麺通団のうどラヂテキスト版 編集 田尾 和俊

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団長:『うどラヂ』に「ごんさんは何者なんですか?」という質問がたまに来るけど。

H谷:僕も一番最初の団長とごんさんの出会いの話は何となく聞きましたけど、「何者か?」と言われると、よくわかってないですね(笑)。

団長:俺もまあ、言えるところまでは結構しゃべってきたんやけど、何しろ言えるところが極端に狭いからなあ(笑)。

ごん:その団長が言ってきた“言えるところ”も、誇張や捏造が随所にありますからね。

団長:ま、我々の間に脈々と受け継がれる「おもしろい方を事実にする」というセオリーに則って、いつも愛に満ちあふれた情報発信を行っております(笑)。

「ごん」の誕生

団長:お便りを頂いております。

スタッフの皆さん、コニャニャチワ。

ごん:あのー、久しぶりに聞きました(笑)。

団長:赤塚不二夫先生でしたっけ。「天才バカボン」ですが。

サウジアラビア在住、うどん調査隊隊長です。

ごん:サウジアラビアで「うどんの調査」しよんでしょうか。

3月25日に『NHKワールド』の「ジャパン・ビズキャスト」という番組の中で、スペシャルレポートとして約10分間、讃岐うどんが紹介されていました。ご存じのように『NHKワールド』はNHKが全世界に放送しているチャンネルで、紹介されていたのは「中西」、「もり家」、「吉原食糧」、「いしうす庵」の4つで、「中西」でセルフうどん、「もり家」で一般店、「吉原食糧」で10年後のうどんの開発、「いしうす庵」は「さぬきの夢2000」の使用例として紹介していました。以上です。次のメールは、紅海の小魚の大群についてレポートする予定ですが、期待せずにお待ちください。

団長:そっちの方を期待するがな(笑)。

ごん:紅海の小魚の大群、メチャメチャ気になるなあ。

団長:続きましてはこちら。

麺通団の皆様、いつも楽しいポッドキャストありがとうございます。シカゴ在住の「パン吉」と申します。

ごん:サウジアラビアにシカゴに、ワールドワイドな番組になってまいりました。

アメリカ暮らしも長くなりましたが、さらに「あと2年奉公せよ」ということで、3月中旬にビザ更新のために日本に帰ってまいりました。

団長:この後、パン吉さんのメッセージが1行35文字で130行にわたって書かれておりますが、要約しますと、「帰ってきて五右衛門、日の出製麺所、清水屋に行きました」という話です。

ごん:要約しすぎです!

追伸。今回、日本に帰ってきて『超麺通団2』を買って読んだところ、『うどラヂ』に至る過去が詳細に記述されているのを発見し、もっと早く読めばよかったと反省しきりです。

ごん:そうなんですか。

団長:『超麺通団2』は「団長の事件簿」か。あれには、我々の若かりし頃のいろんな因縁等がたくさんは入っております。もちろん、前半はうどんのことが一杯やけどな。ネビルのこととか。

ごん:それ、団長一家のケアンズ旅行の話ですやん。

団長:あれはお前、「長年にわたってうどんを食べ続けてきた俺の中に蓄積されたASWの遺伝子が、俺をオーストラリアに呼んだ」という壮大な物語やんか。「山越」の奥さんがあれ読んで「あんなおもしろい本、久しぶりに読んだわー!」言うてくれたんぞ。

ごん:あっはっは! そうか。帰ったらもう一回読んでみよ(笑)。

団長:けど、何で俺ら、こんなことになったんかのー。

ごん:何がですか。

団長:いや、俺とごんの最初の出会いはいろんなとこで書いたりしゃべったりしてきたけど、もう一回整理しとくか?

ごん:そんなものは誰も求めてません。

団長:俺とパン吉さんが求めとる。

H谷:僕もちょっと求めます。

団長:そんなにみんなから求められたらしょうがないな。あれはごんがまだ20代前半のある日のことや。ごんが、友達がおらんで行くとこないから夜遅くに「タウン情報かがわ」の編集室に来たんや。

ごん:違うでしょ! タウン情報かがわでツーリングクラブを立ち上げた時に、メンバーで僕がおっただけでしょ!

団長:あ、そうそう。そのツーリングクラブのツーリングもない時に、夜も遅くなって日付が変わろうかという頃にフラフラと編集室に来たんよ。

H谷:なるほど。

団長:そこで俺らは一生懸命仕事しよったんやけど、締切で徹夜せないかんから、途中で気分転換とかいるやん。

H谷:はいはい。

団長:ほんでしょうがないから、“天野JACK”ことイデザオと2人で夜中に「気分転換しようぜー。散歩にでも行くかー。いやー、散歩ではないかー」とか言いよって、ふと読者の溜まり場になっとるテーブルを見たら、隅っこの方で1人、何か本読みながら時間つぶしよる若者がおるんや。

ごん:そういや、夜中に何かダラダラとおったなあ。

団長:ほんでイデザオと2人で近づいていって、「きみ、麻雀できるん?」って聞いたんだ。

ごん:ちょっと、よう考えてよH谷川君。見知らぬ人と会話する第一声が、「きみ、麻雀できるん?」って、おかしいやろ?

H谷:はははは(笑)。

団長:ほんだらの、その若者が「できる」って豪語したんや。

ごん:豪語はしてないよH谷川君。「やり方は知ってます」という意味でね。

団長:そやから俺ら、「こいつメチャメチャ強いんちゃうか? ボコボコにやられたらどうしよう…」いうてビビリながらやることになったんやけど、半チャン終わったら、1人、マイナス35のハコテンになったやつがおったんだ。

ごん:いやいやいや。まあ「お接待の心」というやつでね。

団長:ほんだら一応点を付けるんに、そのハコテンになったやつに名前を聞かないかんやん。

ごん:というか、名前も聞かずに「きみ、麻雀できるん?」いうて、そのまま麻雀になだれ込むということ自体がおかしいということに気がついてよ、H谷川君。

H谷:ええええ。

団長:そやから「きみ、名前何て言うん?」って聞いたら、何かモゴモゴいいながら「名無しの権兵衛とでもしとってください」言うから、しょうがなく俺が「ごん」って書いたのが「ごん」の始まりや。

ごん:まあ事実はさておき、世間ではそういうことになっとるらしいですけどね。

団長:ちなみに、「ごん」は平仮名の「ごん」やからな。

H谷:何でですか?

団長:ちょうどその頃、俺がRNCラジオで毎週土曜日の夜の11時半から12時まで『そんなわけ、ねーだろ!』いう番組をやっとったんやけど、すぐその後の12時から『はばたけヤング』いうローカルの高校生を集めた番組があって、そこにカタカナの「ゴンくん」いう子が出とったんや。

ごん:あー、ありましたねえ。略称『はばヤン』でしたっけ。

団長:そうそう。そやから俺、RNCラジオの営業さんに、『はばたけヤング』の後に高瀬のお茶の組合をスポンサーにした『茶畑ヤング』いう番組を提案したんやけど却下された。

ごん:あっはっは!

団長:というわけで、『はばヤン』の「ゴンくん」のせいで、平仮名の「ごん」が誕生したというわけや。言えるところはここまでかの。

H谷:そこから30年も言えんことばっかりですか!

団長:そういうわけで、私とH谷川君の出会いは以前紹介したので、これで我々3人の関係をご理解いただければと。

ごん・H谷:えー、皆さん、あまり真に受けないようにね(笑)。

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