編集 田尾 和俊
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団長:1980年代、私が「タウン情報かがわ」の編集長をやっていた時代に、「笑いの文化人講座」という読者投稿の大ヒット企画をベースにイベントやラジオ番組や、たまにテレビや、まあいろんなところに出まくっていたわけですが。
ごん:出てましたねえ。
団長:その時に、たいていいつも私がお供に連れていたのが、キミと、天野JACK君。私がイベントで司会をする時にはアシスタントで、私がラジオ番組のメインパーソナリティーをやる時には相方で、ま、アシスタントも相方も同じようなもんやけど、だいたいこの3人でやってたわけです。
ごん:こう見えて団長、一人じゃ何もできませんからね。
団長:強く否定はできんけど(笑)、それがこの10年ぐらい、JACK君が仕事やら何やらで疎遠になってきてね。この『うどラヂ』なんか、本来は麺通団のオリジナルメンバーである「猿人J」ことJACK君が出るべきところやったんやけど、あいつの仕事が頻繁な収録に対応できんということで、不本意にも“麺通団入団拒否中”のキミと、若手うどん通のH谷川君の3人で『うどラヂ』を始めたわけや。
ごん:ちなみに、麺通団のオリジナルメンバーって誰がいたんですか?
団長:『恐るべきさぬきうどん』の第1巻に載っとるけど、再掲すると、
●顧問・H家氏……………広告代理店営業室長
●重鎮・S水氏……………デザイン事務所主宰
●知将・A藤………………広告代理店営業課長
●猿人・J…………………怪しい労働者
●宮武評論家・F家氏……カメラマン
●山越周辺評論家・Y内…カメラマン
●太っ腹・D々…………『タウン情報かがわ』営業
●あわて者・S原………『タウン情報かがわ』編集
●相談所所長・T内……『タウン情報かがわ』編集
ごん:ついにやりましたね。
団長:その「猿人J」君がゲストに出た回の放送です。
幻の麺通団員「猿人J」登場!
団長:今回は特別ゲストをお迎えしております。
ごん:昔からの僕らのラジオのリスナーの方は声を聞いただけで小躍りして喜ぶと思いますよ。
団長:麺通団の第1期オリジナルメンバーで、かつて我々が香川県内の若者文化をブイブイと言わせていた頃、「笑いの文化人講座」とか「そんなわけ、ねーだろ!」等の中でカリスマのようなパーソナリティーや投稿職人として有名だった、「天野JACK」こと、「イデザオ君」こと、「イデイモ君」こと、「猿人J」こと、
猿人:どこまで行くんや。
団長:「サルお方」が、
ごん:あっはっは!
団長:ついに先日、銚子渓で捕獲されました。
H谷:えーっ! あの「猿人J」さんですか!
団長:H谷川君は初めてかの。
H谷:初めてです。初めてお目に掛かります。いやもう昔から、憧れてはないですけど本の中では良く存じ上げてます。
猿人:ちょっと引っかかるところがあるな。
団長:好きなうどんは「サルうどん」やったっけ。
猿人:ざるうどんやがな。いやね、僕、以前は顔がサルっぽいとかゴリっぽいとか言われてたんですけど、あれから僕も進化しましてね、そしたら最近は会社の同僚に「ブラジル人」って言われよんですよ。
団長:ブラジル人?
H谷:ホイス・グレイシーそっくりですよ。格闘家の。
猿人:ほんでこないだもビヤガーデンで会社の同僚に「日本人10人とブラジル人1人」いうて予約されたんですよ。そしたらビヤガーデンの人も僕の顔を見て、グーとパーでポンと手を打って「ああなるほどな」って。
ごん:“ツクリ”ですからね皆さん。昔からJACKさんの話は基本“ツクリ”(笑)。
猿人:ほんまにね、田尾さんがこうやっていじってくれるのがうれしいうれしい。昔から田尾さんはこんな僕をいじってくれたり助けてくれたりしてくれてほんまに感謝してるんですけど、そんな中で、僕がこの人に一生付いて行こうと思った事件があるんですよ。
ごん:なになに?
猿人:昔、田尾さんがタウン情報全国ネットか何かの出張で東京に行った時に、ホテルでチェックインしようとしたらフロントで「あ、予約されてましたチャオ和俊様ですよね」って言われたらしいんですよ。普通、そんなゼンジー北京の弟子みたいな名前に間違えられたら怒りますよね。ところが、ほんまに田尾さんは小さなことにこだわらない心の大きい人で、「はいチャオです」言うて、フロントの間違いを正さなかったという。それを聞いて、僕は絶対この人に付いて行こうと思いました。
ごん:“ツクリ”ですよ皆さん(笑)。どう考えても「はいチャオです」で入るわけがないやん(笑)。団長からちゃんと事実を聞きましょうよ。
団長:しょうがないな。事実はこうや。俺がタウン情報全国ネットの会合で東京に行ったら、いつも全国ネットのスタッフがホテルの予約を取ってくれるわけや。全国から何十人か集まるから、全員の宿泊の予約をしてくれる。まあ大体いつも同じホテルで、安いけども、部屋は狭いんだ。
ごん:ホテルにムチャクチャ不満があるわけですね(笑)。
団長:けど、ベッドはちゃんと体が収まるぐらいの長さはあるんぞ。
ごん:当たり前です。
団長:ただし、足の方のちょっと上に、テレビの台が出てきとる。
ごん:え? どういうこと?
団長:ベッドの頭側と足側が即、壁になっとって、足側の壁にテレビの台がくっついてて、その台の下に足をはめ込むみたいになっとるから、寝たまま足を上に上げたらテレビの台に当たる。
ごん:めちゃめちゃ狭いじゃないですか!
団長:ま、それはええんやけど、いや、あんまりよくはないんやけど、それでな、会合が終わってみんなでホテルに行って順番にチェックインしよったわけよ。ほんで、他のタウン誌の編集長が「山下です」「住友です」「佐藤です」いうて次々に部屋の鍵をもろてエレベーターに乗って部屋に行って、次に俺の番になった。
ごん:何か来ますよ(笑)。
団長:ほんでフロントの兄ちゃんに「田尾です」言うたら、それまでスイスイとチェックインが進みよったのに、カウンターの中の兄ちゃんがパソコンみたいなのをカタカタやりながら、俺の時だけえらい時間がかかるんよ。ほんで、何かトラブルでもあったんかと思いよったら、フロントの兄ちゃんが俺の方を見て、「すみません、チャオ様ですよね」って。
ごん:あっはっは!
団長:「田尾」じゃ! 「た」か「T」で探せ! 「チ」や「C」で検索するから出て来んのじゃ! …という気持ちをグッとこらえて、「あ、田尾です」いうてやさしく訂正したという話や。
猿人:あれ? 「はいチャオです」言うたことになってますよ。
団長:誰がそんな話に作り込んだんや。
ごん:ま、僕らのエピソードは「おもしろい方が事実になる」というのがモットーですからね(笑)。
団長:そういうわけで、今週は天野JACK君ことイデザオ君ことイデイモ君こと猿人J君こと、サルお方をゲストにお迎えしてお送りしました。
H谷:というか、Jさんの話なのに団長のネタで終わってますやん!
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