麺通団のうどラヂテキスト版 編集 田尾 和俊

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団長:「釜玉の発祥」については、『うどラヂ』でも数回にわたって新情報が出てくるという紆余曲折があったわけですが。とりあえず第1弾の前回は、「『山越』より『吉本食品』の方が早いのではないか?」という話が出てきて、ちょっと騒然としました(笑)。

ごん:結局、どっちの話も「釜あげ麺」を使った「釜玉うどん」ではなくて「水締め麺」を温め直した「卵かけうどん」であったことがわかってホッとした…(笑)。

団長:…のも束の間、今回はまたまた「山越」以外の新情報の回です。 

「釜玉の発祥」PART II

団長:前回、私の知り合いの警察のSさんから愕然とする「釜玉の発祥」ではなく、正確には「卵かけうどんの発祥」の話が出たわけですが、そのSさんから、またメールが来ました。

昭和59年に高松南署に新米でいた私の同期生に、「向かいの松野製麺所で、客が少ない時は釜あげに卵かけてくれよったん忘れたんか」と言われました。

H谷:ほー。

団長:これは釜あげ麺に生卵を混ぜたうどんだから、まさに「釜玉うどん」!

ごん:それ、時系列はどうなんですか?

団長:前回の大内署の刑事さんが「吉本食品」で「卵かけうどん」を食べてたのが1982年だったから、昭和57年。ほんで綾上の派出所の竹田さんが「山越」で「卵かけうどん」を食べてたのがたぶん平成元年前後やから、この高松南署のおまわりさんが「松野製麺所」で食べてたという「釜玉うどん」は、本日の時点では「香川最古の釜玉」かもしれん。

ごん:ということは、「日本最古」で「世界最古」の釜玉うどんかもしれんわけですね!

団長:しかしまあこの時は、「釜玉」というネーミングでメニューとして出てなかったと思うから、依然として「釜玉」というメニューの発祥は「山越」であるという、ここは揺るがない。

H谷:そうですね。「釜玉の原型の発祥」は他にもいろいろ出てくると思いますけど、「釜玉」というメニューは、「山越」より古いのはまだ出てきませんからね。

団長:ちなみに、Sさん曰く、「その頃おしゃれな大学を出た私としては、ご飯に卵やいろんなのを載せるのは“ネコまんま”みたいで受け入れられなかったんで、あったとしても私は頼むことはなかった。だから記憶もないんだ」と言い張っております。

H谷:同期生の「忘れたんか」に対する言い訳ですね(笑)。

ごん:というか、警察の方は何かそういう、「卵をかけてうどんを食べる」という風習が組織の中で綿々と受け継がれているんですか? 伝統だとか(笑)。

団長:あ、Sさんの追伸に書いてるわ。「健康を気遣うおまわりさんとして昔から引き継がれていたのかもしれません」って。

ごん:健康に気遣うなら、もっと別の方向があるでしょ(笑)。

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