楽しく拝聴しております。1年4ヵ月ぶりに投稿します「カブトエビ」と申します。「ワクワクドキドキ情報」でここ2~3週間にわたり、本放送やポッドキャスト、カッシーのうどんブログで私の地元の話題が満載だったので、それに絡んで報告させていただきます。ご存じのように私は観音寺在住ですので…

団長:ご存じでないぞ(笑)。1年4ヵ月ぶりの投稿では、なかなか我々はご存じにはならん。

ごん:我々、収録した端からしゃべったことを忘れていきますからね。

うどんレジャーの途中で立ち寄りたいレジャースポットランキングが先般発表されましたが、第2位と第1位を観音寺市が独占したことに大変感激しました。

団長:ちなみに、第1位の豊稔池堰堤は合併したから観音寺になったけど、大野原町やからね。

ごん:「大野原はのおお」ですね。

H谷:何ですかそれ。

ごん:大野原を代表する「回文」(笑)。

団長:そんなマニアックなもんは覚えとんやな。けどそれ、正しくは「大野原はのお、大野原はのおお…(おおのはらはのお、おおのはらはのおお…)」や。

ごん:そんなに長かったんですか。

団長:この回文は、「“大野原愛”にあふれた中学生がよその中学生に大野原をバカにされて、拳を握りしめて言い返そうとしている」という様を描写した作品で、「大野原はのお…」を2回繰り返すところと、しかしその後の言葉が出てこない、というところに高評価のポイントがあるんだよ。

ごん:そんなに深い作品だったんですか!

H谷:どうでもええ考察の気がしますが(笑)。

特に私がよく撮影に行く豊稔池のくだりでは、「よくぞ紹介してくれた」と諸手を叩いたものでした。今日はそのおかげか、いつもの休日よりも人出が多かったような気がします。

ごん:それは何よりで。

ですが、もっとテンションが上がったのはその後です。

ごん:ほう。

怪しい標識に導かれ…というコメントを聞いて「もしや」と思ったら、やはり「まんさく」の名が! 実は「まんさく」のマスターは私のご近所さんで、大変よく知っています。

団長:なんとですか!

マスターの孫と私の次男はもう6年間も同級生で、サッカーのチームメイトです。

団長:こんな個人情報流してええんか?

ごん:特定できなければ大丈夫じゃないですか?

団長:特定できるわ! 「まんさく」のマスターや!

ごん:まあ名前はわかりませんからね(笑)。

マスターはとても多才な方で、喫茶店の他にも腹踊りのボランティアや…

H谷:はははは(笑)。

ごん:確かに多才ではありますね(笑)。

絵手紙の先生をやったり、四国新聞で持ち回りでコラムもやってらっしゃいます。

ごん:「四国新聞のコラム」って、団長と一緒ですやん。

団長:「論点香川」か?

11月15日に確か掲載されたはずです。

団長:11月15日、何曜日なんや?

ごん:えーと、日曜日ですね。

団長:「論点香川」の掲載曜日や。俺と同じ筆者仲間か? 誰やろ。

ごん:団長の他に誰が書いてるんですか?

団長:確か8人か9人で回しよるらしいんやけど、俺が知ってるところでいくと、まず、上村さんは「まんさく」のマスターではない。橋本先生も違う。竹内守善さんでもない。宮本亞門さんであるわけがない。それから、東京の大学の名誉教授の方が2人ぐらいおるんやけど、さすがに大野原の山中で喫茶はやってないような気がする。あと医者の先生がおったけど、これもたぶん違う。

ごん:残りは1人か2人ですよ。

団長:あと、俺があることをファクトベースで紹介したら、長年にわたってそれと違うことを言いふらしていたために面目が丸つぶれになって、以来、俺のことを毛嫌いしとる某先生でもない。

ごん:誰ですか誰ですか! 

H谷:「まんさく」のマスターより、そっちの方が知りたいじゃないですか(笑)。

団長:ラジオで言えるか(笑)。

また、かつては郵便局長を務めあげた方なので、郵政民営化などの話題を振ると団長よりもはるかに長い話を聞かせてくれることでしょう。ぜひ何度も「まんさく」を訪れて、マスターを掘り下げてあげてください。

団長:何かマスターのプライベートがどんどん暴かれていくけど(笑)、「論点香川」の執筆陣じゃないかもしれんなあ。けど「まんさく」は喫茶店界では数少ない「恐るべきテイスト」に満ちあふれた店なので、ぜひ探検に行ってみてください。

H谷:確かにあそこは「探検」です(笑)。 

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