編集 田尾 和俊
28
団長:前回の「讃岐うどんの形式美」の続きで、うどんの「盛り付け」の話も出てきました。
ごん:『うどラヂ』は多くの人にただのオバカトーク番組だと思われてますけど、結構讃岐うどん業界に新しい視点を提示してますよね。
団長:「ゲリラうどん通ごっこ」時代からの麺通団の一つのスタンスやからな。例えば、「一般店、大衆セルフ、製麺所型店」という分類名も我々が作ったし、「エッジの立った」という麺の表現も、「押し返してくるコシ、伸びるコシ、カタコシ、軟体ゴシ」とかいう麺の腰の表現も我々が開発した。
H谷:つけダシの「ノーザンダンサー系」とか、麺の表面を表す「アクリル系」とか「ヌルリーフ系」とかもありましたよね。
ごん:しかしこう見てくると、定着してないのがたくさんありますねえ(笑)。
団長:健全な世の中というものは、麺通団ごときの話にそうそう動いたりしない(笑)。というわけで、全く定着してないけどちょっとお気に入りの「命名もの」を一つ。
讃岐盛り
ごん:讃岐うどんの「所作」といえば、僕、「ざる」とかの盛り付けもちょっとね、おいしそうに入れてくれるとうれしいなあという。
団長:ありますあります! 「ざるうどん」で、こう、麺をシュッと畳んでスッと手を抜いてざるに盛ってくるやつ、あれは見た目だけでうまそうというか、とにかく姿が美しいね。
ごん:かつての「かな泉」のテレビCMでやってたやつね。
団長:そうそう、あれが「ざるうどん」の一番うまそうな盛り方やねと思うね。
ごん:ただね、惜しむらくは、あのCMの指がちょっとむっちりしてる感じがね(笑)。「もうちょっとシュッとしてくれるとなー」みたいなのをいつも思ってたんですけど(笑)。
H谷:それはいいじゃないですか(笑)。
団長:あそこに“手タレ”の細い美しい手が出てきたら、「稲庭うどん」ならそういう上品なイメージかもしれんけど、「讃岐うどん」はおっちゃんの大将が作る素朴なイメージがあるから、まあええとしようや。
ガモ:でも、関東のうどんはあんな盛り方はあんまりしないみたいですね。
ごん:ネットでいろいろ画像検索したら、確かに関東というか、香川以外の「ざるうどん」は麺をバサッと盛ってあるのが多いですね。
団長:何やろ。「ざるそば」が麺をバサッと盛り上げてあるから、そば文化の強い関東は「ざるうどん」も「ざるそば」と同じように麺を盛るんかのー。
H谷:ということは、あの麺を畳んで盛るのは香川特有の盛り方ということですか。
団長:わかった、これからざるうどんのあの盛り方を「讃岐盛り」と名付けよう。
H谷:いいですねー。
団長:で、「讃岐盛り」の呼び方が定着したら、「命名は麺通団やぞ」って(笑)。
ごん:商標登録しときますか。
団長:登録料だけかかってリターンがゼロや(笑)。
バックナンバー
-
#169 「「『GajA』うどんツアーレポート」第1弾」 (2025.03.25更新) -
#168 「イナリの天ぷら」 (2025.03.18更新) -
#167 「アメリカの50州」 (2025.03.11更新) -
#166 「モロコの奇跡」 (2025.03.04更新) -
#165 「橙家、最後の日」 (2025.02.25更新) -
#164 「ごんは撃たれて当然」 (2025.02.18更新) -
#163 「創作うどんコンテスト(その2)」 (2025.02.11更新) -
#162 「創作うどんコンテスト(その1)」 (2025.02.04更新) -
#161 「県外客の失敗談(小ネタ)」 (2025.01.28更新) -
#160 「「釜あげうどん」は謎のメニュー?!」 (2025.01.21更新) -
#159 「男麺と女麺」 (2025.01.14更新) -
#158 「ネギに愛を」 (2025.01.07更新) -
#157 「カッシーとハトちゃん」 (2024.12.31更新) -
#156 「カッシー登場!」 (2024.12.24更新) -
#155 「お子様連れのうどん屋巡りは…」 (2024.12.17更新) -
#154 「「渡辺ファミリー」大集結」 (2024.12.10更新) -
#153 「テレビの情報は信用ならん(笑)」 (2024.12.03更新) -
#152 「『うどラヂ』のエンディングを歌ってるのは「Z3」。」 (2024.11.26更新) -
#151 「うどんで人生を踏み外す」 (2024.11.19更新) -
#150 「本広監督からお祝いメッセージ」 (2024.11.12更新)




















